記事の要点
・2021年2月1日、音楽プロダクション「United Code Limited」より、新たなる女性アーティストユニット「mushream(マシュリーム)」が誕生。
・コンセプトは「多様性」。mushreamは、たくさんの固定概念や情報 (ream) をぐちゃぐちゃに潰して(mush)再構築し、新しい価値観や共感覚を作ろうという意味。
・デビュー曲のリリースは「2021年3月24日」を予定。
LoveTechポイント
アーティスト主体のカルチャーを生み出す音楽ビジネスのあり方を推進する。それがmushreamのもう一つのテーマだと言います。
多様性ある社会のあり方を、音楽という切り口のもとアーティスト主体でポップに表現していくというアプローチが、なんとも言えずLoveTechだと感じます。
編集部コメント
2021年2月1日、音楽プロダクション「United Code Limited」より、新たなる女性アーティストユニット「mushream(マシュリーム)」が誕生した。
コンセプトは「多様性」。
これには、雑誌からSNS、文字から動画までといった様々な媒体・コンテンツを横断した「発信の多様性」を示しているほか、よりリアルな女性像を表現することで多様な個性を認められる「価値観」を伝えるという軸も設定されている。
ユニット名であるmushreamは、たくさんの固定概念や情報 (ream) をぐちゃぐちゃに潰して(mush)再構築し、新しい価値観や共感覚を作ろうという意味だという。
メンバーは、左からSAO、TINA、MARYの3名。
SAOは声優、舞台女優からアイドル活動まで様々な表現活動を行っており、TINAは、筋肉美を競う大会サマースマイルアワードにて準優勝(背中部門では優勝)した者として、女性のための美意識向上の啓発といった意識の高い表現者としての活動に取り組んでいる。
また、MARYは日本人とパキスタン人とのハーフであり、日本人離れしたスタイルとエキゾチックな顔立ち、長い手足を武器に、これまでレースクイーンやモデル、ラウンドガール、雑誌、テレビなど、幅広く活動してきた。
以上のような、多様なバックグラウンドを持つ3名がそれぞれのリアルな姿を表現することによって、海外ポップ・ミュージックシーンに引けを取らない音楽を主軸にしつつ、ファッションやジェンダー、カルチャー、マインドといった様々な側面へのメッセージや問題定義なども表現・発信していくという。
日本と比較すると、欧米の音楽シーンではアーティストの育成から発信まで、民間企業の他に国レベルのバックアップも充実している。たとえば2019年11月に開催された音楽業界イベント「NSOM_HR」においても、ロンドンの音楽シーンエコシステムについてのセッションが組まれていた。
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上記ゆえに、ロンドンのアーティストであっても、日本などの非英語圏の国に一定のマーケットを有しており、一つの作品をリリースしたときに回収できる売上の見通しが、日本のアーティストに比べて圧倒的に立ちやすい状況となっている。
逆に考えると、日本の場合はディストリビューションの拡張性がないので、作品販売のリスクが制作会社に大きくのしかかり、結果として「売れ筋の模倣」や「タレント人気への依存」といった力学が働くこととなる。
mushreamは、そんな日本の音楽市場に対するアンチテーゼとも言えるだろう。
サウンドプロデューサーには、United Code Limitedの創設者であり、映画『真田十勇士』、総合格闘技『RIZIN』、松本人志『ドキュメンタル』、アジア最大のファッションショー『Tmall Collection』など数々の音楽を担当したトラックメイカー・佐伯栄一氏を起用。制作ではUnited Code Limitedが参入するという座組みだ。
デビュー曲のリリースは「2021年3月24日」を予定している。
公式ホームページや各種SNSが始動しているので、まずはチェックしてみてはいかがでしょう。
公式HP:https://mushream.com
Twitter:https://twitter.com/mushream
Instagram:https://www.instagram.com/mushream_official