クラファンサイト「GoodMorning」、社会問題を学び解決へのヒントを与えるコンテンツ配信開始

金融/規制

記事の要点

・クラウドファンディングサイト「GoodMorning」が、社会問題の背景にある構造や歴史、解決事例などを紹介する社会問題解決のヒント集『GoodMorning ISSUES』を配信開始。

 

・社会問題解決のヒントとなるコンテンツを発信し、多様な「社会問題との向き合い方」を提示することで、その領域における変革の担い手を増やすことを目指す。

 

・第一弾コンテンツは、「男性の育児休暇」と「更生保護」。それぞれの課題について、データを用いて説明すると共に、関連するプロジェクトも紹介。即座にアクションが取れるように設計してある。

LoveTechポイント

社会課題解決を目指す人の集まるプラットフォームとして、各プロジェクトで発信が及んでいないような、横断的な視点での課題現状や背景原因などをまとめ、より深い理解とともに賛同者を増やそうとしている点が、LoveTechだと感じます。

より一層のコンテンツ充実を期待します。

編集部コメント

社会問題と向き合うクラウドファンディングサイト「GoodMorning」が、11月21日より、社会問題の背景にある構造や歴史、解決事例などを紹介する社会問題解決ヒント集『GoodMorning ISSUES』を配信開始した。

 

GoodMorningといえば、ソーシャルグッドに特化したクラウドファンディングサービス。

 

同じく日本最大級クラウドファンディングサイトである「CAMPFIRE」内で2016年10月にサービス開始し、今年4月に株式会社CAMPFIREより分社化している。

 

「誰もが社会変革の担い手になれる舞台をつくる」をミッションに掲げ、これまで約1,700件のプロジェクトが実行、累計支援額は約10億円、実に97,000人以上の人が、GoodMorningを通じて、社会課題の解決に参加している(2019年10月末時点)。

 

今回配信がスタートした『GoodMorning ISSUES』では、社会問題解決のヒントとなるコンテンツを発信しており、多様な「社会問題との向き合い方」を提示することで、その領域における変革の担い手を増やすことを目指しているという。

 

第一弾コンテンツは、「男性の育児休暇」と「更生保護」。

 

前者については、育児休業制度の取得率だけでは見えてこない課題の背景についてデータ等を用いて紹介しており、「男女の隔たりなく、当たり前に育児をできる社会」のつくり方を考えるコンテンツとなっている。読んでおしまいではなく、アクションとして「パパの育休の過ごし方を考える冊子」配布を目指すクラウドファンディングへの導線も付されている。

https://camp-fire.jp/goodmorning/issues/paternity_leave

 

また後者については、出所者を社会で支える更生保護の仕組みを取り上げており、出所者をとりまく社会的背景をデータから紐解き、負の連鎖を断ち切るために必要な社会や地域の仕組みについて、紹介するコンテンツとなっている。こちらもアクションとして、全国の更生保護施設や更生保護女性会、民間ボランティア団体など、様々な主体によるクラウドファンディングへの導線が付されている。

https://camp-fire.jp/goodmorning/issues/offender_rehabilitation

 

社会課題解決にも大きく貢献できるプラットフォームとして注目されるクラウドファンディング。

 

せっかく熱い想いを持ってプロジェクトオーナーとして活動しても、その課題の背景や根本的な課題など、なかなか正確に発信できていないケースもあるだろう。

 

今回の『GoodMorning ISSUES』による「学びコンテンツ」が、多くの方の「理解とアクション」の足がかりになることを期待する。

 

以下、リリース内容となります。

LoveTechMedia編集部

「”愛”に寄りテクノロジー」という切り口で、社会課題を中心に、人々をエンパワメントするようなサービスやプロダクトを発信しています。

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