記事の要点
・ミレニアル世代のシンクタンク・一般社団法人PublicMeetsInnovation(以下、PMI)が、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う危機を“アップデート機会”に変えるアイデア・提言を募集し、行政や関連機関に届けるプロジェクト「#コロナを危機で終わらせない」の開始を発表。
・集まったアイデアは公開スプレッドシートで順次公開されていき、またPMI公式noteの記事等で都度取り上げ、特に良いアイデアについては、自治体などの行政機関やメディア、本プロジェクトのパートナー団体へと提供され社会実装に向けた取り組みへと昇華されていく。
・どのレイヤー(要素)のどの時間軸についてのアイデアなのかを、わかりやすく思考を整理しながらまとめることができるよう、専用フレームワークも用意。
LoveTechポイント
アラン・ケイ氏の言葉“The best way to predict the future is to invent it.”(未来を予測する最善の方法は、それを発明することにある。)にもある通り、不確定な時代を切り開いていくのは、ポジティブなココロと、そこから湧き出るプラスへのアイデアです。
“陽のエネルギー”からくるアイデアを集約し、行政や関係機関などにつなげることで社会実装を加速させようとしている点が、なんともLoveTechだと感じます。
編集部コメント
ミレニアル世代のシンクタンク・一般社団法人PublicMeetsInnovation(以下、PMI)が、新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)拡大に伴う危機を“アップデート機会”に変えるアイデア・提言を募集し、行政や関連機関に届けるプロジェクト「#コロナを危機で終わらせない」の開始を発表した。
PMIといえば、ミレニアル世代を中心とした官僚、弁護士、政策関係者などのパブリックセクターの人材と、スタートアップやベンチャーのイノベーターがフラットな場で、次の50年を生きる当事者として未来の「当たり前」を定義し、イノベーションに特化した国づくりや政策、そこに必要になるルールや制度のあり方を一緒に考えていくコミュニティ。
今回発表された「#コロナを危機で終わらせない」では、COVID-19感染拡大に伴う外出自粛要請など、これまでにない生活様式の変化が進む中で、いまこの瞬間の個々の暮らしを助ける具体的なサービスや支援策、これからの暮らしそのものをアップデートする制度やアイデアの投稿を広く募集し、情報共有サイトとして参加者と共創していくという。
集まったアイデアは公開スプレッドシートで順次公開されていき、またPMI公式noteの記事等で都度取り上げ、特に良いアイデアについては、自治体などの行政機関やメディア、本プロジェクトのパートナー団体へと提供され社会実装に向けた取り組みへと昇華されていく。
ただアイデアを投稿しろ、と言われてもなかなか難しいものがある中で、アイデア投稿フォームの下には、考えを深化させるためのフレームワーク例が列挙されている。
例えばPMIでは、個人の暮らしを構成する要素を、仕事・生活・医療・教育・娯楽の5つに分けてとらえており、各要素のアップデート策について、TECH(イノベーション)、POLICY(制度・ルール)、CULTURE(規範・文化)の3つの視点から考えている。
ここに、今回のCOVID-19についての時間軸(AGAINSTコロナ・WITHコロナ・AFTERコロナ)を加えることで、どのレイヤー(要素)のどの時間軸についてのアイデアなのかを、わかりやすく整理しながらまとめることができるようになっている。
例えば「仕事」については、以下のような容量だ。
日常生活に著しく制限がかかり、精神的・肉体的、そして経済的に苦しい状況が続いているからこそ、ネガティブな思想循環に陥ってしまうと、どんどんと悪い方向へと頭が働いてしまうもの。
だからこそ、与えられた環境を「所与の条件」と捉え、現在の状況を「これまでの常識を打ち破る絶好の機会」と捉えることができたならば、途端に世界は明るく見えてくることだろう。
発表された当日にも関わらず、アイデアの集約スプレッドシートには、素晴らしい意見がたくさん寄せられている。
まずは提供されたフレームワークで思考実験を進めてみて、その上で気が進むようであれば、匿名でも結構なので以下の投稿フォームからアイデアを寄せてみてはいかがでしょう。
誰かにとっての思わぬ課題解決策につながるかもしれない。
<アイデア投稿先>
以下、告知内容が記されたnote記事となります。
※本記事の使用画像は、全て上リンク先のnote記事より引用しました