遺骨埋葬ではなく、瞳由来のアート作品を仮想空間に展示。終活 × 芸術の新感覚サービスが誕生

文化/芸術/心

記事の要点

・東京藝術大学DOORプロジェクトの修了生で立ち上げた藝術ベンチャー・each tone合同会社が、虹彩データを用いた会員制バーチャル墓地サービス「víz PRiZMA(ヴィーズ プリズマ)」を開始

 

・登録者は生前に、ワークショップで虹彩由来のアートを作成。他界後にバーチャル空間に展示することで、家族や後の子孫まで、生きた証として触れることができる。

 

・具体的には、「虹彩」のデジタルデータをアルゴリズムによって解析・加工し、また声や動き、作品の色合いや描いた線の特徴なども収集して、バーチャル墓地の創造に活用していく。

LoveTechポイント

デジタル技術の発達によって様々な終活サービスが誕生していますが、今回の「víz PRiZMA」はその中でも非常にユニークなアプローチのものだと感じます。

終活領域にアート要素を加え、世代を超えた文化の提案をしている点が、LoveTechだと感じます。

編集部コメント

東京藝術大学DOORプロジェクトの修了生で立ち上げた藝術ベンチャー・each toneが、虹彩データを用いた会員制バーチャル墓地サービス「víz PRiZMA(ヴィーズ プリズマ)」を開始した。

 

 

DOORプロジェクトとは、「アート × 福祉」をテーマに、「多様な人々が共生できる社会」を支える人材を育成するプロジェクトである。

 

昨今のコロナ禍で、故人への弔い方法は、お墓参りのように足を運ぶというという方法から変化しつつあり、バーチャルでお墓参りができるサービスも出てきている。

 

今回リリースされた「víz PRiZMA」は、そんなバーチャル墓参りサービスの一種なのだが、一風変わっているのが「遺し方」である。

 

遺骨の埋葬に代わって、「瞳(虹彩データ)」由来のアート作品をバーチャル空間に納め、後世へつなぐという世界観のサービスとなっているのだ。

 

具体的には、「虹彩」のデジタルデータをアルゴリズムによって解析・加工し、また声や動き、作品の色合いや描いた線の特徴なども収集して、バーチャル墓地の創造に活用していく。

 

利用者はワークショップに参加し、アーティストと共に身体全体を使って、自身の独自性・唯一性を象徴する藝術作品を創っていくというわけだ。

 

その上で、他界後はバーチャル空間へと創った作品が展示され、家族などがパソコンやスマートフォンでそれを見ることができる。

 

伝統的なお墓や弔いの概念を継承しながらも、芸術性を前面に出した偲びの方法を打ち出すサービスだと言えるだろう。

 

該当作品はブロックチェーン上に刻まれることになるので、未来の子孫らが作品に触れることで、自らに流れ込む生命のルーツと、そこに込められた想いを知ることができるというコンセプトも含まれているとのこと。

 

 

自身の終活アプローチとしては、非常にユニークなサービスである。

 

故人が見ている景色を、時空を超えて体験し、想いを馳せる。そんな新しい偲びの文化を提案する本サービスに興味を持った人は、まずは説明会が開催されているようなので、試しに参加してみてはいかがだろうか。

 

LoveTechMedia編集部

「”愛”に寄りテクノロジー」という切り口で、社会課題を中心に、人々をエンパワメントするようなサービスやプロダクトを発信しています。

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