ロート製薬が『READYFOR SDGs』に参画、「ヘルスケア領域における新しい挑戦」を募集開始

金融/規制

記事の要点

・SDGs達成に向けて取り組む企業と志ある団体・活動とをマッチングする『READYFOR SDGs』

 

・ロート製薬が参画し、「ヘルスケア領域における新しい挑戦」をテーマに、健康に関わる様々な課題の解決に挑戦するプロジェクトを募集

 

・募集は2019年11月1日まで

LoveTechポイント

クラウドファンディングのスキームを活用して、大企業とスタートアップ等企業や団体とのオープンイノベーションを推進する点がLoveTechだと感じます。

今回は「ヘルスケア領域における新しい挑戦」ということで、HealthTech関連の取り組みの応募が期待されます。

編集部コメント

2011年から「誰もがやりたいことを実現できる世の中をつくる」をビジョンに、日本初・国内最大級のクラウドファンディングサービス『Readyfor』を運営するREADYFOR株式会社。

 

2011年3月のサービス開始から10,800件以上のプロジェクトを掲載し、58万人から93億円以上の資金を集め(いずれも2019年8月時点)、中学生から80代の方まで幅広い人々の夢への一歩をサポートしているLoveTechなクラウドファンディング老舗である。

 

当メディアでも、日経新聞社&金融庁共催のFinTech&RegTechイベント「FIN/SUM 2019」にて、LoveTechなセッションを通じて同社のビジョン等を取材している。

 

同社では個人向けのクラウドファンディングサービス以外に、SDGs達成に向けて取り組む企業と志ある団体・活動とをマッチングする『READYFOR SDGs』も展開している。

 

企業の目標とするSDGsゴールやターゲットに合わせて、READYFORが10,000件以上のクラウドファンディング実行・サポート実績を元に最適な支援先を案内。コンプライアンスやクラウドファンディング実行力などの団体審査、クラウドファンディング前後における資金使途のモニタリング、企業への報告まで、プロジェクト進行を管理・サポートするという支援内容のものである。

 

このREADYFOR SDGsに対し、この度、製薬会社であるロート製薬が参画した。

 

対象とするSDGs目標は 「3.すべての人に健康と福祉を」で、テーマを「健康なカラダづくりを通じて、人々がイキイキと輝く社会を実現するための、ヘルスケア領域における新しい挑戦」を応援することに据えている。

 

同社はこれまでも様々な社会的事業や活動に取り組んできており、一例として東日本大震災後の復興支援などの活動を通じて、社会課題を解決するためには、一社だけでなく、企業・団体・個人の垣根を越えた取り組みがもたらす可能性を感じてきたという。

 

今回の取り組みでは、「ヘルスケア領域における新しい挑戦」をテーマに、健康に関わる様々な課題の解決に挑戦する団体・個人を募集し、人々がイキイキと輝く社会を実現するためのサポートを実施していくとのこと。

 

対象プロジェクトと応募資格は以下の通り。募集期間は本日から2019年11月1日までである。

<対象プロジェクト>

■ 「ヘルスケア領域における新しい挑戦」をテーマに、健康に関わる様々な課題の解決に挑戦するプロジェクトであること
(プロジェクト具体例:子供を産み育てる女性の身体の健康、食を通じた健康なカラダづくり、テクノロジーを活用した食・農、健やかな身体を保つための運動、若き情熱家たちによる人生100年時代をイキイキと過ごす研究等)

■ プロジェクトの実現可能性が具体的に存在すること

■ 以下に該当しないこと
・政治的・宗教的な活動
・申請団体と実施主体が一致しない活動
・他の団体・個人への助成を行う活動

<応募資格>

■​ ヘルスケア領域の課題解決に挑戦し、持続的な活動を行っている団体または個人(会社、特定非営利活動法人、公益法人、学校 等)

■​ 日本国内に拠点があること

■​ 反社会的勢力(暴力団、暴力団員、暴力団員でなくなった時から5年を経過しない者、暴力団準構成員、暴力団関係企業、総会屋等、社会運動等標ぼうゴロ、特殊知能暴力集団、その他これらに準ずる者をいう。)に該当しないこと

 

上記以外の詳細については以下の応募ページに記載されている。

https://sdgs.readyfor.jp/companies/rohto

 

応募されたプロジェクトの中から、2019年12月を目途に4件程度のプロジェクトを採択し、クラウドファンディングを活用した資金調達をサポート。採択されたプロジェクトに対しては、クラウドファンディングの目標金額の50%、総額1,000万円を上限に資金をマッチングする予定だという。

 

大きな社会課題の解決には、相応の資金やネットワーク等のリソースを有する大企業とのオープンイノベーションが必要不可欠。

 

今回のロート製薬とのREADYFOR SDGsを活かさない手はないだろう。

 

以下、リリース内容となります。

LoveTechMedia編集部

「”愛”に寄りテクノロジー」という切り口で、社会課題を中心に、人々をエンパワメントするようなサービスやプロダクトを発信しています。

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