地域課題解決のための良質な官民連携戦略を議論、Government Relationsの祭典が9/23に開催(イベントは終了しました)

立法/司法/行政

LoveTech Media編集部コメント

令和元年9月23日(月)、秋分の日に、地方創生・地域課題解決・自治体デジタライゼーション・関係人口創出・官民連携・スーパー公務員といったキーワードに関心のある方にとって、見逃せないイベントが開催される。

 

その名も「第1回日本GRサミット」。

 

テーマに据えられている“GR”とは、“Government Relations:ガバメント・リレーションズ”の略語だという。

聞き慣れない単語だ。

 

似たような言葉にPR(Public Relaitons)と言う、「世間との関係」全般を意味した単語があり、こちらは昨今の企業活動において重要であるとの認知が広がっている。

 

イベントを企画したのは、吉田雄人(よしだ ゆうと)氏。

 

現在、Glocal Government Relationz株式会社の代表取締役であるが、前横須賀市長としての吉田氏をご存知の方も多いのではないだろうか。

Glocal Government Relationzホームページトップ

 

同氏は横須賀市議会議員を 6年、同市長を 8年経験する中で、政治と行政の可能性と限界を同時に痛感。

 

特に「構造的な課題」、時代背景によって作られてきた課題に関しては、行政の力だけでは解決できないものが多くあることを実感したと言う。

 

同氏の発信するnoteの、昨年の記事には以下のように記載がある。

例えば保育園の待機児童や介護の施設・人手不足などは、戦後間も無くは聞くことすらなかった問題です。けれども、行政にばかりその解決を押し付けることもできない時代になりました。

 

一方、民間にはそうした地域課題を解決できるノウハウや事業として取り組むリソースがあります。

 

この両者が連携することによって、実は多くの地域課題解決が前に進むのではないかと考えました。

 

今、官民を隔てる不要な垣根を壊す取り組みこそが重要であるとの考えのもと、地域の課題解決にフォーカスした戦略的で良質な官民連携のあり方として、政府との関係(≒ロビイング)構築手段である「日本版 Government Relations」を提唱されている。

 

確かに、技術の目まぐるしい発達に伴う新サービスやソリューションが、地域課題解決の糸口になり、またその活動が民間企業におけるビジネスシーズやニーズに育つ兆しも見え始めている。

 

「そのためには、地域課題にフォーカスした官民連携の必要性の意識を『広げ』、成功事例や失敗事例から『学び』、多くの良識あるプレーヤー同士が互いに『つながれる』場づくりが重要であると考え、今回のサミットを企画しました。

 

この取り組みが、“課題先進国”から“課題解決先進国”へと脱皮する一助になれば幸いです。

 

タイムラインとセッション内容は以下の通り。

 

ダイバーシティーに富んだ様々な“GRエバンジェリスト”達が登壇されることがお分かりいただけるだろう。

 

■タイムライン
13:00 開始~
13:00~13:10  主催者あいさつ
13:10~13:20  基本レクチャー
13:20~14:20  セッション1:地方創生とGR(仮)
14:25~14:35  基本レクチャー
14:35~15:35  セッション2:行政からみたGR(仮)
   休 憩
16:00~16:10  基本レクチャー
16:10~17:10  セッション3:民間からみたGR(仮)
17:10~17:30  クロージング ※オンライ配信終了
18:00~19:30  懇親会
※一部変更になる可能性があります

 

■各セッションの内容・登壇者(敬称略)

セッション1
《基本レクチャー》
『GRの発展の経緯と現代的意義』 藤井 宏一郎(マカイラ株式会社 代表取締役)

《パネルディスカッション》
『地方創生とGR 〜地方創生から5年。見えてきた限界と可能性〜』
■モデレーター: 堀 潤(NPO法人8bitNews代表理事、株式会社GARDEN代表)
■登壇者: 山野 智久((一社)熱意ある地方創生ベンチャー連合代表理事、アソビュー株式会社代表取締役)
関 治之((一社)コード・フォー・ジャパン 代表理事、(同)Georepublic Japan CEO)
佐別当 隆志((一社)シェアリングエコノミー協会 理事、株式会社アドレス 代表取締役)

 

セッション2
《基本レクチャー》
『官民連携を進める、すごい公務員たち』 加藤 年紀(株式会社ホルグ 代表取締役)

《パネルディスカッション》
『行政からみたGR 〜行政だけで解決できない課題にどう向き合うか〜』
■モデレーター:朝比奈 一郎(青山社中株式会社 代表取締役、総務省地域力創造アドバイザー)
■登壇者: 菅原 直敏((一社)Publitech 代表理事、神奈川県議会議員)
熊谷 俊人(千葉市長)
村上敬亮 (内閣府 地方創生推進事務局 審議官)

 

セッション3
《基本レクチャー》
『地域助成金の課題とGRへの活用方法』 池嶋 徳佳(株式会社いけじま企画 代表取締役)

《パネルディスカッション》
『民間からみたGR 〜民間のイノベーションを課題解決に結びつけるには〜』
■モデレーター: 安部 敏樹((一社)リディラバ代表理事、株式会社Ridilover代表取締役)
■登壇者: 太田 直樹(株式会社New Stories 代表、元総務大臣補佐官)
樋渡 啓祐((一社)全国空き家バンク推進機構 理事長、元武雄市長)
藤沢 烈((一社) RCF 代表理事、NPO法人 新公益連盟 理事・事務局長)

 

本日までで既に120名以上の参加者が申込みをしており、増席が決定されたところである。

 

地域社会の未来を真剣に考える良質な集いであることから、LoveTech Mediaもメディア・パートナーとして携わらせていただくこととなった。

 

行政の現場を理解し、民間のビジネス環境を把握しながら課題解決にあたるプレーヤーの具体的なメソッドを学び、参加者の方々が多くのステークホルダーとのネットワーキングを積極的に構築できる機会として、アンテナに反応した方はぜひ参加されてみてはいかがでしょう。

 

■日 時:2019年9月23日(月・祝)13:00〜17:30(終了後、懇親会あり)
■場 所:東京ミッドタウン日比谷 6F BASE Q HALL1
■参加チケット
・チケット:3,000円(懇親会費含む)
・オンライン中継参加券(セッションのみ):前売1000円
・オンライン中継参加券(セッションのみ):当日1500円 ※9月23日12:00時〆切

 

地理的に離れた場所に居住の方は、オンライン中継参加チケットもあるので、併せてご確認いただきたい。

 

以下、イベント詳細ページとなります。

LoveTechMedia編集部

「”愛”に寄りテクノロジー」という切り口で、社会課題を中心に、人々をエンパワメントするようなサービスやプロダクトを発信しています。

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