LoveTech Media編集部コメント
「関わる全ての人のポテンシャルを最大化する」ことをビジョンに、コミュニケーションロボットを活用した教育事業等を展開するLiveYourDreams株式会社(以下、LYD)が、IT先進国として注目されるエストニアでの活動を開始したと発表した。
エストニアといえば、その人口こそ約130万人と小規模だが、ネットサービスをはじめとするITソリューションが国民視点で設計されており、住民サービスの99%がネット上で処理されている電子国家である。
電子政府基盤・X-Roadプラットフォームを中心に様々な行政手続きが電子化されており、それにより情報投資効率が高まり、国民の時間を節約し、生産性を高めていると言える。
このような社会インフラの整備と活用には、国民のITリテラシーが伴う必要があり、それゆえにIT教育も積極的に力を入れている。
例えば同国では、1991年の独立回復後に大胆な教育改革を断行しており、世界に先駆けてインターネット環境を全学校に整備し、プログラミング教育を始めている。
今から30年近く前にである。
LYDはその中でも特に「STREAM教育(※)」に注目しており、子どもたちのポテンシャルを最大化し、機会創出を作る国全体の教育方針が、同社の掲げる冒頭のビジョンが合致していることから、今回の事業進出の決定打になったという。
※STREAM教育:科学、テクノロジー、ロボット、エンジニアリング、アート、数学(Science, Technology, Robotics, Engineering, Arts and Math)を意識した教育
まずはエストニアの教育関係者や若者と共にチームをつくり、エストニア発のSTREAM教育の文化、モデルを学んでいるフェーズだという。
STEM教育やSTEAM教育は耳にしたことがあるが、そこにRoboticsが加えられたSTREAM教育という単語は、まだ一般的に我が国では認知されていないだろう。
同社が現在インプットしているエストニア共和国の教育ノウハウが、どのような形で日本に持ち帰り展開されるのか、今から楽しみである。
以下、リリース内容となります。