記事の要点
・株式会社ジョコネが、産前産後のママのために、産後の体の変化やケアに関する情報をオンライン形式で提供する会員サービス「ジョコネ。クラブ」を9月1日より開始予定。
・妊娠・出産で起きた身体の変化やダメージを解消し、回復をサポートするために、助産師、管理栄養士、理学療法士、骨盤底筋トレーナーなどの専門家が、動画やセミナーを通してサポートする。
・プログラムの特色である「骨盤底筋トレーニング」で、出産などが原因で緩んだ骨盤底筋を鍛え直し、尿漏れなどの健康トラブル解消を目指す。
LoveTechポイント
死亡率を加味すると日本の人口を維持するには出生率2.07が必要とされるなか、2019年の出生率は1.36、12年振りの低水準となり、少子化は加速しています。
妊娠や出産、子育ての支援策拡大が期待されるなか、産後ケアの一環としての「骨盤底筋トレーニング」という国内ではまだ認知や取り組みが少ない分野でのオンラインサービスということでその着眼点がLoveTechだと感じます。
編集部コメント
「骨盤底筋」を独自のノウハウでトレーニングする「底トレ™」を提供する株式会社ジョコネ。が、産前産後ママのために、産後の身体の変化やケアに関する情報をオンライン形式で提供する会員サービス「ジョコネ。クラブ」を9月1日より開始する。
対象は、妊娠中~産後1年以内のママ。妊娠・出産で起きた身体の変化やダメージを解消し、回復をサポートするべく、助産師や管理栄養士、理学療法士、骨盤底筋トレーナーなどの専門家が、動画やセミナーを通してサポートしてくれるという内容だ。
具体的な提供サービスは以下の通り。
〇レクチャー動画の配信
「産後の身体の変化」「女性ホルモンとは」「妊娠~産後に必要な栄養」「産後のヘアケア」などのテーマで動画を配信
〇Zoomを使用したオンラインセミナーの開催(月2回程度)
助産師、管理栄養士、理学療法士らが講師となり、オンラインセミナーを開催。レクチャー動画で紹介した内容をさらに詳しく説明し、参加者の質問に答える。
〇「骨盤底筋トレーニング」のグループレッスン実施(月1回程度)
〇サンプルボックスのプレゼント(出産前に登録した方限定)
デリケートゾーンケア用品、産後に必要な栄養のサプリメント、スキンケア・ヘアケア用品などの無料プレゼント
初期費用9,800円(税別)で会員登録をすることで、上記全てを無料で受講することができる。また他にも、助産師、管理栄養士、理学療法士、毛髪診断士等による各種カウンセリングや、骨盤底筋トレーニング「底トレ®」の実施といった有料メニューも揃えてある。
ちなみに、リリースキャンペーン期間中(2020年9月1日~10月31日)に入会をすれば、通常9,800円(税別)の入会金も無料になる。
ところで、「ジョコネ。クラブ」のトレーニングで重視されている「骨盤底筋」。これが身体のどこの部分を指すか、答えることはできるだろうか?
ヨガの経験がある人は、「骨盤底筋に力をいれて」という先生の指示をなんとなく覚えているかもしれないが、自信を持って答えられる人は少ないのではないかと思う。
「骨盤底筋」は、その名のとおり骨盤の底にある筋肉の総称。膀胱や直腸などを支えており、尿道や肛門などを締める役割も果たしていることから、筋力が低下すると尿漏れや便漏れが起こりやすくなることで知られている。
加齢に加えて出産や肥満などが原因となって骨盤底筋が衰えて緩んでしまうこともあり、中年以降の女性からは「尿漏れ」の訴えが特に多く、腰痛や生理痛を伴うこともあるようだ。
これに対して国レベルで取り組んでいる地域もある。例えばフランスでは、産後に国民健康保険の対象として、骨盤底筋のトレーニングを受けることが一般的になっている。そういう意味では、日本はまだまだ未開の分野だと言えよう。
株式会社ジョコネ。を立ち上げた北奈央子氏は、30代半ばに子宮内膜症を患ったことをきっかけに、女性が抱える健康問題の解決やヘルスリテラシーの向上に取り組み始めた人物。女性の社会進出が目覚ましい時代だからこそ、心身の負荷が高まる女性の健康を支えたいと願い、同団体の他にもNPO法人女性医療ネットワークの理事も務めるなどして、その活躍の場を広げている。
北氏は「ジョコネ。クラブ」のクラウドファンディングを実施した際に、「骨盤底筋の強化は女性のウェルビーイングに不可欠」と、特に思い入れが強い様子をREADYFORプロジェクトページに綴っている。その上で同氏は、「(骨盤底筋トレーニングは)産後、更年期での体型の変化、身体の衰え、尿漏れなどの不調を感じる方に有効」だとも訴える。
身体の不調が見つかりやすい産前産後の時期、「ジョコネ。クラブ」のようなサービスを活用することによって、その後の長い人生のウェルビーイングを真剣に取り組む女性が増えることを、自戒の念も込めて期待したい。
以下、リリース内容となります。