記事の要点
・映画・映像ソフトの企画・製作・配給、映画館・ギャラリー・飲食店の運営等を手がける有限会社アップリンクが、開業準備を進める京都市の映画館「アップリンク京都」のオープン日を、2020年4月16日(木)と発表。
・同日グランドオープンとなる複合施設「新風館」の地下1階に開業予定。
・劇場は73席、60席、44席、38席のコンパクトな4スクリーンで構成され、それぞれ「レッド」「レインボー」「抹茶」「ストライプ」という異なるデザインコンセプトで設計。また、国内屈指の音響メーカー・田口音響研究所が「アップリンク吉祥寺」のために開発した究極の平面スピーカーを、「アップリンク京都」でも全4スクリーンに導入。
LoveTechポイント
アートハウス・ミニシアターの可能性を疑うことなく、2005年より良質で気づきの多い作品と情報を提供し続けてきたアップリンクは、カルチャー発信体として非常にLoveTechだと感じています。
「アップリンク吉祥寺」で高評判の、田口音響研究所による究極の平面スピーカーも「アップリンク京都」に導入されるとのことで、今から4月16日のオープンが待ち遠しいです。
編集部コメント
映画・映像ソフトの企画・製作・配給、映画館・ギャラリー・飲食店の運営等を手がける有限会社アップリンクが、開業準備を進める京都市の映画館「アップリンク京都」のオープン日を、2020年4月16日(木)と発表した。
アップリンクといえば、2005年より渋谷宇田川町で運営を続けている「アップリンク渋谷」をご存知の方も多いだろう。映画の上映はもちろん、館内ギャラリーでのアート展示や、同じく併設されている「キッチンTabela」でのオリジナルでグローバルなテイストのフード&ドリンク提供、カルチャー関連イベントの企画など、様々な形でカルチャー情報を発信し続けているアートハウス・ミニシアターだ。
今回オープン日が発表された「アップリンク京都」は、アップリンクとしてはこの「アップリンク渋谷」と、2018年末に吉祥寺パルコ地下2階にオープンした「アップリンク吉祥寺」に次ぐ、3館目の映画館である。関西初進出だ。
場所は、同日グランドオープンとなる複合施設「新風館」の地下1階。
歴史的建築物である「旧京都中央電話局」を一部保存・改修した複合施設で、新国立競技場の設計を手掛ける隈研吾氏が建築デザイン監修として参加している一大再開発プロジェクトだ(事業主:NTT都市開発株式会社)。
このアップリンク京都。その「音響設備」に大きなこだわりがあるという。
国内屈指の音響メーカー、田口音響研究所が「アップリンク吉祥寺」のために開発した究極の平面スピーカーを「アップリンク京都」でも全スクリーンに導入しており、イタリアのPowersoft社製パワーアンプ「Ottocanaliシリーズ」と組み合わせることで、くもりのないDCPハイレゾ音源の可能性を最大限に引き出してくれるという。作中の環境音を繊細に再現してくれる代物だ。
また、劇場は73席、60席、44席、38席のコンパクトな4スクリーンで構成され、それぞれ「レッド」「レインボー」「抹茶」「ストライプ」という異なるデザインコンセプトで設計されている。上述の音響設備と合わさることで、唯一無二の「ミニシアター・コンプレックス」となり、映画ファン向け作品からファミリー向け作品まで多種多様な映画を上映していくという。
食事についても、「アップリンク渋谷」のキッチンTabelaによるオリジナルのスパイスドリンクやベイクドメニューをはじめ、漢方由来の「伊良コーラ」やクラフトビール、添加物の少ないソーセージを使ったホットドッグなど、こだわりのドリンク&フード・セレクションを用意しているとのこと。
今回、館内のパース図も解禁されており、レトロモダンな地下鉄の駅をイメージしたロビーのデザインが非常に素敵だ。
京都といえば、2021年までに文化庁の移転(※)が発表されており、そのカルチャーシーンますます盛り上がっていくことが想定される。
※文化庁の移転・機能強化に関する経緯はこちらの資料をご参照
そんなカルチャー発信の新たな震源地で、「アップリンク京都」は地域にとっての唯一無二なサードプレイスとして、独自のコミュニティを形成していくことが期待されるだろう。
以下、リリース内容となります。