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ロボット搾乳 × 搾乳機の「ハイブリッド型酪農」の実証開始。年間搾乳時間50%強の削減に期待

2020 7/07
Robot 食/地域/環境
LoveTechMedia編集部
目次

リリース概要

 県立広島大学庄原キャンパス(庄原市七塚町)の三苫好治教授(環境リスク制御学)の研究「搾乳ロボット併用『ハイブリッド酪農』による労働力不足の解消と労働生産性の向上に向けた実証」が、新たに令和2年度の国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(略称:農研、つくば市)による、「労働力不足の解消に向けたスマート農業実証」の助成対象に採択されました。

 搾乳は、酪農家が早朝と夕方の1日2回、取り組まなければならない、拘束時間の長い重労働です。負担を軽減するための搾乳ロボットシステム※1は、乳牛の体調管理もしつつ、搾乳を全自動で行う最新ICT施設で、大規模農家を中心に導入が進んでいます。ただ搾乳ロボットに馴染めない乳牛(乳頭の形状などが原因)もあり、そうした乳牛には従来型の、ミルキングパーラー※2が使われています。ただ手作業が中心で酪農家の負担が大きく、生乳の生産効率が良くないといった理由で処分されることもあります。

 今回の実証実験は、中規模農家で搾乳ロボットとミルキングパーラーを効率よく組み合わせた「ハイブリッド型」を採用する新しい取り組みです。中規模農家では、新型コロナウイルス等の影響により、労働力として期待が大きかった外国人労働者を新たに雇用できない状況にあり、人材不足から負担が増しています。本研究では乳牛の出産と、その直後に量が増える生乳の生産サイクルにあわせた「ハイブリッド型」を活用することで、労働生産性の向上と酪農家の省力化、人材不足解消を目指します。また、搾乳ロボットとミルキングパーラーにICT機器を接続し、牛の体調管理にも役立てます。

導入が予定されている搾乳ロボット(アストロノートA5Lely社製 コーンズ・エージー提供)

ミルキングパーラー(トールファーム提供)

※1「搾乳ロボット」・・・入室してきた乳牛の搾乳を機械で行うBOX型のロボット施設。空気圧を利用して搾乳する装置(搾乳機)の取り付けを人の代わりに行い、搾乳作業を自動化する。個体識別をしたうえで、搾乳時に各個体の体重や疾病の兆候、餌の摂取量等様々なデータを収集できることで、疾病リスクの低減を図ることもできる。
※2「ミルキングパーラー」・・・搾乳機を人の手で効率的に取り付けできるように設計された搾乳施設のこと。

ハイブリッド型の効果

1頭当たりの搾乳時間を算出すると、現在の搾乳機のみの方式では年間34時間となり、搾乳ロボットでは年間7時間となります(農林水産省:農労働省力化推進施設等緊急整備対策事業の調査より)。200頭の乳牛を搾乳機のみで飼育している中規模農家を想定すると、現状では、年間6,800時間を搾乳に費やすこととなります。この酪農家に対して「ハイブリット型」の適用を想定します。搾乳ロボットを2台導入し、乳牛群120頭(中・高泌乳:出産数週間後で多くの生乳を出す)を搾乳対象とすると、残りの乳牛群80頭(低泌:生乳の量が少ない)が従来型の搾乳機で搾乳され、人の手で搾乳する頭数は、従来頭数の約2/5となります。搾乳時間は年間3,560時間に減少し、約52%の削減が可能です。

今後の予定

 有限会社トールファーム(庄原市東城町)や庄原市、庄原商工会議所とともに、実際に搾乳ロボットを導入し、事業拡大と生産性の向上を目指します。今年度は、搾乳頭数178頭である有限会社トールファームで実際に搾乳ロボットを導入し、従業員を増員せずに、搾乳頭数200頭を目指しつつ、搾乳時間の52%削減を目指します。また、広島県立庄原実業高校とも連携し、学生に対して最先端スマート畜産技術についての学習会やOJT形式での実習を行い、酪農に対する3Kのイメージを払拭し、後継者の育成や技能の継承にも努めます。

 

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AgriTech LoveTech ラブテック ロボット 搾乳 酪農

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