介護施設運営者と介護ロボットメーカーを繋げる介護ロボットマッチングサイトが登場

医療/福祉

LoveTech Media編集部コメント

介護施設運営者と介護ロボットメーカーを繋げる介護ロボットマッチングサイト「介護ロボットONLINE」が、民間企業初(株式会社ウェルクス調査より)でリリースされた。

 

介護ロボットとは、介護者の負担軽減や要介護者の自立支援などを担う機器・機械のシステムを指し、「移乗支援」「移動支援」「排泄支援」「認知症の方の見守り」などの4種類に分けられている

 

これまではセンサー(情報感知)、知能・制御(判断)、駆動(動作)の3つの要素技術を持つものがロボットの定義とされており(厚生労働省 介護ロボットの開発・普及の促進より)、介護に応用される機器・機械のシステムを広く「介護ロボット」と呼んでいる。

 

世の中には、実に様々な介護ロボットが存在する。

 

介護施設が何かを導入したいと考えても、情報収拾から意思決定まで、選択肢が多く問い合わせ先がバラバラであることから、なかなか進まないことが多々発生している。

 

介護ロボットONLINEではこれまで、製品情報や介護ロボットメーカーへの取材記事、関連ニュース、補助金情報など介護ロボットのお役立ち情報を発信してきたが、導入を検討している介護施設運営者から商品や購入ルートに関する問い合わせがくるようになり、より販売につながるプラットフォームへの刷新を求めるお声が寄せられることが多くあったことから、今回のマッチングサイトへのリニューアルしたという。

 

多岐にわたる介護ロボットの商品情報をまとめて収集することができ、気になる商品があればサイトを通じて介護ロボットメーカーへ資料請求・試用依頼・営業担当へのコンタクトができる仕組みだ。

 

今後、介護施設が介護ロボット導入における情報収拾でつまずくことはなくなりそうだ。

 

以下、リリース内容となります。

リリース概要

株式会社ウェルクス(本社:東京都台東区上野、代表取締役社長:三谷卓也、以下ウェルクス)は、介護施設運営者と介護ロボットメーカーを繋げる介護ロボットマッチングサイト「介護ロボットONLINE」(https://kaigorobot-online.com/)をオープンしました。

「介護ロボットONLINE」はこれまで製品情報や関連ニュース、補助金情報などを紹介する情報サイトでしたが、今回フルリニューアルしたことで、介護施設運営者が各介護ロボットメーカーへの資料請求、試用依頼、営業担当へのコンタクトができるマッチングサイトに生まれ変わりました。

介護ロボットの現状と課題

介護ロボット購入経路の現状として、介護ロボットの資料請求や試用依頼等を担うウェブサイトがないため、介護施設運営者側では情報収集、製品比較検討、試用依頼、購入に膨大な時間がかかりすぎる、介護ロボットメーカー側では営業先やモニター調査に協力してくれるところが見つからない等の課題があがっています。また介護ロボットの介護施設での普及率について介護従事者を対象に調査を実施したところ、普及率は5.8%※¹に留まる結果となりました。

介護ロボット導入施設の声

社会福祉法人康和会が運営する「特別養護老人ホームオレンジガーデン」の事務長の鈴木雅博氏は「介護業界は人材不足はもちろん、人材の低定着でも悩まされています。現場の負担を減らすために介護ロボットを検討しましたが、約20社以上のメーカー毎に窓口を探して問い合わせをしないといけなかったため、社員総出で問い合わせをした結果非常に工数がかかってしまいました。介護施設運営者と介護ロボットメーカーとのマッチングサイトが登場すればそういった工数の削減ができるので非常に期待しています。」と話していました。

介護業界の負担を少しでも減らすために、介護ロボットマッチングサイト「介護ロボットONLINE」が役立つことができればと思います。

<介護ロボットONLINEビジネスモデル図>

介護ロボットマッチングサイト「介護ロボットONLINE」の概要

介護施設運営者が各介護ロボットメーカーへの資料請求、試用依頼、営業担当へのコンタクトができる、介護施設運営者と介護ロボットメーカーをつなぐ民間企業初※2のマッチングサイトです。

介護ロボットONLINEではこれまで、製品情報や介護ロボットメーカーへの取材記事、関連ニュース、補助金情報など介護ロボットのお役立ち情報を発信してきましたが、導入を検討している介護施設運営者から商品や購入ルートに関するお問い合わせをいただくようになると同時に、介護ロボットONLINEの影響力にご期待いただいている介護ロボットメーカーから、より販売につながるプラットフォームへの刷新を求めるお声が寄せられることが多くありました。

これらの声に応える形で、介護ロボットONLINEは多岐にわたる介護ロボットの商品情報をまとめて収集することができ、気になる商品があればサイトを通じて介護ロボットメーカーへ資料請求・試用依頼・営業担当へのコンタクトができるサイトへリニューアルいたしました。

https://kaigorobot-online.com/

<サイトイメージ図>

 

「介護ロボットONLINE」オープンに関するウェルクスの想い

日本の要介護(要支援)認定者数は654.5万人※3で、今後増加することが予想されています。現在も人材不足が叫ばれている介護人材ですが、2025年にはその需要者数が推定245万人にまで膨らむと厚生労働省から発表されました。※4介護人材の不足分を補うためにも、また、介護人材の負担を軽減するためにも介護ロボットの導入が急がれますが、介護ロボットの普及率はわずか5.8%※1です。ウェルクスは新しく生まれ変わった「介護ロボットONLINE」を通じて、介護業界に少しでも役立つことができればと考えています。

介護ロボットとは

介護者の負担軽減や要介護者の自立支援などを担う機器・機械のシステムを指す。これまではセンサー(情報感知)、知能・制御(判断)、駆動(動作)の3つの要素技術を持つものがロボットの定義※5とされており、介護に応用される機器・機械のシステムを広く介護ロボットと呼んでいる。
介護ロボットは、「移乗支援」、「移動支援」、「排泄支援」、「認知症の方の見守り」などの4種類に分けられている※6。

 

※1…2019年1月、当社サービス「介護のお仕事」ユーザーを対象にインターネット調査を実施、有効回答数379件
※2… 民間企業初としているのは、「介護ロボットマッチングサイト」サービス提供において2019年1月付のウェルクス調査によります。なお、調査は、介護ロボット関連サービス提供各社の公開情報をもとに実施しています。
※3…厚生労働省 介護保険事業状況報告(暫定) 平成30年9月分
※4…厚生労働省 第7期介護保険事業計画に基づく介護人材の必要数について
※5※6…厚生労働省 介護ロボットの開発・普及の促進 1介護ロボットとは

参考

介護ロボット普及率調査(ウェルクス実施)

株式会社ウェルクスについて(https://welks.co.jp

株式会社ウェルクスは、人材不足が問題といわれている保育士や介護職の人材紹介業を中心に「保育」、「介護」、「福祉」、「学び」の領域で事業展開。福祉領域の社会課題解決のための事業を行なっています。

 

【本リリースのお問い合わせ先】
株式会社ウェルクス
介護ロボットONLINE運営事務局:info@kaigorobot-online.com
〒110-0005 東京都台東区上野3-24-6 上野フロンティアタワー13F
TEL:03-6284-2942

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