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性教育は5歳からが世界のスタンダード。医師専門家とママによる性教育サイト「命育®」が描く未来図

2020 11/27
インタビュー 妊娠/出産
百谷伶奈

記事の要点

・2019年に、医師や専門家とママがチームになって立ち上げた性教育サイト「命育®(めいいく)」が大幅リニューアルを実施。米・Planned Parenthoodとコンテンツ連携するなど、多角的な情報発信を開始。

 

・UNESCOが刊行した「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」によると性教育は5歳から始めることが推奨されている。

 

・国内では、小学校中学年から体の発育・発達に関する説明はあるものの性行為については取り上げられなかったり、そもそも教育現場と家庭の両方で性教育がタブー視され、必要な情報にアクセスしたり、相談する相手がいなかったりする現状がある。

LoveTechポイント

表面的な指導になってしまいがちな教育現場と、性教育はできれば学校に任せたいというスタンスになりがちな保護者の間で、適切な情報が子どもたちに届かない。

そうした現状を打破する為に、多角的な視点からテキスト、及び、ビジュアルコンテンツを作成し、タブー視されがちな性教育へのコミュニケーションハードルを下げている点がLoveTechだと思います。

編集部コメント

あなたは、子どもへの性教育は何歳から始めるべきだと思うだろう?

 

性教育領域におけるグローバルな指針と言われているのが、UNESCOが刊行するInternational Technical Guidance on Sexuality Education(国際セクシュアリティ教育ガイダンス)。このガイダンスの対象年齢は、5~18歳と記載されている。

 

「5歳から性教育」なんて早いのではないかと感じる一方で、4歳の私の息子の言動を思い返すと、外では言ってほしくないことを、面白おかしく大声で言っていた時期があり、頭を悩ませたことを思い出した。その他にも、一度ではなく何度か、子どもの発言や行動にどう対応すべきか、保育園の先生に相談をさせて頂いたことがある。

 

日本においては、保育園や幼稚園はもちろん、小学校低学年でも性教育に積極的に取り組んでいる事例はあまり耳にしない。文部科学省が定める学習指導要領でも、小学校中学年から体の発育・発達に関する説明はあるものの、性交渉に関しては取り上げられない。

(参考:文部科学省 初等中等教育局 健康教育・食育課「学校における性に関する指導について」)

 

しかし、SNSやインターネットの利用、防犯対策としてスマホを持つ年齢が低年齢化するなど、子どもを取り巻く環境は急速に変化しており、性教育へのアプローチも喫緊での見直しが必要だと言えるだろう。

 

こうした社会的背景を踏まえ、2019年にローンチされたのが、保護者向け性教育サイト「命育(めいいく)」だ。幼児期から思春期の子どもを持つ保護者に向けたコンテンツを製作・公開しているWebサイトである。

 

約30名の医師、専門家による監修記事を掲載したり、読者からの性や性教育に関する疑問や悩みに答えるQAも紹介したりしている。ポップなイラストや色使いが特徴的で、親しみやすい。サイト立ち上げ以降、約90万人がサイト訪問している。

meiiku.com

 

「命育」を立ち上げたのは、Webデザインを専門とする「ママクリエイター」6名。自分たちのスキルで、自分たちの困りごとを解決しようと課題設定を模索した。

 

性教育というテーマにたどりついたきっかけのひとつが、創設メンバーの一人である伊賀弓氏(写真右上)の存在だ。

 

伊賀氏は中学校保健体育の教諭として、教育現場にて、1000人以上の中学生に性教育を教えてきた。その中で、どうしても表面的な指導になってしまいがちな教育現場と、性教育はできれば学校に任せたいというスタンスになりがちな保護者の間で、悩みながらも、個々の子どもに合わせた会話が日常的にできる家庭だからこそ、性教育が必要なのではないかと感じていたという。情報が氾濫し、中学生で付き合うカップルもいる中、子どもたちに適切な知識が届かない現状をどうにかしなくては、という想いに至ったというわけだ。

 

「命育」が実施したアンケート(2019年、お子さまがいる方対象 n=273)

 

そんな「命育」が2020年11月に大幅にリニューアルしたということで、今回、同サービス代表の宮原由紀氏にお話を伺った。

 

宮原氏:「サイトオープン以来、多くの読者から性教育への悩みを投稿いただいたり、直接保護者から話を聞いたりするなかで、身体の変化や妊娠・避妊に関すること以外にも、各家庭によってその悩みはさまざまであることを痛感いたしました。保護者世代が十分に性教育を受けておらず、性の話題や性教育についてオープンに話すことがタブー視される風潮の中、多くの保護者が学校での性教育だけでは満足できず、子供への性教育に課題を感じています。

 

また、子供世代のSNS・インターネット利用によって、性コンテンツに触れやすくなるなど、急激な社会の変化を背景に、保護者の監視下に及ばない性のトラブルが増えています。新型コロナウイルスの状況下で、未成年の妊娠相談が増加しているというニュースや、緊急避妊薬の薬局販売化も話題となり、性教育の必要性が議論されました。

 

そういった昨今の状況をふまえ、命育では、身体や妊娠・避妊の知識はもちろんのこと、人間関係やネットリテラシー、LGBT・ジェンダーに関することなど、より幅広いテーマを取り扱っていきます。

 

読者からのQAコーナーはこれまで代表的な質問を20程度掲載していたのですが、今回約300まで増やし、また国際基準のコンテンツを拡充するために全米家族計画連盟(以下、PPFA)ともコンテンツ提携を開始しました。

 

12月から、PPFAの保有する性教育コンテンツを翻訳・医師監修の上、「命育」上で二次配信をしてまいります。」

 

 PPFAが0-4才の子どもを持つ親向けに製作したモーショングラフィック例。命育にて翻訳・吹き替え編集のうえ、命育サイト上で配信予定とのこと

 

今回のリニューアルにあわせて、命育では「プレミアム会員(有料会員)」制度を新設。月額380円で、すべての専門家監修記事や、性・子育てに関するお悩みQA、ユーザー同士のコミュニティ機能、毎月プレゼントキャンペーン、特別セミナーなど、性に関する情報を多角的に入手できる。リニューアルに合わせて、有料会員コンテンツを1ヶ月無料で試すクーポンも抽選で配布しているようだ。(2020年12月15日まで)

https://forms.gle/PP9mrwt722R75DC29

 

宮原氏:「今回のリニューアルに合わせた新機能として、読者同士が気軽に悩みをシェアしあえるようなコミュニティ機能を新設しました。

有料会員限定ということでひやかしが少ないかなと思いますし、助産師さんなど協力者にモニタリングをして頂くので、間違った情報の共有がなされないよう、信頼性の担保にも力を入れていきたいと思っています。」

 

有料会員については、個人だけでなく、自治体や学校、企業など団体単位での採用も、今後積極的に模索していくという。併せて、性教育に関するイラストやモーショングラフィックの受注製作なども検討していくなどして、性についてコミュニケーションがとれる仕掛けづくりを多方面で進めていく。

 

性教育について、保護者側に「子どもにオープンに正しい情報を提供したい」「子どもの悩みに寄り添いたい」という想いがあったとしても、親子間だからこそ言いたくないこと、親子でも恥ずかしいこともある。

 

宮原氏:「すべて自分でやらないと、と肩肘はらず、性教育の絵本や本を活用するのもおすすめです。また、保護者の中には、自分自身のことを聞かれたらイヤだから、性の話ができないという人がいます。どうしても答えられないことに対しては、『それはプライベートなことだから、答えられないよ。』と言ってもいいと思います。そういう個々人の感覚を会話のなかで共有することも、性教育のひとつなんだと考えています。」

 

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この記事を書いた人

百谷伶奈のアバター 百谷伶奈

LoveTech Mediaライター。大企業~スタートアップの広報責任者まで、広報歴10年超。自身が妊娠・出産で苦労をしたこともあり、妊娠・出産・子育て領域で困っている方を応援するサービス・商品のPR、編集・ライティングを手掛ける。

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