記事の要点
・幼児教育を軸に事業展開する株式会社Hacksii(以下、ハックシー)が、幼児教育サービス「ハクシノレシピ」のクラウドファンディングのプロジェクトを開始。
・同社が提供する、料理を活用した自宅訪問型の幼児教育サービス「ハクシノレシピ」を、ニューノーマルへと対応させるべく、完全オンラインでのサービス提供に向けたシステム開発を進めるために、今回のプロジェクトを実施。
・クラウドファンディングでは、レッスン受講システムの開発に必要な200万円をファーストゴールとし、ネクストゴールは500万でマイページの開発、ファイナルゴールは1000万でコミュニティ機能の開発を行うといった3つのステップでゴール設定をしている。
LoveTechポイント
突然「正解がないから自由にしていいよ」なんて言葉で言われても、結局は択一式の学習プログラムがほとんどの教育課程で、子どもとしては「そんなことを言われても戸惑う」というのが正直なところなのではないでしょうか。
ハクシノレシピのような時間を意識的に設けることが、「正解がないことへの耐性」の醸成へと繋がり、「正解や当たり前に囚われない社会」というハックシーのビジョン実現に近づくと感じます。
編集部コメント
幼児教育を軸に事業展開する株式会社Hacksii(以下、ハックシー)が、幼児教育サービス「ハクシノレシピ」のクラウドファンディングのプロジェクトを開始した。
ハックシーといえば、“当たり前”や“正解”に囚われず、自分の道を突き進める子どもを増やすことをミッションに、料理を活用した親子向けの幼児教育サービスを展開してきた企業だ。
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実はコロナ禍で従来の自宅訪問型サービスの提供が困難となり、昨年より約1年間、サービス自体を休止していた状況であった。
今回、コロナ禍に伴うニューノーマルへと対応すべく、完全オンラインでのサービス提供に向けたシステム開発を進めるために、本プロジェクト立ち上げに至ったというわけだ。
オンライン化をするといっても、従来より提供しているハクシノレシピのエッセンスが変わるわけではない。その一番の特徴は、使う材料、道具、味付けなど全て子どもが自分で決めることにある。
オンラインサービスでは、「さくせんかいぎ」「おりょうり」「ふりかえり」という3つの音声付きのスライド教材をもとに、「さくせんかいぎ」で材料、調理器具、レシピを決め、「おりょうり」で実際に作ってみて、「ふりかえり」で内容について発表を行うことで、従来の自宅訪問型サービスで得られる「体験から得た学び」を具現化する流れを踏襲する仕様になる。
レッスン後にはフィードバックもあり、子どもに向けたアニメーションのメッセージと、オプションでレッスン中の会話データを解析した親子コミュニケーションに対する保護者向けのレポートがあるとのこと。
また会員同士でやり取りもでき、作った料理を投稿したり、子育てについて情報交換できるコミュニティも用意されている。
ポイントは、インターネットに関する知識が乏しい人や、小さなお子さんでも簡単に操作できるようなUI設計にできるか否かだろう。同社では、教材の閲覧・録音がボタンひとつで簡単にできる仕様を想定しているという。
そんな“やさしいUI”唱えるシステム開発に必要となる200万円をファーストゴールとして、レッスンの進捗が一目でわかるマイページの開発、コミュニティ機能の開発を、それぞれネクストゴールの500万円、ファイナルゴールの1000万円で行なっていくとのことだ。
リターンには、シンプルな応援プランや、実際に3ヶ月間お試しできるプランのほか、対象となる子どもがいない人でも支援ができるように、一緒におつまみを作つ大人向けのライブレッスンプランもある。
かつてハクシノレシピが自宅訪問型サービスとして展開していた際に同行したことがあるのだが、子どもが自由に素材の用途に想像を巡らせて、レシピを見ないでオリジナルの料理を作り上げていく様子は、なんとも感動的で尊い時間だと感じた。
「正解がない」なんて言葉で言われても、結局は択一式の学習プログラムがほとんどの教育課程だからこそ、このような時間を意識的に設けることが、「正解がないことへの耐性」の醸成へと繋がると言えるだろう。
そんなLoveTechなサービスが、今度はオンラインで気軽に参加できるようになる。
子どもの笑顔と自信を醸成する機会に触れさせたい方は、今回のクラウドファンディングページをのぞいてみてはいかがでしょう。