LoveTech Media編集部コメント
2019年9月1日(日)より解説を予定している、サイエンスに特化したインターナショナルスクール 「Manai Institute of Science and Technology(以下:Manai)」が、2月より第一期生の募集を開始した。
Manaiは「知識を一方的に教えるのではなく生徒が自ら学び育つ場、“自分も世界を変えられる”と実感できる場を創る」ことを目的にしており、生徒全員が個別に最適化されたタイムスケジュールの中で自らが決めた研究リサーチプロジェクトに没頭し、世代やキャリアを問わず多様な社会と人々と混じり合いながら、人類共通の言語でもあるサイエンスを学び高めていくという。
コンセプトは「科学技術を武器に世界の課題を解決し、新たな世界を創造する変革者 (Innovator) を輩出する」。
その最大の特徴は、入学のための選考プロセスと、学費だろう。
まず選考プロセス。
Manaiでは「一度の試験や面接で、生徒の持つ真の能力や可能性を理解することは出来ない」との考えから”入学試験”が存在しない。代わりに、約半年の選考期間を設けている。2019年9月から生徒の選考を開始し、約半年間、研修生としてManaiに在籍しManaiのカリキュラムに基づいた研究中心の学習を行い、その半年間の研究活動の様子、および研究成果発表をもとに選考を行うという。
研究活動中の、他者との違いを強みにする力、他者を巻き込む力、逆境の中でも前進する力等、そして研究成果自体に鑑みての総合判断となるという。
次に気になる学費だが、なんとManaiには、生徒が負担する学費というものが存在しないという。
「才能はコミュニティで育てるもの、そして活動を通じてコミュニティに還元されるもの」というManaiの趣旨に賛同し志を同じくする“Senpai”達が生徒の学びを支える。
“Senpai”の役割の具体例
・支援生との交流関係
・ネットワークの提供
・学びの為の財政支援
“Senpai”は、社会において年齢・地位・経験や学問の技芸において、より先を歩むものとして、才能あふれるManai生の成長を見守りながら、様々な国や地域のコミュニティを拡張し、科学技術を使って社会課題の解決に挑む生徒達との触れ合いを通じて、事業拡大や社会貢献の協働機会を得ることが出来る。
非常にユニークな運営方法だ。
ちなみに卒業資格として、アメリカ合衆国カリフォルニア州に本部がある教育認定機関The Western Association of Schools and Collegesによる大学入学資格(WASC認定)を付与できるように準備しているとのこと。
※WASC認定は世界的な資格として有用され、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められ、世界中の有名大学で大学入学資格が認められている。
2019年9月開設に向け、本日より募集が開始された。
サイエンス領域でお子様が存分に楽しめる環境を提供したい親御さんは、ぜひ検討されてみてはいかがでしょう。
以下、リリース内容となります。
リリース概要
株式会社ISSJ(本社:東京都港区 代表:野村竜一)は、サイエンスに特化したインターナショナルスクール 「Manai Institute of Science and Technology(以下:Manai)」を2019年9月1日(日)市ヶ谷に開設、2月より第一期生の募集を開始します。
2014年10月、「科学技術を武器に世界の課題を解決し、新たな世界を創造する変革者 (Innovator) を輩出する」をコンセプトとして、サイエンスに特化したインターナショナルスクール開設プロジェクトが始動しました。
Manaiの学びは、決められた時間割に沿った画一的なものではなく、生徒たちの興味・関心に基づいたリサーチを中心とするものです。身の周りの不思議を体系的に解き明かすものから、本格的な実験・分析に挑戦するものまで、自らの興味対象をメンターの伴走のもと没頭して研究することができます。
学習イメージ:※Manai(ISSJ)が開催した過去のプログラムの画像です
ISSJはManai開設に際し、これまでの学校にない教育のあり方にチャレンジします。
- 一度の試験や面接ではなく、実際のプロジェクト参加による選考
- 未来を創る才能を育む「”Senpai”制度」により生徒の学費負担なし
- 画一化されたカリキュラムや時間割はなく、研究を通して学ぶ個別に最適化されたプログラム
- 世界中がキャンパスとなり提携先の大学や研究施設で学ぶ「Learning Anywhere」構想の実現
Manaiが目指す教育機関は「知識を一方的に教えるのではなく生徒が自ら学び育つ場、“自分も世界を変えられる”と実感できる場を創る」というもの。
生徒全員が個別に最適化されたタイムスケジュールの中で自らが決めた研究リサーチプロジェクトに没頭し、世代やキャリアを問わず多様な社会と人々と混じり合いながら、人類共通の言語でもあるサイエンスを学び高めていきます。Manaiは、サイエンスを日常的に扱い、その応用を考え、さらにそれを自分の言葉で世界に伝えられる人々を一人でも多く送り出したいと考えます。
施設概要
校 名: Manai Institute of Science and Technology
住 所: 「Manai Tokyo Base」
東京都新宿区市谷田町2-7-15 近代科学社ビル8階(予定) ※「市ヶ谷駅」徒歩7分
「Manai Research Center」
千葉県長生郡睦沢町大上3220 「旧瑞沢小学校プロジェクト」 2階
開設日: 2019年9月1日(日)
定 員: 募集に際し、定員は設けません
コンセプト:「科学技術を武器に世界の課題を解決し、新たな世界を創造する変革者 (Innovator) を輩出する」
選考方法: 入学試験ではなく、約半年の選考期間を設けます
授 業 料: 「“Senpai”制度」により生徒の負担はありません
応募資格: 2019年9月1日時点で中等教育学校3年生、または高校1年生に該当する方
海外においてそれと同程度の教育課程に在籍している方
※ 国籍不問
※ 市ヶ谷キャンパスに通学可能であること
※ 全ての授業や人とのコミュニケーションを英語で行える方
ホームページ: https://manai.me/school/
応募フォーム: https://manai.me/school/ja/application/
卒業資格: アメリカ合衆国カリフォルニア州に本部がある教育認定機関The Western Association of Schools and Collegesによる大学入学資格(WASC認定)を付与できるように準備しています。WASC認定は世界的な資格として有用され、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められ、世界中の有名大学で大学入学資格が認められています。
Manai Institute of Science and Technologyの特徴
(1)より深く生徒のモチベーションや能力等を知るために半年間の選考期間
Manaiでは「一度の試験や面接で、生徒の持つ真の能力や可能性を理解することは出来ない」との考えから入学試験ではなく約半年の選考期間を設けます。
選考期間は、Manaiと生徒が本人の興味や情熱、何を成し遂げるのかなど相互に理解し合い、目標や目的を明確にするための重要な機会であるととらえています。
2019年9月から生徒の選考を開始し、約半年間、研修生としてManaiに在籍しManaiのカリキュラムに基づいた研究中心の学習を行います。
半年間の研究活動の様子、および研究成果発表をもとに選考を行います。研究活動中の、他社との違いを強みにする力、他者を巻き込む力、逆境の中でも前進する力等、そして研究成果事態を鑑みての総合判断となります。
※2019年9月時点で中学三年生の生徒は、生徒は放課後や休日等を利用して研究に参加。半年間の選考期間を経てManai生として認定された場合、2020年4月より正式な入学となります。
約半年間の選考が全て終了し、正式にManaiへ入学する生徒が決まるとともに入学と同時にサポートをしてくれる“Senpai”達が確定します。
(2)未来を創る才能を育み伸ばすべきは 親や教師ではなくコミュニティで育てる「”Senpai”制度」
Manaiには、生徒が負担する学費というものが存在しません。
「才能はコミュニティで育てるもの、そして活動を通じてコミュニティに還元されるもの」というManaiの趣旨に賛同し志を同じくする“Senpai”達が生徒の学びを支えます。
入学後、6か月の選考期間を経て正式にManai生として認定された生徒には“Senpai”達がつきます。
“Senpai”の役割の具体例
・支援生との交流関係
・ネットワークの提供
・学びの為の財政支援
“Senpai”は、社会において年齢・地位・経験や学問の技芸において、より先を歩むものとして才能あふれるManai生の成長を見守りながら、様々な国や地域のコミュニティを拡張し、科学技術を使って社会課題の解決に挑む生徒達との触れ合いを通じて事業拡大や社会貢献の協働機会を得ることが出来ます。
生徒達にとっても、多感な時期に一緒に悩み、時に助けられた“Senpai”達との関係を一生の宝として大切にすることになると信じています。
(3)画一化されたカリキュラムや時間割はなし。研究を通して学ぶ個別に最適化されたプログラム
単純な知識習得の講座はなく、生徒が自ら学ぶ環境を提供します。
研究を通して学ぶ 個別に最適化されたプログラム生徒は、メンターの指導の下、自らの研究に日々没頭し、論文を書き上げ発表します。
Manaiが構築する世界中の研究者とのネットワークを最大限活用し、豊富で良質な知識とリソースへのアクセスを確保します。これらの環境を提供することにより、生徒が自由に没頭できるだけでなく、自分自身を最大限に表現できるようになると考えています。
※リサーチプロジェクト例:「ナノ粒子を応用したB型肝炎の新治療法」(2018年Spring program参加者による研究)
B型肝炎は、全世界で約3.5億人が持続感染しており、年間約70万人の死亡者を出す。しかし、B型肝炎に対する有効な直接的治療法は、未だ確立されていない。Nina Harano, Alyssa Kaye Ragasa, Anh Nhuの研究チームは、このウィルス性肝炎に対するナノ粒子を使った新たな直接的治療法を提案した。
今回提案された治療法では、磁性を持つコバルトフェライト ナノ粒子をB型肝炎表面抗原 (HBsAg)のリガントを付与する官能基化を施し、直接肝臓に注射する。注射された官能基化されたナノ粒子は、HBsAgに結合する。そして磁場により、HBsAgに結合した磁性を持つナノ粒子を一部に集め、磁場の操作によりナノ粒子を振動させ熱を発生させる。発生した熱によりHBsAgを死滅させることにより、B型肝炎の直接的な治療を実現する。
(4)世界中がキャンパス
Manaiでは「現場・本場」という考えをベースに、教科書で学ぶことだけではなく、学んだことが実際に行われている企業や研究所に赴き、生徒の積極性や機動力、外部研究者とのコミュニケーション力を養います。
そのため「学び」がキャンパスに縛られない「Learning Anywhere」構想を掲げ、広域キャンパスの実現を目指します。
生徒は市ヶ谷の「Manai Tokyo Base」だけではなく、研究内容に応じて提携する大学、研究所、企業を頻繁に行き来します。
また、国内に13の宿泊施設を運営している株式会社R.project(本社:千葉県安房郡鋸南町 代表取締役:丹埜倫 以下:R.project)が2019年夏に開業する千葉県睦沢町「旧瑞沢小学校プロジェクト(仮称)」施設内に、郊外学習施設「Manai Research Center」をオープンします。
都心にある「Manai Tokyo Base」で生徒が立ち上げたプロジェクトを集中して実験をしたい時は、郊外にある「Manai Research Center」で合宿しながら研究に没頭することができます。
このほかR.projectが展開する国内すべての施設を始め、海外においても提携関係を構築し、積極的に生徒の活動拠点を拡大して参ります。
Manaiとは
物事がそれぞれ固有の機能に分化する以前の状態を意味すると言われています。
今後何者になるかまだわからない可能性の塊たる生徒たちの集まる場という想いを込め校名として採用しました。
ロゴデザインは、人の人生、それからなるコミュニティーをイメージしています。
株式会社ISSJについて
社 名: 株式会社ISSJ
代表者: 代表取締役 野村 竜一
本社所在地: 東京都港区北青山2-9-5
事業所: 「Manai Lab」東京都中野区中野3-20-11
T E L: 03-6455-1299
資本金: 840万円
会社設立: 2017年6月
事業内容: サイエンスに特化したインターナショナルスクール Manai Institute of Science and Technology運営
中高生に向けた夏季・春季学習プログラムの企画運営
サイエンス学習に没頭できる学習施設「Manai Lab」運営
Manaiメンターと共に国際共同研究を行うオンラインプロジェクト「Swing-by」企画運営