いじめ匿名通報アプリのKids’ Signが「スクールサイン」に名称変更、機能性向上とデザインを一新

育児/教育

LoveTech Media編集部コメント

近年、SNSのクローズド化が進み、ネットいじめは表面化されにくい傾向にある

 

また、小学生からネットトラブルの相談が増える等、いじめの低年齢化も見受けられている。

 

そんな中アディッシュ株式会社は、いじめ対策の一つとして、2015年10月からいじめ匿名通報アプリ「Kids’ Sign」を提供している。

 

メッセージアプリや非公開設定のソーシャルメディアなど外部からは見えないところで起こっているネットいじめ等の連絡を、当事者や第三者から匿名で受けつけ、その情報を学校・自治体(教育委員会)に届けるという仕組みのサービスだ。

 

この度、このKids’ Signがリニューアルし、重大ないじめには該当しない軽微で身近なトラブルについても気軽に連絡できるツール「スクールサイン」へとリニューアルされた。

 

いじめを見た・聞いた、または自身が受けていることを第三者へ知らせることへの心理的負荷を軽減するために”連絡サイト”とし、サービス表記をカタカナにすることで、低年齢層の子どもにもより親しみやすくなり、気軽に声を出してもらえることを意識し手の名称変更だという。

 

また、サービスの構成とデザインについても、「スクールサイン」にアクセスした子どもたちが、サイトの趣旨や利用シーンを理解した上で、些細なことでも手軽に声をあげられるように見直された。

 

これまでの匿名通報は第三者からによるものが多く、これらの情報がいじめの早期発見・解決に貢献しており、今回のリニューアルにより子どもの連絡ハードルが下がることで、学校生活における些細なトラブルなども知らせてくるようになることが期待される。

 

2019年6月現在でこの「スクールサイン」は公立・私立合わせて100校以上の学校に導入されており、今年度中に導入200校を目標に掲げているとのこと。

 

いじめを受けたことを一人で悩んでしまうことで、それが自殺を含めた最悪のケースに繋がってしまう可能性を高める。

 

”依存先”があることを提示することが最大の予防策の一つであり、より気軽な連絡口としての「スクールサイン」の認知向上と導入拡大が望まれるだろう。

 

以下、リリース内容となります。

リリース概要

インターネットやソーシャルメディア等のイノベーション領域で発生する課題解決に向け、投稿モニタリング、ネットいじめ対策、ソーシャルアプリのカスタマーサポート、SNS運用代行等の事業を展開するアディッシュ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役 江戸 浩樹、以下、アディッシュ)は、いじめ匿名通報アプリ「Kids’ Sign」(キッズサイン)の機能性向上とデザインを一新し、いじめ匿名連絡サイト「スクールサイン」として提供を開始しました。

リニューアル背景

近年、SNSのクローズド化が進み、ネットいじめは益々表面化されにくい傾向にあります。加えて小学生からネットトラブルの相談が増える等、いじめの低年齢化が見受けられます。

スクールガーディアン事業部では、いじめ対策の一つとして、メッセージアプリや非公開設定のソーシャルメディアなど外部からは見えないところで起こっているネットいじめ等の連絡を、当事者や第三者から匿名で受けつけ、その情報を学校・教育委員会に届ける、いじめの早期発見・実態把握の手助けとなるいじめ匿名通報アプリ「Kids’ Sign」を2015年10月より提供し続けています。このような背景もあり、このたび、重大ないじめには該当しない軽微で身近なトラブルについても気軽に連絡できるツールへとリニューアルをしました。

いじめ匿名連絡サイト「スクールサイン」概要

 サービス名「スクールサイン」について

新いじめ匿名連絡サイト「スクールサイン」は、小学生から高校生まで幅広い世代の子どもにさらに活用してもらうことを目的に改善されました。いじめを見た・聞いた、または自身が受けていることを第三者へ知らせることへの心理的負荷を軽減するために”連絡サイト”とし、サービス表記をカタカナにすることで、低年齢層の子どもにもより親しみやすくなり、気軽に声を出してもらえることを意識しました。

「スクールサイン」の構成・デザインについて

「スクールサイン」にアクセスした子どもたちが、サイトの趣旨や利用シーンを理解した上で、些細なことでも手軽に声をあげられるよう、構成とデザインを見直しました。

「スクールサイン」で期待できること

アディッシュが提供する匿名でいじめの連絡ができるサービスは、第三者からによるものが多く、これらの情報がいじめの早期発見・解決に貢献してまいりました(「いじめ匿名通報アプリ「Kids’ Sing」平成30年度上半期 通報集計結果と考察」参照)。
リニューアルにより子どもの連絡ハードルが下がることで、学校生活における些細なトラブルなども知らせてくるようになることを期待しています。

今後の展望

2019年6月現在、いじめ匿名連絡サイト「スクールサイン」は公立・私立合わせて100校以上の学校に導入されています。今年度中に「スクールサイン」導入200校を目標に掲げ、いじめ問題等の早期発見・解決を通してひとりでも多くの子どもの助けになるよう尽力してまいります。

アディッシュ株式会社 概要

ミッション「つながりを常によろこびに」のもと、インターネットやソーシャルメディアなどのイノベーション領域で発生する課題を解決し、配慮されたコミュニケーション社会の実現を目指し、ネットいじめ対策、投稿モニタリング、ソーシャルアプリのカスタマーサポート、チャットボットの開発運営、国内外のSNS運用代行等の事業を展開しています。
設立    :2014年10月1日
代表者   :代表取締役 江戸 浩樹
本社所在地 :東京都品川区西五反田1-21-8 ヒューリック五反田山手通ビル 8F
事業内容  :インターネットやソーシャルメディア等、イノベーション領域で新たに発生する「コミュニケーションの課題」解決に向け、投稿モニタリング、ネットいじめ対策、ソーシャルアプリのカスタマーサポート、チャットボットの開発運営、国内・海外向けSNS運用代行等を展開。
URL     :https://www.adish.co.jp

【サービスに関するお問い合わせ先】
アディッシュ株式会社
スクールガーディアン事業部 鈴木
Tel:03-5759-0334(代表)Mail: sg-info@adish.co.jp

LoveTechMedia編集部

「”愛”に寄りテクノロジー」という切り口で、社会課題を中心に、人々をエンパワメントするようなサービスやプロダクトを発信しています。

プロフィール

ピックアップ記事

関連記事一覧