記事の要点
・BabyTechやCareTech領域のサービスを開発・提供する株式会社リキッド・デザイン・システムズが、保育業務支援用の乳幼児午睡/体調記録アプリ「保育Napplee(ナプリー)」をリリース。小規模保育施設、企業内保育、病児保育、短期保育、ベビーシッター等の用途向けに開発・販売。
・直感的に使えるような画面仕様となっており、保育士登録、園児登録、5/10/15分毎の見守りタイマー、乳幼児の寝姿勢入力、呼吸状態チェック、睡眠中の体温/体調記録、室内の温湿度自動記録等を行うことができる。PDF出力も可。
・別会社提供の専用ベビーセンサーと連携して利用することもでき、最大6名の睡眠中乳幼児の呼吸数リアルタイムモニタリングや、寝姿勢と体調を簡単に記録でき、室内の温湿度いついても指定時間毎に自動記録してくれる。
LoveTechポイント
子ども達の命を預かる保育士さんの負担を大きく軽減し、業務に余白を作って、より安全で充実した保育環境創出を目指している点が、LoveTechだと感じます。
他社提供のベビーセンサーと連携している点も、選択肢の幅が広がり、とても良いと感じます。
編集部コメント
BabyTechやCareTech領域のサービスを開発・提供する株式会社リキッド・デザイン・システムズが、この度、保育業務支援用の乳幼児午睡/体調記録アプリ「保育Napplee(ナプリー)」をリリースした。
午睡とは、つまりは「お昼寝」のこと。
複数の乳幼児の睡眠状況や体調をiPad上で定期的且つ簡単に記録でき、保育所やベビーシッター向けに業界各社がリリースする「専用ベビーセンサー」と併せて使うことができるという。
背景にあるのは、年々厳しさを増す保育の現場だ。
2015年に始まった「子ども子育て支援新制度」によって、0歳児~2歳児の乳児を主に預かる「小規模保育」が認可事業となり、乳児保育の機会が増加している。
その一方で、保育施設ではうつぶせ寝による事故防止策の一環で、乳幼児の睡眠中、5分または10分毎に呼吸や体の向きを目視確認して、午睡チェック表に記録することが義務付けられている。
保育士が不足する中、待機児童問題により定員限度一杯の施設の中で、最大19名の幼児(小規模保育の場合)の午睡チェックをつけていくというのは、非常に重い負担となっている状況と言えるのだ。
今回リリースされた「保育Napplee」は、こういった小規模保育施設のほか、企業内保育、病児保育、短期保育、ベビーシッター等の用途向けに開発されており、アプリ自体はApple Storeからダウンロード/インストールして利用開始することができる。
直感的に使えるような画面仕様となっており、保育士登録、園児登録、5/10/15分毎の見守りタイマー、乳幼児の寝姿勢入力、呼吸状態チェック、睡眠中の体温/体調記録、室内の温湿度自動記録等を行うことができる。
また、入力した午睡チェック記録はPDFに変換し、必要に応じて印刷出力も可能だ。データはクラウド保存されているので、万が一端末がクラッシュしても、データもろとも消えてしまう、といった心配はいらない。
さらに「保育Napplee」は、以下に記載した別会社提供の専用ベビーセンサーと連携して利用することもでき、最大6名の睡眠中乳幼児の呼吸数リアルタイムモニターができ、寝姿勢と体調を簡単に記録でき、室内の温湿度いついても指定時間毎に自動記録してくれる。
呼吸数の低下や熱中症のほか、インフルエンザの危険度のモニターも遠隔(最大10m程度)で可能とのことだ。
EMT 株式会社 製品名「Ai-Sign Baby」
株式会社回線媒体研究所 製品名「BABY-G」
鈴木出版株式会社 製品名「みまもりくん」
株式会社ハピクロ 製品名「ハピサポBabyセンサー」
株式会社ワールドアライブ 製品名「Mamorin Baby(マモリンベビー)」
導入園では、先生方の業務負担が軽減され、保育の時間がより安全で充実したものになることが期待される。
業務改善を進める保育園担当者にとっては、要チェックの新サービスである。
以下、リリース内容となります。