記事の要点
・病児保育ネット予約のポータルサービス「あずかるこちゃん」の施設検索対応エリアが東京都・大阪府・福岡県に拡張。
・各都府県の病児保育施設を営業時間、対象年齢、対象地域、事前登録の有無などから簡単に探せるように機能拡張。
・あずかるこちゃんでは病児保育施設の空き状況がマップ上で「◯」「△」「×」リアルタイムに表示され、カラーピンをクリックすると、そのまま予約を行うことができる。
LoveTechポイント
働く保護者にとって、朝は非常に忙しい時間です。毎日のルーティン生活でも忙しいのに、子どもの体調不良という突発的な事態が発生すると、ちょっとした不便でも非常にイライラしてしまうものです。
病児保育施設の予約という観点で保護者のペインポイント解消を進めている点が、LoveTechだと感じます。
編集部コメント
「保育園落ちた 日本死ね」ブログを起因に、一気に注目されるようになった待機児童問題。都市部における保育園入園の競争率は依然として非常に高く、毎年の保活は働くパパママにとっての死活問題でもある。
多くの保育園は4月入園であるが、例えば認可保育園の場合は、前年の10月頃から募集が始まる自治体が多い。つまり、この時期からの情報収集や見学等が大切なアクションの一つにもなる。
そんな保育園選びの時に備えておきたいことの一つに、「病児保育施設」の情報収集と事前登録がある。乳幼児は急な体調不良に見舞われる頻度が高く、各年齢の平均病欠日数は、0歳で19.3日/年、1歳で12.8日/年、2歳では8.9日/年、3歳では7.0日/年(※)となっている。
※1 野原理子・冨澤康子・齋藤加代子:保育園児の病欠頻度に関する研究;東女医大誌 第87巻 第5号 頁146~150(平成29年10月)(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jtwmu/87/5/87_146/_pdf/-char/ja)
一方で、子を持つ親が取得できる看護休暇は年間で5日間のみ。地方経済総合研究所の調査でも、働くママが困ることの1位は「子どもの急病時の仕事の調整」となっている。保育園では、熱のある子どもは園内での集団感染を引き起こすリスクがあり、また専門知識を持った職員がいないなどの理由で預かってもらうことができず、結果として、ママがなんとか仕事を調整せざるを得ない状況が多い。
だからこそ注目されるべき「病児保育施設」なのだが、事前登録の必要性や電話予約の繁雑性、当日の空き状況がわからないなどの理由から、利用を諦めている保護者も多い。
そんな状況を打破するべく開発されたのが「あずかるこちゃん」だ。保護者と病児保育施設をつなぐ病児保育ネット予約のポータルサービスであり、保護者はいつでも簡単にLINEから病児保育を検索、予約できるようになる。詳細は以下、サービスリリース時の記事もご覧いただきたい。
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これまでは都内をメインに検索機能を提供してきたが、今回機能拡張を実施し、東京都のみならず大阪府と福岡県のすべての病児保育施設についても、営業時間、対象年齢、対象地域、事前登録の有無などから簡単に探せるようになった。
あずかるこちゃんではスマホの位置情報を使い、近くの病児保育施設の場所をマップから視覚的に検索することができる。この際に、地図上には2種類のピンが表示。契約施設となるカラーピンと非契約施設のグレーピンがあり、カラーピンでは、施設の空き状況が「◯」「△」「×」でリアルタイムに表示される。そして、カラーピンをクリックすると、そのまま予約を行うことができる。忙しい保護者でも直感的に、そしてシームレスに病児保育施設への予約を進めることができる仕様というわけだ。
運営会社であるConnected Industries株式会社は、今後も全国への拡大を目指し、情報を順次追加していく予定としている。
東京・大阪・福岡在住の子育て世帯は、今回のバージョンアップを経たあずかるこちゃんを要チェックだ。
以下、リリース内容となります。