リリース概要
Connected Industries株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:園田正樹)は、病児保育支援システム「あずかるこちゃん」での病児保育施設の検索機能を拡張。病児保育を利用する時に必要な情報を集約し、今日利用できる施設を簡単に検索できるようになりました。
子どもが急な体調不良に見舞われたとき、仕事が休めない、保育園では感染予防を理由に預かってもらえないといった問題に直面するのは珍しいことではありません。そんなとき保護者の支えになるのが病児保育施設です。「あずかるこちゃん」は今回の機能拡張により、東京都、大阪府、福岡県の病児保育施設を営業時間、対象年齢、対象地域、事前登録の有無などから簡単に探せるようになりました。保育園の入園準備が始まる10月から、病児保育についても備えをして「近くの頼れる病児保育施設」を見つけておきましょう。
「今日利用できる病児保育施設」が一目瞭然
例年10月ごろから、多くの地域で保育園の入園準備が始まります。保育園選びの時に備えておきたいことの一つに、病児保育施設の情報収集と事前登録があります。
乳幼児は急な体調不良に見舞われる頻度が高く、各年齢の平均病欠日数は、0歳で19.3日/年、1歳で12.8日/年、2歳では8.9日/年、3歳では7.0日/年です。※1
それに対して負傷や病気になった子どもを持つ労働者が世話等を行なうために取得できる看護休暇は5日/年しかありません。また、子どもが風邪をひくたびに休暇を申請することが、職場の中でなかなか認められない方もいらっしゃると思います。休暇を取れたとしても周囲に「申し訳ない」と感じる保護者が多く、調査研究の中でも働くお母さんが困ることの1位は「子どもの急病時の仕事の調整」となっています。
さらに、保育園では熱のある子どもは園内での集団感染を予防する目的や、専門知識を持った職員がいないなどの理由で、お預かりすることができません。
このように、子どもが体調不良でも仕事を休めないとき、保護者の強い味方になるのが病児保育です。病児保育室には、専門知識を持った看護師や保育士が常駐しているので、お子さんのケアと保育両方を行えます。
そんな頼れる場所である病児保育施設ですが、その利用方法は施設ごとに異なります。対象年齢や地域、保育時間、事前登録の有無など、「今日利用できる施設」を見つけられず、利用を諦める保護者も少なくありません。
病児保育支援システム「あずかるこちゃん」では、これら働く保護者の課題を解決するべく、病児保育施設をより利用しやすくする取り組みの一環として、東京都、大阪府、福岡県内すべての病児保育の施設情報を保護者が見やすく、わかりやすいものへとアップデートしました。
営業時間や対象年齢、対象地域、事前登録の有無を表示し、利用できる施設が一目で確認しやすい画面設計になっています。今まで知らなかった自宅や職場の近くの頼れる施設が見つかるかもしれません。
対象地域は今後全国への拡大を目指し、情報を順次追加していく予定です。
「あずかるこちゃん」導入施設を拡大中。忙しい保護者の強い味方を目指します
「あずかるこちゃん」の地図上には2種類のピンが表示されています。契約施設では空き状況が一目でわかるカラーピン、非契約施設はグレーのピン。カラーピンは、施設の空き状況が「◯」「△」「×」でリアルタイムに表示されます。また、カラーピン(契約施設)をクリックすると、そのまま予約を行えます。
働く保護者にとって「今日/明日利用できる病児保育はあるの?」という情報は、直後の行動を決める重要な判断材料になります。「あずかるこちゃん」は、保護者が少しでも早い段階で安心を得られるよう、導入施設の拡大に努めてまいります。
※1 野原理子・冨澤康子・齋藤加代子:保育園児の病欠頻度に関する研究;東女医大誌 第87巻 第5号 頁146~150(平成29年10月)(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jtwmu/87/5/87_146/_pdf/-char/ja)
病児保育支援システム『あずかるこちゃん』について
病児保育支援システム「あずかるこちゃん」は、保護者と病児保育施設をつなぐ病児保育ネット予約のポータルサービスです。保護者はいつでも簡単にLINEから病児保育を検索、予約できるようになります。また、施設のスタッフにとっても、煩雑な事務作業から解放され、保育に集中できる職場環境が作られるというメリットがあります。現在は約2,000人の保護者の方にご利用いただいています。(https://azkl.jp/)
Connected Industries株式会社について
未来を担う子どもたちにとって、より良い成育環境を目指すためには保護者がより安心して仕事と子育てができる社会環境の整備も重要です。弊社は、子どもたちと働く保護者を取り巻く社会課題を解決し、新たな社会的・経済的価値を創造するために2017年7月7日に設立しました。(https://ci-inc.co.jp/)