LoveTech Media編集部コメント
木更津市内限定で、スマホアプリ上で利用できる電子地域通貨「アクアコイン」というものがある。
アクアコイン ホームページトップより
君津信用組合・木更津市・木更津商工会議所が連携して普及に取り組む電子地域通貨であり、専用アプリをスマホにダウンロードし、1円= 1コインとしてアクアコインをチャージしたうえで、木更津市内の加盟店に設置してあるQRコードを読み取り、利用代金をキャッシュレスで決済できるものである。
仮想通貨と異なり、価値の変動はなく、あくまで1円= 1コインという価値は変わらないものだ。
このアクアコインと連携したポイント制度「木更津市行政ポイント制度」が、2019年5月5日からスタートする。
どういうものかというと、木更津市の定める対象事業(市民活動団体や国、県、市等が主催するもの)に参加した場合に、この「木更津市行政ポイント」(以下、らづポイント)が付与され、アクアコインの加盟店で利用できるという。
具体的には、対象となる事業に参加した際に、参加場所でポイントカードが配布される。ポイントカード裏面のQRコードを「アクアコイン」アプリから読み取ることで獲得できる。対象事業によっては、会場にQRコードが設置されている場合もある。
獲得したポイントは「アクアコイン」アプリの、コイン・ポイント詳細から確認することができる。
つまり、木更津内のボランティア等に参加すると、らづポイントが一定数還元され、アクアコインアプリを通じて支払などに使えるということだ。
ちなみに、アクアコインと併用して、「1らづポイント=1円」として加盟店で支払ができる。
ボランティアなどの地域活動への参加モチベーション向上に繋がることが想定される。
以前、LoveTech Mediaで取材した「actcoin(アクトコイン)」も、ボランティア活動への参加や寄付など、個人の社会貢献活動に対して独自のトークンを付与する無料オンラインサービスとなっており、社会善への評価の可視化が世の中的に進んでいることが改めて確認できた。
[clink url=”https://lovetech-media.com/interview/actcoin20190222/”]
ちなみに、初のらづポイント付与は、5月5日に木更津駅西口で開催される食のイベント「木更津ナチュラルバル」にて、My食器、Myお買い物袋の持参者に200らづポイント配布を予定しているという。
木更津市民の方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。
以下、リリース内容となります。
リリース概要
株式会社アイリッジ(本社:東京都港区、代表取締役社長:小田 健太郎、東京証券取引所マザーズ:3917、以下「アイリッジ」)の連結子会社でフィンテック事業を展開する株式会社フィノバレー(本社:東京都港区、代表取締役社長:川田 修平、以下「フィノバレー」)が提供する電子地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」を利用した、木更津市域を対象とする電子地域通貨「アクアコイン」(発行者:君津信用組合、本社:千葉県木更津市、理事長:宮澤 義夫)は、2019年5月5日(日)より、木更津市(市長:渡辺芳邦)が導入する「木更津市行政ポイント制度」(以下「らづポイント」)の運用を開始します。
らづポイントは、木更津市の定める対象事業(市民活動団体や国、県、市等が主催するもの)に参加した場合に付与され、アクアコインの加盟店で利用できます。法定通貨では評価されにくいボランティア活動等の「価値」を数値化し、ポイントとして付与することで、行政主導のまちづくりから、市民と行政のパートナーシップによるまちづくり、市民参加による協働のまちづくりへの変革を推進します。
初のらづポイント付与は、5月5日に木更津駅西口で開催される食のイベント「木更津ナチュラルバル」にて、My食器、Myお買い物袋の持参者に200らづポイント配布を予定しています。今後は運用状況を見ながら、対象事業を順次展開する予定です。
らづポイント×ナチュラルバル詳細
日時 :2019年5月5日(日)11:00~17:00
場所 :JR木更津駅西口広場(木更津レンタカー跡地)
らづポイント獲得方法:
My食器、Myお買い物袋を持参された方に、初回配布記念として200らづポイントを配布いたします。
※おひとり様、一日一回限りとさせていただきます。
今後の対象事業(予定)
・協働のまちづくり活動支援事業(市民活動団体)への付与
・内港清掃活動(ボランティア)参加者への付与
・オーガニックシティセミナー参加者への付与
・公園施設寄附等
・男女共同参画フォーラム(講演会)参加者への付与
・就労支援・移住定住推進事業参加者への付与 など
電子地域通貨「アクアコイン」について
アクアコインは君津信用組合、木更津市、木更津商工会議所の3者が連携し導入を推進している、スマートフォンアプリ上で利用できる電子地域通貨です。利用者は加盟店に設置された二次元コードを読み取ることで手軽に決済できます。加盟店側は二次元コードの設置のみで初期導入費用負担が少なく簡単に即座に導入できます。また、加盟店は売上金として入金されたコインを預金口座へ換金入金するだけでなく、他加盟店への支払い等を直接コインで送金でき、域内のお金の循環を活性化できる仕組みです。
https://www.kisarazu-aquacoin.com/
MoneyEasy(マネーイージー)とは
株式会社フィノバレーが提供する、電子地域通貨サービスを短期間で安価に開始できるプラットフォームシステムです。スマートフォンアプリを使って、チャージから決済までを可能にします。支払方法として二次元コード読取方式を採用しているため、店舗側での初期投資や手間がかからず導入できることが特長です。また、グループ会社である株式会社アイリッジのスマートフォン向け位置情報連動型O2Oソリューション「popinfo」と組み合わせることでマーケティング機能を融合した決済基盤が構築でき、地域活性化への活用が期待できます。オフィス内通貨としても利用できるため、社内制度との連携や社員間のコミュニケーション活性化施策などにも応用できます。
株式会社フィノバレーについて
株式会社フィノバレーは、電子地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」を軸としたフィンテックソリューションを通じて、世の中の様々な課題の解決を目指しています。地域活性化を目的とした岐阜県飛騨・高山地方の電子地域通貨「さるぼぼコイン」を筆頭に、木更津市の「アクアコイン」、小田急電鉄の新宿シネマ&バルWEEKの「シネバルコイン」などの支援実績があります。2018年8月より株式会社アイリッジのフィンテック事業を承継する子会社として新たに事業をスタートしました。
https://finnovalley.jp/
株式会社アイリッジ
株式会社アイリッジは、「Tech Tomorrow:テクノロジーを活用して、昨日よりも便利な生活を創る。」という理念のもと、スマートフォンを活用した企業のO2O(Online to Offline)支援を軸に、フィンテック、不動産テック、VUI(音声インターフェース)等、幅広い領域で事業を展開しています。スマホから実店舗への送客や相互連携を実現するO2O支援では、スマホ向け位置情報連動型O2Oソリューション「popinfo」の提供やO2Oアプリの企画・開発などのソリューション面から、認知獲得・購買促進・優良顧客化などのマーケティング面までワンストップで提供しており、業界トップクラスの実績があります。
https://iridge.jp/