LoveTech Media編集部コメント
先月末、笑顔ディスペンサー「エミーウォッシュ」を開発するマイネム株式会社と、地域ビジネスをデザインする一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(以下、こゆ財団)による、地域に「笑顔と健康とお金」を生み出す共同プロジェクトのスタート発表を報じた。
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エミーウォッシュとは、人が笑顔になると除菌液が出る仕組みのディスペンサー。
笑顔が貯金され(除菌液の売上の一部を利用)、感染症に苦しむ子供たちや女性にエミーウォッシュや除菌液が贈られる仕組みのLoveTechなプロダクトだ。
このエミーウォッシュのプロトタイプ社会実験が、2019年9月から宮崎県新富町で開始されるという。
場所は新富町商店街に2018年8月にオープンしたコミュニティカフェ「こゆ野菜カフェ」。
同町で採れる豊富な種類の野菜をメニュー化し、多くのファンと笑顔を生み出してきたと同時に、ネット通販やキャッシュレス決済にも早くから取り組み、顧客の利便性や満足度向上にテクノロジーを活用している先進的なカフェである。
多様な人材が集まる宮崎県新富町のコミュニティカフェ「こゆ野菜カフェ」で2019年9月より「エミーウォッシュ」社会実験がスタートします(写真 左:店長・永住美香さん、右・末吉隆彦氏)
そもそも、このエミーウォッシュの開発背景には、2015年にスタートした「人を幸せにするおカネ」(エミーとゼニー)の共同研究がある。
現代社会にある貨幣観を「利益を最大化するために使われるおカネ」(ゼニー)と「笑顔で人々をつなぎ感謝を最大化するおカネ」(エミー)の2つに分類し、どのように向き合うのが幸福かが研究されているものだ。
この研究には、慶應大学大学院SDMの前野隆司教授、保井俊之教授、株式会社クウジットの末吉隆彦氏、株式会社URUUの江上広行氏らが関わっているという。
一方、こゆ財団でも設立当初から持続可能な地域の実現にあたっては、エミーとゼニーのバランスが大切であると考えており、「新たなチャレンジを志す多様な人材の育成」(エミー)と「特産品である農産物を中心とした販路開拓・ブランディング」(ゼニー)を実行してきた。
このように、互いの活動ビジョンが共鳴したことから、今回の共同プロジェクトへの進んでいったというわけだ。
エミーウォッシュでたくさんの笑顔を生み出しながら感染症を予防し、経済も動かす社会実験を試みるものであり、都内で開催されるイベント『エミーとゼニーの街づくり』などに後援と協賛をするほか、リカレント教育の観点で感染症予防に関する知識を楽しく学ぶ機会も創出していくとのこと。
*今後の展開案
・エミーウォッシュを題材とした楽しく学べる感染症予防講座
・毎月第三日曜「こゆ朝市」におけるエミーウォッシュブースでの社会実験・笑いヨガを組みあわせた「エミーウォッシュダンス」の開発及び商品化
笑顔の経済圏づくり。
なんて素敵な響だろうか。
このようなLoveTechなプロダクトが、地域から発信されていくのが非常に頼もしい。
上述『エミーとゼニーの街づくり』の中で、8月7日(水)にこゆ財団 代表理事の齋藤潤一氏が、慶應大学大学院SDM特別招聘教授の保井俊之先生と登壇し、トークセッションを行うということなので、本プロジェクトに興味のある方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。
以下、リリース内容となります。