記事の要点
・株式会社Mobloが、ユーザーのクチコミからヴィーガンに対応した飲食店を探せるアプリ「Bene」のβ版をリリース。
・ユーザーが投稿するヴィーガン関連の投稿を閲覧、気に入った投稿は保存、飲食店の検索、おすすめの飲食店をタグ付けして投稿することが出来る。今後は飲食店だけでなく、ヴィーガン・オーガニック商品についての検索や投稿もできる機能も実装予定。
・ヴィーガンは、動物愛護や健康の面だけでなく、環境負荷低減の面からも注目を浴びている。
LoveTechポイント
動物愛護や健康の面だけでなく、環境負荷低減の面からもヴィーガンが注目を集めていますね。
ヴィーガン対応店が徐々に増える一方で、対応状況など情報へのアクセシビリティにはまだ課題があるので、今回ローンチされた「Bene」のようなクチコミサイトはまさにLoveTechであり、プラットフォームの活性化により食のバリアフリー化が進むことを期待したいです。
編集部コメント
株式会社Mobloが、ユーザーのクチコミからヴィーガンに対応した飲食店を探せるアプリ「Bene」のβ版をリリースした。
編集部では早速、アプリをダウンロードして実際にを使ってみた。
Instagramのように写真中心の構成となっていて、おしゃれで美味しそうな料理が並んでいるので、見ているだけでも楽しい。
簡単なプロフィールを入力し、フォローしたいユーザーを選択すれば設定は完了。おすすめの飲食店をタグづけして投稿できるようになっていて、他のユーザーの気に入った投稿を保存することもできる。
各ユーザーからの投稿は「ヴィーガン対応」「オリエンタルベジ(オリエンタルベジタリアンの略)」「グルテンフリー」「オーガニック」などのカテゴリーで表示を分けることができ、また投稿へのコメント機能もついていることから、ヴィーガン含めた「食コミュニティ」の活性化が期待できそうだ。
今後は飲食店だけでなく、ヴィーガン・オーガニック商品についての検索や投稿もできる機能を加えていくという。
英国ヴィーガン協会の定義によれば「ヴィーガニズムとは、人間は動物の搾取なしで生きるべきであるとする主義」「人間による生体解剖や狩猟、労働、畜産物や食物とその他動物搾取に関連する動物の利用を失くすことを目指す」とされているが、最近では動物愛護や健康面での配慮だけでなく、畜産業が排出する温室効果ガス削減など環境保護の観点からもヴィーガンが注目を集めている印象だ。(引用元はこちら)
一方で、NPO法人日本ヴィーガンコミュニティの代表・工藤柊氏によると「ヴィーガンを実践する人が増加する一方、ヴィーガンを実践できる環境が追いついていないのが日本の現状。コンビニやスーパーで購入できるものが少ない、ヴィーガン対応している飲食店が近くにないなど、ヴィーガンを実践するハードルはまだまだ高い」と言う。(引用元はこちら)
まだ国内のヴィーガン市場は発展途上のようだが、大々的にウェブサイトには掲載していなくても、実はヴィーガン対応メニューがある店や、個別対応をしてくれる店もある。今回ローンチされた「Bene」はヴィーガン関連の情報を可視化し、ヴィーガンを実践するハードルを下げることが目的というわけだ。
実際、立ち上がったばかりの「Bene」の投稿を見ていて驚いた。個人店だけではなく、ファミリーレストラン・ロイヤルホストや、カレーハウスCoCo壱番屋もヴィーガン対応メニューを用意しているという。
出典:カレーハウスCoCo壱番屋Webサイトより
東京五輪・パラリンピックを今夏に控える日本で、はたして食のバリアフリー化は定着するか。ヴィーガンやベジタリアンの方でなくても、無理のない範囲で自分のライフスタイルや身体に合った食生活を取り入れてみるのはどうだろうか。
以下、リリース内容となります。