ジモティーに新決済機能が登場。オンライン受注後、地元で直接商品を渡すクリック&コレクトに対応

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記事の要点

・地域の情報掲示板・ジモティーで、新たに「あんしん決済機能」の提供がスタート。

 

・ジモティー上での取引における決済をオンラインで事前に行うことができ、商品の受け渡し方法が「出品者による配送」「購入者による引き取り」のいずれかであることが特長の機能。つまり、全国配送を前提とした機能ではなく、オンラインで購入をし、地元のお店や出品者指定の場所までオフラインで受け取りにいく「クリック&コレクト」形態を想定したものとなる。

 

・代金は出品者、購入者の双方が取引への評価を完了するまでジモティーが預かる。また、「あんしん決済機能」の手数料は、決済金額の5%と比較的割安に設定

LoveTechポイント

ジモティーにはユーザー同士の評価制度が導入されており、互いのやりとりの参考としてみられているので、無料掲示板であっても荒らしとなるようなユーザーが圧倒的に少ない印象です。

今回の新しい決済機能によって地域情報の流通を促進し、地産地消や地域経済の循環と発展にも寄与する点が、LoveTechだと感じます。

編集部コメント

2020年3月頃より本格化したコロナ禍のもと、ビジネスにおけるリアル空間スリム化の動きが加速していった。例えば、従来は通勤型のワークスタイルであった企業はリモートワーク中心の働き方を模索し、必要であれば既存のリアルオフィスを縮小、思い切ったところでは解約を進めている。

 

そんな中、これまで以上に重宝されているのが、地域の情報掲示板「ジモティー」だ。

 

利用料および手数料が一切不要で、誰でも簡単に物品や情報を出品・発信できるので、上述の例だと、リアルオフィスで使用していたオフィス家具等を出品し、必要な人に再分配することに役立っているわけだ。

 

もちろん上記の例に限らず、冷蔵庫や机、ベッドといった大型家具から、ライトや屑かごといった小型家具、衣類やスニーカー、中古車、さらには求人票やイベント情報、不動産物件情報など、あらゆる「地域情報」が流通しているので、「これ、ジモティーに出てないかな」という感覚でチェックするユーザーも多くなっているようだ。特にコロナ禍を経て“シェアリング・エコノミー”への注目度が高まっている状況だからこそ、より存在感を高めている印象であり、現在は月間1000万ユーザーが利用している大型クラシファイドサービスとなっている。

 

そんなジモティーで新たに、「あんしん決済機能」の提供がスタートした。

 

これは、ジモティー上での取引における決済をオンラインで事前に行うことができ、商品の受け渡し方法が「出品者による配送」「購入者による引き取り」のいずれかであることが特長の機能。つまり、全国配送を前提とした機能ではなく、オンラインで購入をし、地元のお店や出品者指定の場所までオフラインで受け取りにいく形態を想定したものとなる。

 

ジモティーでは、出品者と受取予定者がアプリないメッセージを通じてやり取りをして、実際の商品授受現場等をセッティングするのだが、その際に電話番号やメールアドレスといった外部の連絡先情報や、振込口座情報をやり取りすることはできなかった。

実際にジモティーのメッセージで銀行口座番号を入力した際の応答メッセージ。記述した口座情報を含むメッセージは相手に届かない仕様となっている

 

よって、実際に品物の授受現場で現金を手渡しするか、もしくは事前確認した住所に代引の形で請求書などを郵送する必要があった。また、様々な受取条件をメッセージ場で交渉するのも煩雑であることから、このような制約によって、ジモティーの利用を控えていたユーザーも多いだろう。

 

その点、今回提供開始する「あんしん決済機能」は、ジモティーが代金の支払いを仲介することで現金受け渡しを不要にし、やりとりの煩雑さを解決することができる。よって、これまで上記のような不便さからジモティーの利用が難しいと考えになっていた法人等にとって、オンラインでの決済や代金支払いの仲介をジモティーが行うことで、地元向け販売ツールとしての選択肢が広がることが期待される。もちろん、法人だけでなく個人出品者も然りだ。

 

具体的な流れは以下の通り。手数料は決済金額の5%と比較的割安に設定されており、代金は出品者、購入者の双方が取引への評価を完了するまでジモティーが預かることになっているから安心だ。

画像出典:ジモティーより

 

このような仕組みは、新たな小売の形態である「クリック&コレクト」として、アメリカやフランスで昨今拡大。オンラインショッピングでの利便性を享受しながら、課題となりやすい配送に関する費用や手間、時間を削減できる仕組みであり、Eコマースとリアル店舗の共存可能なあり方として大いに期待されているものだ。特にアメリカでは、別名でBOPIS(Buy Online Pick-up In Store:オンラインで購入し、ストアで受け取る)とも呼ばれている。

 

また、販売する店舗側から見ても、店内混雑を嫌う顧客の新規獲得や、来店時の追加購入促進など新たな販売機会につながる取り組みとして支持されている。

 

今回の「あんしん決済機能」により、小売店や飲食店のテイクアウトなど地元ならではの商品が販売しやすくなり、地産地消や地域経済の循環と発展にも寄与できるだろう。

 

これまでジモティーを活用したことのない方や企業も、今回の新機能実装に伴って利用をスタートしてみてはいかがでしょう。新たな販路の開拓になるかもしれない。

 

以下、リリース内容となります。

LoveTechMedia編集部

「”愛”に寄りテクノロジー」という切り口で、社会課題を中心に、人々をエンパワメントするようなサービスやプロダクトを発信しています。

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