当社は、2019年1月から、時速5kmの自動走行モビリティを活用した、移動空間サービスの事業化に向けた技術・実証実験を行ってきました。
実証実験を踏まえ、当社は2020年2月10日に設立したゲキダンイイノ合同会社(以下、ゲキダンイイノ)において、開発を進めてきた時速5kmの自動走行モビリティ「iino」によるサービスを本日から開始します。
ゲキダンイイノは、大型商業施設等の敷地内や都市における歩行者エリアでの移動手段として活用する「type-S」と、観光地やリゾートホテルにおけるラグジュアリー体験向けの「type-R」の2種類のモビリティを、K4 Digital株式会社をはじめとする、さまざまなパートナー事業者の協力も得ながら、開発してきました。
本サービスは、両モビリティの運用受託を通じ、時速5kmだからこそ感じることのできる空間の演出、その場所でしか体験できないコンテンツの提供により、利便性のみならず、娯楽性や快適性も兼ね備えた、これまでにない移動を実現し、走行する場所の魅力をより一層引き立てることに貢献します。
関西電力グループは、「中期経営計画(2019-21)」において、社会課題解決に向けた、エネルギー分野での新たなチャレンジの切り口の一つとして「Mobility」を掲げ、“eモビリティ”ビジョンを策定しています。中期経営計画の実現に向け、「iino」をはじめとする、これまでにない様々なイノベーションに関する取組みを展開し、新規事業、新商品・サービスの開発および既存事業の改革に積極果敢に挑戦してまいります。
以 上