記事の要点
・合同会社TheFourSeasonsが、NFCタグを実装したデジタル名刺「United Card」(ユナイテッドカード)の発売をスタート。
・カードをスマートフォンにタップするだけで、連絡先・プロフィール情報の共有が可能。カード購入後のアプリダウンロードや月額契約は不要で、プロフィール情報はいつ何度でも無料で更新が可能。
・今後は、飲食店やヘアサロンの店舗設置型メニューなど、情報を更新する毎に印刷の手間・紙の廃棄が発生するシーンにも導入できるよう開発を進めていく予定。
編集部コメント
ビジネスパーソンには欠かせないアイテムである名刺。
最近、再生紙や非木材紙を利用した名刺も見られるものの、脱プラスチックへの取り組みが各国で広がりを見せる一方で、いまだ大量消費され続けているモノの一つでもある。
これを課題とした合同会社TheFourSeasonsが、今回、紙の名刺に代わるサスティナブルデジタル名刺「United Card」(ユナイテッドカード)の販売を開始した。
一見普通のこちらのカードだが、中にNFCチップが埋め込まれており、カードをスマートフォンにタップするだけで、連絡先・プロフィール情報の共有が可能だという。
使い方だが、まず、記載するプロフィールをマイページで作成する。プロフィールでは、役職や資格、連絡先などの基本的な情報はもちろん、プロフィール写真やカバー写真、自己紹介文なども登録が可能だ。
プロフィールが完成したら、カードをスマートフォンにタップすることで、ブラウザでプロフィール情報画面が立ち上がり、共有が完了するというわけだ。国内にあるほぼすべてのスマートフォンで利用ができる。
登録可能なプロフィール項目は以下の通り。
- プロフィール写真、カバー写真
- 氏名(日/英)、肩書
- 経歴、自己紹介文
- 仕事【会社名・役職】
- 学歴【学校名・専攻】
- 居住地【住所・地名】
- スキル、資格
- SNSアカウント、Webサイト、電話番号、メールアドレス
オンラインでの名刺交換デジタル化は進んでいるが、リアルワールドにおける名刺交換シーンを、名刺カードという物理的なモノを使ってデジタル化するソリューションは、まだあまり見かけない。
QRコード等の読み込みなく、スマホへの1タップで名刺情報を交換できるのは、なんとも新しい体験な気がする。
もちろん、異動など記載内容の変更が発生した場合も、紙の名刺だとその都度新たな名刺を作成する必要があるが、United Cardではいつでも情報のアップデートができるので、環境にも優しいし名刺準備工数の削減にもつながるだろう。
カードは全8色展開で、使いやすいシンプルなデザインとなっている。料金は1枚3,300円(税込)、550円(税込)で社名・氏名の刻印が可能だ。カード購入後は、アプリのダウンロードや月額契約は不要で、一度の購入で完結する。
今後は、飲食店やヘアサロンの店舗設置型メニューなど、情報を更新する毎に印刷の手間・紙の廃棄が発生するシーンでも使えるよう、開発を進めていくという。
紙のストローが、いつしか人々の日常に馴染んだように、デジタル名刺サービスも「これからの当たり前」となっていくかもしれない。
もしくは、デジタル名刺をスタンダードな交換情報としつつ、「ここぞ」という時のものとして紙の名刺を持つ、という人が増えるかもしれない。
《販売概要》
- 発売日:2021年10月20日(水)9:00-
- 販売:オンラインショップのみ取扱 https://unitedcard.net/
- 価格:1枚 3,300円(税込)・社名刻印サービス550円(税込)
- 送料:無料(日本国内)※通常7-10日以内でのお届け