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オリジナル発酵技術で循環型経済を体現するファーメンステーションが、2億円の資金調達完了を発表

2021 3/16
食/地域/環境
LoveTechMedia編集部

記事の要点

・独自の発酵技術を使って循環型社会を構築する研究開発型スタートアップ・ファーメンステーションが、計3社を引受先とする第三者割当増資により2億円の資金調達を実施したと発表。

 

・ファーメンステーションの強みは、原料開発からマーケティング・営業まで、一気通貫の垂直統合型で事業を運営することにあり、今回の資金調達を通じて、その各機能の強化を行い「圧倒的な技術プラットフォームの構築」を目指すとしている。

 

・また、積極的な事業開発・技術強化を行い、事業成長に向けたチーム作りも加速させ、グローバルへの進出に向けた準備も進めていくとのこと。

LoveTechポイント

サーキュラーエコノミーの真意は、循環型モデル自体を作ることではなく、そもそも廃棄物ゼロの社会を構築することにあると言えます。

エタノールの製造過程で生成される発酵粕を、化粧品原料や地域の鶏や牛の飼料として利用し、さらに鶏糞を水田や畑の肥料にするといった流れは、まさにサーキュラーな状態を体現するものであり、LoveTechな事業モデルであると感じます。

編集部コメント

株式会社ファーメンステーションが、株式会社SXキャピタル、新生企業投資株式会社、JR東日本スタートアップ株式会社の計3社を引受先とする第三者割当増資による2億円の資金調達実施を発表した。

 

ファーメンステーションとは、岩手県奥州市に研究開発拠点兼自社工場をもち、独自の発酵・蒸留技術でエタノールやサステナブルな化粧品原料などを開発・製造している研究開発型スタートアップだ。

 

主な事業は大きく分けて4つ。

 

サステナブル原料を化粧品・ライフスタイル製品の原料として化粧品メーカー・原料卸に販売する原料事業、自社ブランドによるオーガニック化粧品事業、原料提案から製品開発まで一貫して受託する化粧品・ライフスタイル製品等のODM/OEM事業、そして主に大企業との共創事業である。

 

例えば原料事業を見てみると、同社が開発するサステナブル原料の中でも、主力商品となるのはライスエタノールだという。これは岩手県奥州市の休耕田を耕して育てた無農薬・無化学肥料米(有機JAS認証)から作られるもので、世界的なオーガニック認証である、USDA認証やエコサートコスモス認証も取得している。

 

このエタノール製造過程で生成される発酵粕は、化粧品原料や地域の鶏や牛の飼料として利用され、さらに鶏糞は水田や畑の肥料にするなど、廃棄物ゼロの循環型モデルを構築。来るべき循環型社会に向けて、2009年の会社設立以来、先駆的な取り組みを続けている。

 

また、SDGsの実現や循環型社会を目指す企業とタッグを組んで、食品・飲料工場の製造過程等で出る副産物や食品残さなどの「未利用資源」を、 新しい価値ある製品に変えていく、循環型社会構築にむけた共創事業も注目すべきポイントだ。

 

例えばJR東日本スタートアップとの取りみでは、「シードル」を作る際に出るりんごの搾りカスからエタノールを製造し、ルームスプレーやディフューザーとして商品化。さらに残った発酵カスは牛の飼料になり、そのお肉がメトロポリタンホテルや列車レストランのメニューとして採用されている。

画像:株式会社ファーメンステーションWebページより

 

同社は2019年には、経済産業省が推進するJ-Startupにも採択されており、独自性の高いテクノロジーをもって、循環型社会に向けたモデルを構築しサステナブルな事業展開で先行しているスタートアップとして、大いに注目されている。

 

そう、昨今ではSDGsやESG投資の推進や、カーボンオフセットおよびサーキュラーエコノミーの推進等、世界的にも急速に環境問題への取り組みや、サステナブルな事業創造が喫緊の社会課題として認知され始めており、その中で前述の「未利用資源」を高付加価値なサステナブル原料に再生し、事業・サービスに活用するニーズは、急速に高まっているのだ。

 

そしてそれに付随して、原料のトレーサビリティや天然由来100%で厳格なオーガニックにこだわった自社ブランド製品への需要も高まり、化粧品・ライフスタイル製品等のOEMや、そもそもの原料提供の引き合いも急速に増えてきているという。

画像:株式会社ファーメンステーションWebページより

 

これらの高まり続けるニーズに応えるべく、事業強化を目的として今回の資金調達が行われたわけだ。

 

ファーメンステーションの強みは、原料開発からその後の最終製品の企画・開発、マーケティング・営業まで、一気通貫の垂直統合型で事業を運営することにある。

 

今回の資金調達を通じて、その各機能の強化を行い、「圧倒的な技術プラットフォームの構築」を目指すとしている。

 

また、積極的な事業開発・技術強化を行い、事業成長に向けたチーム作りも加速させ、グローバルへの進出に向けた準備も進めていくとのことだ。

 

同社は、今回の資金調達のタイミングで、エムスリーでの事業責任者やヘルスケアスタートアップでの経営経験を持つ北畠勝太氏が、COOとして経営チームに参画して、スタートアップとしての経営体制を強化することも発表している。

 

廃棄物を出さないサステナブルな「循環型社会」を構築する研究開発型企業、ファーメンステーションの動向を、今後も注視していきたい。

 

食/地域/環境
LoveTech アップサイクル ラブテック 株式会社ファーメンステーション

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