感謝・恩送りのお金「エミー」の循環で社会課題を解決。一般社団法人エミーバンク協会が設立

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記事の要点

・笑顔づくりと世界の様々な社会課題解決の両立をめざすマイネムが、一般社団法人エミーバンク協会を2021年4月1日に設立。「エミー(emmy)」と名付けられた感謝のお金を循環させる仕組みを研究・啓発・普及を目指す。

 

・社会装置の第一弾は、笑顔づくりと感染症予防を推進する「emmyWash(エミーウォッシュ)」。装置の前で笑顔になると、除菌液が噴霧されるというディスペンサーで、1回の笑顔を1emmy、1emmy=0.5円として換算され、貯まった笑顔(エミー)をもとに、エミーバンク協会を通して教育機関などにemmyWashが贈られる仕組みになる。

 

・設立を記念して、オンラインイベントを2021年5月27日(木)に開催予定。

LoveTechポイント

笑顔は誰もが提供できる無償のギフトであり、それを見える化してお金とともに循環させる思想が、非常にLoveTechだと感じます。

幸せだから笑うのではなく、笑うから幸せになるというフローも十分にあり得るでしょう。

編集部コメント

笑顔づくりと世界の様々な社会課題解決の両立をめざすマイネム株式会社が、一般社団法人エミーバンク協会を2021年4月1日に設立した。

 

「エミー(emmy)」とは「感謝のお金」のこと。感謝・恩送りのお金として、その価値に共感し、関連する社会装置を事業化することで生み出されるものだという。

 

ここでいう社会装置事業とは、社会・公共の課題・コストを資本財に変換していく「コスト(Cost)から資本(Capital)へ)」というコンセプトのもとで、笑顔づくりと社会課題解決の両立を目指す事業のことだ。

 

エミーバンク協会は、社会装置事業で得た利益を、感謝・恩送りのお金として、さらなる社会装置の普及のために循環させるサイクルを推進し、その普及・啓発活動に取り組んでいくための団体ということになる。

 

社会装置の第一弾は、笑顔づくりと感染症予防を推進する「emmyWash(エミーウォッシュ)」。除菌液のディスペンサーなのだが、装置の前で笑顔になると、除菌液が噴霧されるという仕様になっている。

画像データ:emmyWash Webページより

 

 

1回の笑顔を1emmy、1emmy=0.5円として換算され、貯まった笑顔(エミー)をもとに、エミーバンク協会を通して教育機関などにemmyWashが贈られる仕組みとなっている。全国のemmyWashから獲得したエミーは、2021年3月時点で、累計【77795】だという。

 

エミーウォッシュについては、こちらの記事もご覧いただきたい。

 

エミーバンク協会の代表理事は、マイネム株式会社共同代表/クウジット株式会社代表取締役の末吉隆彦氏が務め、また理事兼最幸顧問に、人を幸せにするおカネ(エミーとゼニー)研究の保井俊之教授(叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部長/慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント学科特別招聘教授)、同理事に江上広行(URUU株式会社代表取締役/一般社団法人価値を大切にする金融実践者の会代表理事)、本條陽子(ソニーコンピュータサイエンス研究所ゼネラルマネージャ/一般社団法人シネコカルチャー理事)が、それぞれ就任している。

 

なお、今回の協会設立を記念しで、下記のオンラインイベントが開催される予定だ。

 

  • 名称:エミーバンク協会設立記念イベント「エミーがつくる新しい社会価値」
  • 日時:2021年5月27日(木)15:00 -17:00
  • 場所:Zoomオンラインセミナー
  • 主催:一般社団法人エミーバンク協会/マイネム株式会社
  • 後援:健康経営会議実行委員会(株式会社ルネサンス内)
  • 申込先:http://www.kk-kaigi.com/archives/1981

 

笑顔は、無料で提供できる最高のギフトだ。笑顔によって場が和んだり、コミュニケーションがスムーズになったという事はよく聞く話だろう。たとえ作り笑顔であっても、幸せホルモン「セロトニン」は分泌されるので、幸せだから笑うのではなく、笑うから幸せになるというフローも十分にあり得る。

 

団体のコンセプトに共感できる方は、ぜひ、まずは上述のイベントに参加してみてはいかがだろう。

 

LoveTechMedia編集部

「”愛”に寄りテクノロジー」という切り口で、社会課題を中心に、人々をエンパワメントするようなサービスやプロダクトを発信しています。

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