記事の要点
・ イースマイリーが、 親子で「社会課題」について学べるSDGs教育プログラム「ワオ!クエスト」の体験会員の募集を、クラウドファンディングプラットフォーム「Good Morning」にて開始。
・1ヶ月目に社会課題をテーマにした絵本が届き、 翌月に絵本で知った社会課題について、理解を深められる約60分間の親子向けワークショップをオンラインで開催するという流れが設計されている。
・会員費用の10%が連携先の団体へ寄付されるため、 プログラムへの参加が社会課題の解決促進にも繋がる仕組みとなっている。
LoveTechポイント
課題を見つけて、解決までの道のりを親子とプログラムが伴走する。世の中へのバイアスがまだ少ない段階だからこそ、構造的な社会課題発生の仕組みを理解する素地が養われると言えるでしょう。
親子の中だけに閉じた形ではなく、よりオープンな仕組みで学びを享受できる設計にしている点が、LoveTechだと感じます。
編集部コメント
株式会社イースマイリーが、クラウドファンディングプラットフォーム「Good Morning」にて、親子で楽しく社会課題を学ぶことができるSDGs教育プログラム「ワオ!クエスト」の体験会員募集を開始した。
「ワオ!クエスト」では、1ヶ月目に社会課題をテーマにした絵本が届き、 翌月に絵本で知った社会課題について、理解を深められる約60分間の親子向けワークショップをオンラインで開催するという流れが設計されている。
2ヶ月毎に更新されていく様々な「社会課題」に関して親子で学べるプログラムとなっており、内容は小学生としているが、年中以上の子どもであれば理解できるよう作られている。
これを開発するイースマイリーは「みんなと”えがお”をつくる」をビジョンに、知育絵本の開発や読み聞かせ動画チャンネル「きっずちゅーぶ」の運営、 障害や難病のある当事者とご家族のためのコミュニティづくりやプロデュースなど、 子育てと福祉に関する支援事業を推進しているLoveTechな企業だ。
代表の矢澤氏自身が子育ての中で、「 世の中のことや社会課題について、どうしたらわかりやすく伝えられるか、 自ら興味を持って探求することができるか」と感じたことが、本プログラム開発のキッカケとなったという。
同社が実施した、子どものいる親に向けた独自調査(※)によると、SDGsに関心がある親でも、自分が関心のない社会課題・SDGsについては身近に感じにくく、何もできていないということ、子どもへの社会課題に関する教育に関心はあるが実施できていない、という状況が分かった。
※「社会課題・SDGsに関するアンケート(有効解答数:200)」および「子どもの教育に関するアンケート(有効解答数:191)」
また2002年に文部科学省によって「ESD(Education for Sustainable Development)」という新たな教育理念が提唱され、地球環境を保全でき、持続可能な社会づくりの担い手となる人間を、初等中等教育の段階から育成することを目指す教育方法が採用され始めている。
このような背景の後押しもあって、「ワオ!クエスト」が発表されたわけだ。
「ワオ!クエスト」のプログラムは、社会課題の解決に向けて、 現場の第一線で活躍している団体と、 共同開発パートナー(共創パートナー)と連携し、 正しく、 質の高いプログラムを提供できる体制で開発されている。
《共創パートナー団体》
- 認定NPO法人 セカンドハーベスト・ジャパン
- 認定NPO法人 かものはしプロジェクト
- 認定NPO法人 グリーンバード
- 公益財団法人 日本ケアフィット共育機構
また、絵本やワークショップなどの開発工程や、 共創パートナー団体との打ち合わせの様子は、 プログラム参加者に向けて公開される予定で、プログラムの狙いや開発に込めた思いを知るだけでなく、 意見を伝えることもでき、「共創」できるプログラムとなっている。
さらに、体験版以降は会員料金(税込み2,500円/2か月毎)の10%が連携先の団体へ寄付される仕組みであるため、楽しみながらプログラムに参加するだけで、未来の社会問題の解決促進にも貢献ができるようにもなっている。
クラウドファンディングの概要は下記の通り。
- タイトル: 親子で楽しく「社会課題」を学ぶSDGs教育プログラムを”みんな”でつくりたい!
- URL : https://camp-fire.jp/projects/view/396496
- 実施期間: 2021年3月9日(火) から 2021年4月2日(金) までの25日間
- 支援金額: 1,250円~
- リターン: プログラム参加権、 共創コミュニティ参加権、 オリジナル絵本制作など
- 目標金額: 125万円(1,000家族への体験プログラム提供)
子どもに早い段階から社会課題への視点を醸成させ、構造的にペインが発生してしまう仕組み理解の素地を養わせたいと考えている親御さんには、ぴったりのプログラムではないだろうか。