LoveTech Media編集部コメント
フードシェアリングサービス「TABETE(タベテ)」が、株式会社鉄道会館の運営するエキナカ商業施設「グランスタ」「グランスタ丸の内」の一部店舗への導入が決定した。
「TABETE」とは、飲食店や販売店に存在する“まだ安全に美味しく食べられるのに捨てざるをえない状況にある食事”を美味しくお得に購入することによって「レスキュー」できるサービス。
飲食店や販売店における食品ロスは完全な対策を取るのが難しいと言われている中、「フードシェアリング」という形で社会的な取り組みを行う国内最大級のサービスである。
TABETEを展開する株式会社コークッキングはこれまで、官民含め様々な事業体と連携してフードロスに一手を投じてきたが、今回、食品ロスの発生が特に著しい商業施設での連携という、初めての試みにも着手した。
商業施設内の食品ロスは
・閉店まで品揃えを用意しておかないといけない
・天候によって見込み客数が大きく変わる
などの理由から、食品ロスが発生してしまうという課題がある。
それに対してTABETEは、「閉店間際に過剰に残ってしまった商品の売り切りサポート」「その場ですぐに出品できるので急なロスの発生でも安心。お気に入り登録しているユーザーにプッシュ通知で販促アプローチも可能」という2つの特徴を有していることから、商業施設内の食品ロス削減に貢献できる想定だ。
出品予定店舗は以下の通り。
①DEAN & DELUCA 八重洲 (グランスタ 地下1階)
TABETE出品予定:本日のパン詰め合わせ②デイジイ東京 (グランスタ 1階)
TABETE出品予定:パン詰め合わせ等③ブランジェ浅野屋 (グランスタ 地下1階)
TABETE出品予定:パン詰め合わせ等④ブルディガラ エクスプレス (グランスタ 地下1階)
TABETE出品予定:パン詰め合わせ等⑤マンゴツリーキッチン“ガパオ” (グランスタ 地下1階)
TABETE出品予定:惣菜等⑥マンゴツリーキッチン“パッタイ” (グランスタ丸の内 地下1階)
TABETE出品予定:惣菜等
日本の食料廃棄量に関しては様々な推計があるが、例えば環境省および農林水産省発表『食品廃棄物等の利用状況等(平成26年度推計)』 によると、食品由来の廃棄物は2775万トンに上るとされている。
ふすまや大豆ミールなど食品以外の用途で再利用される「有価物」889万トンや、食品リサイクル法によって減量される225万トンを考慮しても、その数値は1661万トンにものぼる。
食品由来の廃棄物のうち、まだ安全に食べられる「食品ロス」の総量は約621万トン。
環境省『我が国の食品ロス・食品廃棄物等の利用状況等(平成26年度推計)の公表について』添付資料より
日本のコメの年間生産量が約800万トン(農林水産省統計部「作物統計」)であることに鑑みると、その量の深刻さは一目瞭然だろう。
お店の食品廃棄と売り上げUPにつながるだけでなく、食べ手にとっても美味しい食事を安価で購入して手軽に社会貢献でき、また地球にとってもフードロス削減と市民の社会的意識向上につながるという、まさに三方よしのTABETE。
まだお使いでない方は、まずはアプリ(Android、iOS)をダウンロードして、お好みの食品をチョイスしてみてはいかがでしょう。
ちなみに、スマホをお持ちでない方はWEB版もどうぞ。
以下、リリース内容となります。