Withコロナ時代の出会い。マッチングアプリ各社のCOVID-19対応+オンラインデートの長短を解説

恋愛/結婚

Withコロナ時代のデートのあり方

 新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)感染拡大防止に伴う政府からの外出自粛要請により、人々のライフスタイルは大きく変化し始めている。

 リモートによる在宅勤務とそれに伴うオンライン会議の実施、オンラインイベントへの参加、リアル店舗からECショップへの購買活動のシフトなど。“Stay Home”をキーワードに、Withコロナを前提とした生活様式への模索が始まったと言えるだろう。

 デートも然り。

 これまでパートナーを求める方々は、以下でリサーチしたような多様な出会い支援サービスを活用して、オンライン・オフラインを問わず、様々なお相手との出会いとデートを楽しんできた。

 だが、非対面・非接触が前提となるAgainstコロナの現状においては、従来通りの対面による出会いとデートははばかれる状況だ。

 そこで注目されているのが「オンラインデート」。ビデオ通話システム等を活用して、遠隔でデートを楽しもうという試みである。

 本記事では、恋活・婚活マッチングアプリに絞る形で各サービスのコロナ対応施策をご紹介し、その後、婚活コンサルタント・澤口珠子氏によるメリット・デメリットの解説をお伝えする。

※結婚相談所・オンライン結婚相談所等が推進する「オンラインお見合い」については、本記事では取り扱いません。

※本記事では、「マッチングアプリ上でマッチングしたもの同士が実施するファーストオンラインデート」のことを、「オンラインデート」と総称して解説しています。すでに複数回対面で会ったもの同士(カップルを含む)のオンラインデートは、対象として含めません。

マッチングアプリ各社のCOVID-19対応

 恋活・婚活マッチングアプリによるCOVID-19対応は、大きく分けて以下5つに分類される。

  1. 感染症対策や運営体制に関するお知らせ
  2. カテゴリ関連機能の実装
  3. ビデオ通話機能の実装(2020.6.3追記)
  4. 一部機能の休止
  5. 新アプリのリリース(2020.5.15追記)
  6. サービス間連携(2020.5.1追記)

感染症対策や運営体制に関するお知らせの通知

 各社によるCOVID-19対応のファーストアクションは、エンドユーザーへのお知らせであった。もっとも早く、ユーザー向けにCOVID-19関連の情報を発信したマッチングアプリは、株式会社エウレカが提供する『Pairs(ペアーズ)』。

 2020年3月19日に、「【重要】新型コロナウイルス感染症対策の推奨について」というタイトルでアプリ内お知らせを配信。手洗い・うがいの徹底や咳エチケット等のリマインドのほか、厚生労働省HPの案内も盛り込んだ。

画面:Pairsアプリ内「お知らせ」より

 その後、同様のお知らせ及びメッセージが、Tinder(米Tinder社:3/26配信)、with(株式会社イグニス:3/30配信)、Omiai(株式会社ネットマーケティング:3/30配信)、タップル誕生(株式会社マッチングエージェント:3/31配信)、イヴイヴ(株式会社Market Drive:4/1配信)、東カレデート(東京カレンダー株式会社:4/7配信)より、それぞれ配信されている。

画面:各アプリ内「お知らせ」およびメッセージより

 上述の中で唯一海外発サービスであるTinderだけは、COVID-19の最新情報取得先として世界保健機関(WHO)サイトへと誘導しており、その他はいずれも厚生労働省ホームページを案内していることがわかる。

カテゴリ関連機能の実装

 次に、具体的な機能実装として発表されたのが、オンラインデート等を前提にマッチングするためのカテゴリ追加だ。これは、ユーザーがあらかじめ「オンラインデート」の実施に抵抗がないことをアピールし、同様の者同士でのマッチングを促すためのもの。該当機能を追加している主要マッチングアプリは、以下5アプリを確認している。

  • タップル誕生
  • イヴイヴ
  • Pairs
  • Omiai
  • CROSS ME

[オンラインデート推奨のおでかけプラン(by. タップル誕生)]

 最初に実装を発表したのは、サイバーエージェントグループである株式会社マッチングエージェントが提供する『タップル誕生』だ。

 4月1日より、自宅でのオンラインデート推奨の期間限定おでかけプランを、同アプリ「おでかけ機能」(※)にて実装・公開した。

※おでかけ機能:女性から発信する形で、24時間おでかけ(デート)できる人を募集する機能

画面:タップル誕生アプリ内「おでかけ機能」より

 その結果、公開1週間で全おでかけプランのうち約3割がオンラインデートプランとなり、またオンラインデートを通して成立した累計マッチング数も1万組を突破したことが発表されている。

オンラインデート推奨公式コミュニティ(by. イヴイヴ)

 株式会社 Market Driveが運営する『イヴイヴ』では、4月4日に「お家でビデオ&電話でお話しよう!」コミュニティを、4月11日に「お家でまったりオンラインゲームを楽しもう」コミュニティをそれぞれリリース。当該機能を通じて、仲良くなったお相手とのビデオ通話や電話を推奨している。

[公式コミュニティ「おうちで〜」シリーズ(by. Pairs)]

 Pairsでは、4月8日より公式コミュニティ「おうちでのんびりゲーム」「おうちでエクササイズ」を追加。後日には「おうちでビデオデート」も追加しており、在宅でのマッチングを積極的に推進している。

画面:Pairsアプリ内「コミュニティ機能」より

[キーワード機能「ビデオ通話OK」(by. Omiai)]

 株式会社ネットマーケティングが運営する『Omiai』では、ユーザーがオンラインデートを楽しむことができるよう、4月22日に キーワード機能のアップデートを実施。自身のキーワードに「ビデオ通話OK」を追加登録することで、 お相手に自身が“オンラインデート”を希望しているかどうかの意思表示をすることができ、 また自身がお相手を検索するときにも利用できるようになった。

(2020.4.28追記)[今日デート機能の「電話」「ビデオ通話」タグ(by. CROSS ME)]

 

 サイバーエージェントグループの株式会社プレイモーションが提供する『CROSS ME(クロスミー)』では、ユーザー同士のコミュニケーションが取りやすいよう、4月23日から「今日デート」機能、およびプロフィール欄の趣味カテゴリにおいて「電話」「ビデオ通話」カテゴリを追加。遠隔でのコミュニケーションに興味があるお相手を見つけやすくした。

 

 ここまでは、オンラインデートを実施する“前段階”の、マッチングを活性化させるための対応内容である。

ビデオ通話機能の実装

 これに対して、実際にアプリ内でオンラインデートを実施できる機能がビデオ通話機能だ。

 オンラインデートといえば、これまではZOOMやSkypeなど、アプリとは別のビデオ通話サービスを使って実施されてきた。これに対し、COVID-19対策としてビデオ通話機能を新規実装したアプリは、記事公開時点で以下2アプリを確認している。

  • Dine
  • Pairs
  • Omiai
  • タップル誕生

[オンラインレストランDine(by. Dine)]

 最初に実装を発表したのは、株式会社Mrk & Coが提供する『Dine(ダイン)』。

 4月15日に「オンラインレストランDine」という仮想レストランがアプリ内にオープンしたことで、ユーザーはデートで行きたいお店としてこの仮想レストランを選択し、気になるお相手をオンラインデートに誘える仕組みになった。

 お相手とマッチ後、オンラインレストランを予約すると、予約時間にアプリ内からレストランに「入店」可能となる。フードとドリンクはBYO(Bring Your Own)、つまり持ち込み制だ。事前準備が整った上でアプリのオンラインレストランDineに入店すると、ビデオチャット機能がONになり、離れたお相手との会話が映像とともに楽しめるようになる。

 ここで特徴的なのは、ただビデオチャット機能が実装されただけでなく、二人の会話が盛り上がるような仕組みも機能として用意されている点。「出身地はどこ?」「好きな食べ物は?」といった基礎的な質問から、よりお相手の内面を知ることができる質問まで、コース料理形式で10個の質問が利用者に提供されるという。また、デートの直前キャンセルやNo Showを防止するためのキャンセル料徴収システムも組み込み済。

 COVID-19対応による緊急開発とは思えないほど、オンラインでのファーストデートをエスコートする機能が想定・実装されている印象だ。

[ビデオデート機能(by. Pairs)]

 上述のDineによる「オンラインレストランDine」機能リリース発表と同日(4月15日)に、Pairsもビデオデート機能を追加予定である旨を発表した。その上で、5日後の4月20日にはiOS版への機能実装を完了、配信を開始している(Android版やWeb版への実装時期は、記事公開時点で未定)。

 実は本機能は、COVID-19対応にかかわらず、将来的な実装のためにもともと開発が進められていたものだという。背景にあるのは、エウレカが実施したPairs会員向けアンケートの調査結果。既存機能に対して「(メッセージだけだと)相手のテンションがわからない」「人となりや雰囲気をつかみにくい」などの声が上がっていたことから、メッセージよりも手軽で楽しく安全にお相手を知り、マッチング直後からデートまでの高揚感を保ちながら関係を築けるコミュニケーション手段を提供すべく、ビデオデートの開発を決定したという経緯がある。

 昨今のCOVID-19感染拡大に伴う社会動向の変化により、優先順位が大きく上がったことから、当初の予定を前倒して本機能の追加を進めたというわけだ。

(Pairs会員向けアンケート結果より)

 使い方は簡単。マッチングしたお相手と3往復以上メッセージを行うと、メッセージ画面上に表示されている「ビデオデートアイコン」が有効になる。そこをタップすることで二人だけのデートルームが作成され、ビデオデートを実施できるようになる。

 また、少し照れてしまう初めての会話でも気兼ねなく行えるよう、β版では1回15分の時間制限と、1日の利用時間制限が設けられている。

 なお、本機能はPairs内で完結するビデオ通話機能のため、電話番号はもとより、ZOOMやSkypeといった外部コミュニケーションツールIDなどの個人情報を教える必要がない。また、ビデオ通話中はAI技術などを活用して常時パトロールが行われ、不適切なコンテンツが確認された場合は強制的に通話が終了、必要に応じて警告や強制退会などの措置を行うとしている。

[オンラインデート機能(by. Omiai)](2020.5.26追記)

 恋活・婚活マッチングアプリ「Omiai」でも、マッチングしたお相手とアプリ内でビデオ通話を楽しむことのできる新機能「オンラインデート」が、5月26日より提供開始された。

 同機能は、マッチングしたお相手とメッセージを 3往復以上行わないと利用できない設計になっているので、マッチング後、お相手から突然ビデオ通話の着信がかかってくるといったことはない。

使い方は簡単で、メッセージを 3往復すると、メッセージ画面右上に「通話アイコン」がアクティブになる。ここから通話の「はじめる」ボタンを押すことで、相手が応答できるようになる。ZOOM等と同様、ビデオをオフにして音声のみの通話も可能だ。

 また、1回の通話時間も15分間に制限されているので、どのタイミングで通話を切ったら良いかわからない、自分から通話の終了を切り出せない、といった心配はなく、より気軽なビデオコミュニケーションができるようになっている(通話制限は毎朝4時にリセット)。

 もちろん、これまで見てきたビデオ通話機能と同様、アプリ内でビデオ通話を利用することができるため、電話番号や外部コミュニケーションツールのIDといった、個人情報のやり取りも必要ない。

 実際に会う前の楽しいひとときや、フィーリングの確認にも活用できる。

[ビデオチャット機能(by. タップル誕生)](2020.6.3追記)

 先ほどから登場しているマッチングアプリ「タップル誕生」でも、アプリ内でビデオ通話ができる「ビデオチャット機能」を、6月3日より開発・実装した。

流れとしては他マッチングアプリと同じで、マッチング後にメッセージを重ねたあと、気になるお相手へリクエスト送り、お相手がリクエストを承認すると、15分間の「ビデオチャット機能」の利用が開始される仕組みとなっている。

特徴的なのは、最先端の顔認証技術を活用した本人確認が必須である点だろう。具体的には、「年齢確認」の際に送信された身分証明書の顔画像、スマートフォンのカメラによるセルフィ(自撮り)、アプリに登録されているメイン写真の3点を照合することによって、本人確認を行う仕組みとなっている。

これは、昨年11月に発表された、パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社のディープラーニング技術を応用したもの。本技術の搭載は、マッチングアプリ業界としては初めての試みであった。

メッセージ以上にお相手の顔や雰囲気がわかるからこそ、本人確認含めたセキュリティの強化が、オンラインデートには必須と言えるだろう。

一部機能の休止

 COVID-19対応としては機能追加だけでなく、一部機能の休止対応も確認された。

 具体的には、株式会社aoccaが提供する『aocca(アオッカ)』が、4月20日に「aoccaモード」の一時休止を発表している。

 aoccaモードとは、今から・今日・明日の3つのタイミングで出会えるお相手を探せるという機能。仕事終わりや予定が急にキャンセルになった時などに、マッチング不要ですぐにメッセージ交換が出来るものだ。緊急事態宣言の対象が全国に拡大していることを受け、不要不急の外出を防止するためになされた措置と言えるだろう。

 なお再開については、「行政当局からの情報など今後の状況に鑑みながら検討・判断する」としている。

新アプリのリリース

 COVID-19対応として機能追加にとどまらず、新しくビデオデートアプリをリリースしたケースもある。

[5minutes(by. 株式会社リンクバル)]

 イベントポータル「machicon JAPAN」を運営する株式会社リンクバルでは、もともと『Couplink(カップリンク)』というマッチングアプリを運営していたが、COVID-19の感染拡大を受けて、新たにオンラインビデオ通話アプリ『5minutes(ファイブミニッツ)』Android版をリリースしている(iOS版やWeb版への実装時期は、記事公開時点で未定)。

 これは、machicon JAPAN掲載のオンラインイベントにてチケットを購入することで、利用可能になるもの。一定人数がリアルタイムで集まるとビデオ通話が可能になり、5分間ごとに新しいお相手と1対1で交流して、時間になったら自動で相手が入れ替わるようになっている。イベント終了後には、上述のCouplinkを通じてメッセージ交換も可能だ。

 実際に会っているときと同様に、お互いの雰囲気やフィーリングを感じながら会話を楽しめるよう設計されている。

[1h(ワンアワー)(by. 株式会社Gisuco)](2020.5.15追記)

 株式会社Gisucoが5月11日より提供している「1h(ワンアワー)」は、ファストデート(Fast Date:短時間デート)をコンセプトにしたマッチングアプリ。

 いま話したいと思った時にお相手を見つけることができるよう、募集時間は1時間に限定。デート時間も、初めてのお相手と気軽に楽しめるよう、最大15分/回と短めに設定されている。

 実際に会うことにフォーカスしていた仕様のため、大量なメッセージのやり取りは必要なく、オンラインでのコミュニケーションが前提となっている。

サービス間連携(2020.5.1追記)

 自社完結型のCOVID-19対応のみならず、関連業界との連携も芽生えてきている。

 タップル誕生では「おでかけ機能」において、1010株式会社が提供するオンライン飲み会サービス「たくのむ」と、2020年4月24日(金)より「オンラインデート」において機能連携を開始。

 これにより、最大12人でオンライン飲み会を楽しむことが出来るため、マッチングしたものの1対1でオンラインデートに抵抗がある人が、友人等を誘って異性の方とデートを楽しむことも可能になった。

 たくのむについては、こちらもご参照いただきたい。

オンラインデートのメリット・デメリット(by.婚活コンサルタント・澤口珠子)

 ここまで見てきた通り、恋活・婚活マッチングアプリ業界ではオンラインデートを推奨する流れが盛んだ。これについて、婚活コンサルタント・澤口珠子氏は、オンラインデートのメリット・デメリットを以下のように挙げている。

<メリット>

  • 時間調整がしやすく、予定を合わせやすい
  • 短時間からデートすることができる
  • お店の予約など、事前準備の必要がほとんどない
  • フィーリングが合わない場合、即座にデートを終了させることができる
  • 相手が自宅から参加の場合、より素に近い状態を確認できる
  • 自宅という落ち着ける環境でコミュニケーションがとれる
  • 自宅にあるものを見せたりしながら会話できる
  • 対面で犯罪に巻き込まれる心配がない
  • お金がかからない

「オンラインデートのメリットは、効率性、環境性、経済性の3点が挙げられます。

まず効率性について。対面のデートだと最低でも1時間はお相手と過ごす必要があります。でも、オンラインデートであれば、お互いに慣れていないこともあり、5〜10分だけでも失礼になりません。フィーリングが合わなかったり、コミュニケーションが苦痛だと感じたら、すぐにデートを切り上げることができる点が、大きなメリットと言えます。あと、お店の予約など、事前準備がほとんど必要ない点も楽です。

次に環境性について。対面デートと異なり、自宅からの遠隔参加が可能なので、よりリラックスした気持ちでデートすることができます。実際にオンラインデートを実施した方にお話を聞くと、服装面で気張らずに済むので楽だった、という意見がありました。また、在宅ならではのメリットとして、家にあるものを写しながらデートできる点も挙げられます。対面デートでは持ってこれないような趣味の品やペットなど、会話のタネとなるものを写せます。もちろん、あくまでオンライン上のデートなので、対面で犯罪に巻き込まれる心配も一切ないです。

最後、経済性について。対面デートでは、お食事の費用や交通費など、何かと出費がかさみます。でもオンラインデートなら、せいぜいパソコンやスマホの通信費、アプリの使用料くらいです。特に男性にとっては、圧倒的に経済的メリットを享受できるでしょう。

 実際に、「タップル誕生」運営のマッチングエージェント社が実施した「オンラインデートの利用実態調査」結果によると、オンラインデートをした感想として、「外出に必要な準備がいらずに楽だった(33.3%)」「実際にデートをするより気軽に実施できた(29.8%)」という声が上位にあがってきている。

<デメリット>

  • 特殊なコミュニケーションスキルが必要になる
  • 画像や音声が途切れやすく、生活音などの雑音も入りやすい
  • 相手の感情や空気感が読み取りにくい
  • スキンシップがとれない
  • 会うまで、あってからのドキドキ・ワクワク感が対面よりも少ない

「一方で、オンラインデート最大のデメリットは、コミュニケーションの難しさにあると言えます。

普段からZOOMやSkypeなどのビデオチャットツールを活用しているのならともかく、そうでない方にとっては、オンラインデートは特殊なコミュニケーションになるはずです。音声が途切れることがありますし、想定外の雑音が入る可能性もあります。また、相手の感情や空気感も、オンライン経由だと読み取りにくいです。よって、ビデオ通話コミュニケーションに慣れていない方にとっては、疲れるデートになる可能性があります。

また、当然ながら手を繋ぐといったスキンシップがとれないので、対面デートと比べて、どうしてもドキドキ感やワクワク感が少なくなってしまいます。

 このようにオンラインデートは、初対面のお相手と気軽に話せる「ランデヴー」重視のコミュニケーションとしてはメリットがある一方で、互いが纏うエネルギーを確かめ合いながら間合いを楽しむ「体験」としては、まだまだ発展途上の段階であると言えるだろう。

「ファーストデートはオンラインで」の時代

 Withコロナの社会情勢の元で急速に注目されてきたオンラインデートであるが、何も今に始まった概念ではない。COVID-19に関係なく、これに準じた機能を提供してきたサービスはこれまでも複数あった。

 例えば、2018年11月にリリースされたマッチングアプリ「Live Duo」(現在はサービス終了)は、マッチング後にまずはビデオチャットで相手と話せるというコンセプトが新しく、当メディアでも取材した。

 また最近だと、株式会社CAmotionからリリースされた「koely(コエリー)」も、「いいね!」ではなく通話(アプリ内電話を利用)でファーストコンタクトがなされる新感覚マッチングアプリとして注目されている。

 通話という観点だと、株式会社マリッシュが運営する「マリッシュ」も、2018年に電話番号交換なしで相手とお電話ができる「あんしん電話」機能をリリースしている。

 このように、少しずつだが文字から音声・映像へとコミュニケーションシフトが起こっているからこそ、今回のCOVID-19パンデミックは、多少なりともその動きに拍車をかけることは間違いないだろう。

 今はまだ慣れていないだけ。1年後には、「ファーストデートはオンラインで」がアーリーアダプター達の行動習慣として根付いているかもしれない。

(監修:澤口珠子 / 執筆:長岡武司)

長岡武司

LoveTech Media編集長。映像制作会社・国産ERPパッケージのコンサルタント・婚活コンサルタント/澤口珠子のマネジメント責任者を経て、2018年1...

プロフィール

ピックアップ記事

関連記事一覧

LoveTechMedia

テクノロジーに触れないことによる”愛”損失を最小限に留める。
LoveTechMediaとは