5月25日(土)に高知県立大学・高知工科大学 永国寺キャンパスにて開催された「IT・コンテンツアカデミー オープンキャンパス」。
高校生・大学生・社会人を問わず、実に150名以上の高知県民が参加した本イベントは、高知県が昨年から開催している「IT・コンテンツアカデミー」のキックオフとも言える催しだ。ITコンテンツの担い手となる人材の育成を目的に、IT・コンテンツビジネスの基礎知識から最先端のプログラミングまで、幅広く学べるものとなっている。
vol.1〜3記事では、課題先進県として同県の抱える課題と打ち手、LINE社テクニカルエバンジェリストによる基調講演、講座の中核的な存在である「アプリ開発人材育成講座」の内容と卒業生の声、および今期における実際の講座風景、そして高知県内各IT・コンテンツ企業によるピッチ内容についてご紹介した。
最後、vol.4となる本記事では、イベント後半に催された全体交流会の様子と、参加者及び本取り組みを企画された県庁職員の方にお話を伺った。
参加者×県内企業、盛り上がる交流会
座って情報をひたすらインプットした後は、参加者と登壇各社およびその他県内企業が実際に顔を合わせて対話をして、さらに詳しく情報を収集したり就職の相談をすることのできる交流会タイムとなった。
軽食を食べながら自由に気軽に交流できる場として、多くの参加者が最後まで会場に残っていた。
県内企業ピッチで気になった会社のブースに足を運んでみる参加者の皆様。より詳しいお話に会話が弾む(写真左:コムニコ、写真右:e-Janネットワークス株式会社)
ピッチ出場されなかった企業のブースも大人気(写真左:ワールドビジネスシスコム株式会社、写真右:株式会社アボカド)
多くのブースの中でも最も人が並んでいた、アプリ開発人材育成講座ブース。参加者の興味は、実際にモノ作ることにもあるようだ(写真左:アドバンスコース、写真右:エキスパートコース)
アプリ開発以外にも、魅力的な講座は沢山ある(写真左:ゲームプランナー育成講座、写真右:AI技術人材育成講座 / IoT技術人材育成講座)
会場内では、株式会社アボカドによるVRゲーム「VR Avocaland Kochi」の体験コーナーも設けられていた
就職相談ブースでは、「高知家IT・コンテンツネットワーク」と呼ばれるコミュニティ運営者による、高知県内就職相談や、出展企業・県内企業の紹介が行われていた
基調講演(vol.1)でお話しされたLINE立花氏に直接相談する参加者も。なんてラッキーなのだろうか
最後は高知県 商工労働部 産業創造課長である濵田憲司(はまだ けんじ)氏より、全体を総括するご挨拶があり、4時間に及ぶオープンキャンパスは大盛況のうちに幕を降ろした。
「本日はご来場いただき、本当に有難うございました。
各々が、何かしらの新しい発見や出会いにつながった1日になったのではないか、と感じております。
高知県では、本気でIT・コンテンツ産業を振興させていこうと考えておりまして、本日のオープンキャンパスから始まるアカデミーについて、来年以降も継続して続けていこうと思っております。
それに併せて、参加者数もどんどん増やしていきたいと考えています。
ぜひ、本日のことをSNS発信やお友達にお伝えください!」
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