LoveTech Media編集部コメント
東京都内の公立保育所では初となる、保育士の業務負担を軽減するための保育ICTシステム導入が、渋谷区内の全公立保育所20園にて実現した。
導入されるのは、園長や保育士の日々の業務負担軽減を目的とした保育業務支援システム「CoDMON(コドモン)」だ。
指導案や日誌の作成、園児毎の登降園管理や保育料計算、請求管理、さらには保護者連絡まで、一貫してシステムがサポートする。
渋谷区では、2019年以降も9園の新規開設を行い保育の受け皿を増やすなど、待機児童削減に向けた取り組みを継続する一方で、保育課による研修や園巡回など「保育の質」向上にも着目し積極的に取り組みを行っている。
今回の取り組みでは、保育の質向上や保育士が長く働ける環境づくりを目指すのはもちろん、園児にまつわる情報がすべて一元管理されることとなるので、将来的にデータ活用による各園児に合った最適な保育の提供を行うことを区として検討していくことも予定しているという。
保育というアナログな業界においては特に、ICT化による業務負担軽減と園内外コミュニケーションの向上が大きく期待される。
待機児童が特に多く、一時保育など突発的な対応も多い都内だからこそ、渋谷区での取り組みを皮切りに、多くの都内区市町村での導入に繋がってもらいたいものだ。
以下、リリース内容となります。
リリース概要
株式会社コドモン(本社:東京都港区、代表取締役:小池義則)は、この度、渋谷区内の全公立保育所20園において、同社が展開する幼保施設向け業務支援サービス「CoDMON(コドモン)、以下:コドモン」の導入が決定したことをお知らせいたします。
保育士の業務負担を軽減するために保育ICTシステムを導入することは、東京都内の公立保育所では初めての試みです。2019年1月より段階的に運用を開始し、新学期の正式運用開始を予定しています。
待機児童削減の先にある「保育の質」向上を目指して
渋谷区では、平成31年以降も9園の新規開設を行い保育の受け皿を増やすなど、待機児童削減に向けた取り組みを継続する一方で、保育課による研修や園巡回など「保育の質」向上にも着目し積極的に取り組みを行っています。
今回、コドモンの導入により、保育士の負担感の高い園内帳票の作成管理や保護者連絡などの業務を効率化し、それらに要していた時間を子どもと触れ合う時間やよりよい保育を考える時間に充てることで、保育の質の向上や保育士が長く働ける環境づくりを目指します。
また、コドモンを導入することで、事務業務が効率化されるだけではなく、日々の食事や発達、健康状態など、園児にまつわる情報がすべて一元管理されることとなります。渋谷区では、そういったデータを活用することで、将来的に園児に合った最適な保育の提供を行うことも検討していきます。
渋谷区におけるコドモン導入機能(抜粋)
●園児台帳の管理機能
基本情報、健康情報、食事など園児のあらゆる情報を一元管理。データの活用で質の高い保育を提供します。
●登降園管理
これまで保育士が手書きで記録していた園児の登降園をICカードで自動管理に。保護者からの園児の欠席連絡もアプリで簡単ワンタッチで可能になります。
●指導計画作成
園独自の書式は維持したまま、年齢や項目毎に整理された3,000以上の文例を参考にしながら入力することが可能に。一度記入した指導案は蓄積され、質の向上にも寄与します。
●連絡帳機能
子どもの様子を文字だけでなく写真でも保護者と共有することができます。
株式会社コドモン 会社概要
◆所在地:東京都港区三田3丁目1−4 Net1.三田ビル4F
◆資本金:1,200万円
◆代表者:代表取締役 小池義則
◆事業内容:保育業務支援システムの開発・提供 。2018年10月時点で、全国約2,000園に導入済み
(ご参考:2018年度 特定地域型保育事業を含む全国保育所数は34,763園)
◆サービスHP:https://www.codmon.com/
保育業務支援システム「CoDMON」概要
「CoDMON」は園長や保育士の日々の業務負担軽減を目的とした、保育業務支援システムです。ICT化によって指導案や日誌の作成、園児毎の登降園管理や保育料計算、請求管理、さらには保護者連絡まで、一貫してサポートしています。