保育士向けスポットワーク「ikuzeee」、保育士の多様な働き方ニーズ見据え8月中旬からβ版開始

育児/教育

LoveTech Media編集部コメント

潜在保育士。

この単語をご存知だろうか。

 

「現在保育士に就いていない保育士資格保有者」のことであり、保育士資格を持っているが保育施設で働いたことがない人と、保育士資格を持っており過去に保育施設で働いていた人の、大きく2種類に分けることができる。

 

平成25年時点の調査によると、保育士登録者数は約119万人、それに対して実際に保育士として働いている人は約43万人出会ったので、残り約76万人が潜在保育士とされていた。

厚生労働省「保育士等に関する関係資料」p.11 保育所に勤務する保育士数の推移(実人数ベース)

 

つまり、半分以上の資格保有者が、その資格を保育施設等での勤務に活かしていない状況なのである。

 

当メディアでは以前、保育士含めた国家資格保有者のみがシッター登録可能なベビーシッター事業について取材した経緯があり、その際にもこの「潜在保育士」問題について言及された。

 

本日、新たにこの潜在保育士の活用を含めた保育士向けスポットワークサービス「ikuzeee」が、スターメッド株式会社と共同でサービスの試験運用を開始したことを発表した。

 

ikuzeeeとは、保育士(保育補助)の方々がもっと自由に選択肢を持って働けるようにすべく、自分の働きたい時間・場所で働ける環境を提供することで、保育人材の流動性を高め、人員不足で悩む保育の場全体の課題解決を目指すサービスである。

 

大きな特徴としては、保育園以外も含めた様々な保育士資格の活用可能性と言えるだろう。

 

商業施設の預かり所や幼児向けの教室、企業内保育所など、保育のニーズがある場所はすべからくマッチングの候補となる上に、保育業務以外のものについても保育系の記事執筆など、保育士としての経験・スキルを活かせる業務全てが対象範囲となるとのことだ。

 

世の中では保育士不足が叫ばれているが、それは「現時点で保育士として勤務する保育士が不足している」という状況であることが、潜在保育士データからも読み取れる。

 

このような、保育士資格保有者全体の活躍の場を増やしていくことが、人材活用の分散化に繋がり、結果として多忙な保育園の業務負荷低減に繋がることも期待されるだろう。

 

以下の動画の通り、利用ステップも難しいものではない。

 

 

保育士資格を活かしたい方々、もしくは保育士スポットワーク先として検討されたい企業や施設の方々は、ぜひ運営会社の株式会社レイブリーに連絡を入れてみてはいかがでしょう。

 

新しいサービスだからこそ、先行者利益もきっとあるはずである。

 

以下、リリース内容となります。

LoveTechMedia編集部

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