写真提供:株式会社ネクストビート(写真左:菅原文仁 埼玉県戸田市長、写真中央:石毛陽子 株式会社ネクストビート 執行役員 CSO、写真右:仙北裕規 株式会社ネクストビート)
記事の要点
・株式会社ネクストビートが、埼玉県戸田市と「保育士支援に関する連携協定」を締結。
・戸田市の就職・復職活動中保育士や市内保育施設に対して、双方の資源やノウハウを活かした支援を行うことで、市全体の保育人材の確保・定着化や質の向上をより効果的に進めていく。
・ネクストビートが自治体と連携協定を締結するのは、戸田市が初めて。
LoveTechポイント
「人口減少トレンドの我が国における課題の解決」という切り口で、様々なネット事業を展開する同社の取り組みはまさにLoveTechであり、以前より自治体連携が期待されていました。
今回の連携協定をきっかけに、保育を中心としたテーマで官民連携に悩んでいる自治体の選択肢拡張に繋がることが期待されます。
編集部コメント
「人口減少社会において必要とされるインターネット事業を創造し、ニッポンを元気にする」ことをミッションに様々なインターネットサービスを展開する株式会社ネクストビートが、埼玉県戸田市と「保育士支援に関する連携協定」を締結した。
ネクストビートが連携協定を締結する自治体は、戸田市が初めてとなる。
同社は大きく3つ、ライフイベント領域・インバウンド領域・地方創生領域の事業を展開している。
ライフイベント領域では、日本最大級の保育士・幼稚園教諭向け転職支援サイト『保育士バンク!』や子育て情報メディア『KIDSNA』、ベビーシッター全員が国家資格保持者の『KIDSNA キズナシッター』などを展開している。
LoveTech Mediaでも以前、上述のキズナシッター事業について取材させていただいた。
[clink url=”https://lovetech-media.com/interview/kidsnasitter20190117/”]
また、インバウンド領域では外国人向け転職マッチングサービス『TOMATES Agent(トゥ・メイツ・エージェント)』を、地方創生領域では宿泊業界専門の就職・転職支援サービス『おもてなしHR』を、それぞれ提供している。
一方戸田市では、2018年度より、産学官協働の事業として「とだの保育創造プロジェクト会議」を開始している。
同市は埼玉県内で23年連続「一番若いまち」となっており、子育て世代の流入などによって保育需要が高まっていった結果、2016年4月に待機児童数が106人と、県内ワースト1位となった。
この状況に対応するべく、受入枠の緊急拡大と併せて保育人材の緊急確保を様々な方策を行い、2016年をピークに待機児童数は減少したものの、長期的・安定的な保育人材の確保や定着化を図り、質の高い保育を続けていく持続性ある取り組みが必要との背景から設置されたのが、この「とだの保育創造プロジェクト会議」である。
保育人材の確保、保育人材の定着化、戸田市の保育の魅力アップという3つを大きなテーマとして掲げており、市内保育園・学識経験者・市が一丸となって取り組んでいるものである。
2年目となる今年は『産』との協働を通じた、より効果的な人材確保を図るとしており、その大きなステップとしての取り組みが、今回のネクストビートとの連携協定というわけだ。
写真提供:株式会社ネクストビート
この連携協定では、戸田市における就職・復職活動中の保育士や市内保育施設に対して、双方の資源やノウハウを活かした支援を行うことで、戸田市全体の保育人材の確保・定着化や質の向上をより効果的に進めていくことが示されている。
つまり、ネクストビート事業の中でも、主には累計13万名以上のユーザーを誇る『保育士バンク!』を軸に据えたものであると言える。
一方で、幼保無償化を筆頭に昨今の保育業界の動きは早く、同社のキズナシッターを中心に、KIDSNAシリーズ等との連携範囲の拡大も、検討される可能性が大いにあると言えるだろう。
当メディアは以前より、同社の良質で戦略的な事業群はもっと自治体連携を進めるべきだと感じていたので、今回の発表には我が事のような嬉しさを感じた次第だ。
保育領域でお困りの自治体は、ぜひ、ネクストビート社に連絡をされてみてはいかがでしょう。
以下、2019/9/27にネクストビートより配信されたリリース内容となります。