リリース概要
「安心して産み育てられる社会をつくる」をビジョンに活動するConnected Industries 株式会社(所在地:東京都中央区、代表:園田正樹、以下CI Inc.(シーアイ・インク))は、2020年4月5日に、働く子育て世代と病児保育施設のための病児保育運用支援システム『あずかるこちゃん』(https://azkl.jp)のサービスを開始します。
企業の働き方改革が加速する中、働く保護者を支える子育て支援とは。
テレワークの活用など、企業の働き方が見直されつつある一方で、変わらず子育て世代を悩ませる課題があります。それは〝子どもの急病時の仕事の調整〟です。
そんな子どもの急病時に働く保護者を支える『病児保育施設』があります。病児保育施設は、全国的に施設数、利用人数共に増加しており、平成29年度は1,622施設、年間延べ利用人数は約69万人と拡充してています。(※1)
しかし、認知不足や電話予約に代表される利用しづらい仕組みが原因で、施設の平均利用率は 30%と低く、十分に活用されていないのが現状です。(※2)
病児保育運営支援システム『あずかるこちゃん』は、24時間いつでも簡単にスマホやLINEから病児保育施設の検索と予約を行うことができるサービスです。施設スタッフにとっても煩雑な事務作業から解放され、保育に集中できる職場環境が作られるというメリットがあります。また、病気の子どもは最適な保育看護を受けられ、保護者は安心して仕事に集中できることで、企業は生産性の向上やキャリア支援の実現が見込めます。
『あずかるこちゃん』は、子どもを中心に、働く子育て世代、病児保育施設、企業の4者が笑顔になり、誰もが安心して子どもを産み育てられる社会の実現を目指します。2020年4月5日にサービスを開始し、初年度で200施設の導入を目指します。
「あずかるこちゃん」の特徴(保護者向け)
- 病児保育の検索から予約までスマホでシンプルに
保護者は『あずかるこちゃん』から近くの病児保育施設の場所を検索でき、『あずかるこちゃん』を契約している施設には、そのままスマホから予約申込を行うことができるようになります。
予約の際には詳しい内容や空き状況を確認でき、安心して予約申込をすることが可能です。施設スタッフは、これまで電話で個別対応していた予約管理業務から解放され、保育とケアに時間を使うことができます。
- キャンセル忘れ防止のリマインド機能
⼦どもの体調は変わりやすく、病児保育施設では当⽇朝のキャンセルが多くなっています。施設スタッフは予約の電話対応だけでなく、キャンセル対応にも多くの時間を要しています。
『あずかるこちゃん』では、保護者は24時間いつでもスマホから簡単にキャンセルすることが可能です。また、当日朝に予約申込をしたすべての保護者に、リマインドを送信することで、適切なキャンセルを促し、キャンセル待ちの方のスムーズな利用へ繋がる仕組みになっています。
「あずかるこちゃん」の特徴(病児保育施設向け)
- 子どもの情報を一元管理
『あずかるこちゃん』では、病児保育施設が子どもの受け入れの判断に必要な情報(名前・年齢・病名・アレルギー・既往歴・発達の状況など)を一元管理することが可能になります。
保護者は時間を気にせずに子どもの情報を伝えることができ、施設側は電話対応することなく、パソコンの画面上で情報を受け取り、確認することができます。
- 手厚い導入サポート・カスタマーサポートの体制
『あずかるこちゃん』では、病児保育施設の導入準備期間として約1ヶ月を設けています。初期設定や使い方の案内など、安心してサービスをご利用いただけるようサポートが充実しています。
これにより、サービス導入後のトラブルが少ないという特徴があります。また、保護者への周知活動もご協力させていただきます。
・提供開始日:お申し込みから1ヶ月後に運用開始
・対象:全国の病児・病後児保育施設(形態は問いません。)
・本サービスに関するお問い合わせ先:info@ci-inc.co.jp
「あずかるこちゃん」について
病児保育運営支援システム『あずかるこちゃん』は、保護者は無料で利用でき、病児保育施設または市区町村からシステム利用料をいただくモデルを取っています。今後は、施設検索やネット予約だけではなく、保育記録など、病児保育を運営する上で必要な業務の効率化を支援する機能を開発していきます。
子どもが病気の時、病児保育という選択肢があることで、子どもは最適な保育看護を受けられ、保護者は安心して仕事に集中でき、企業は生産性の向上やキャリア支援を実現できます。
2019年10月から実証実験を開始し、現在7つの施設で運用しています。実証実験期間中の保護者の登録者は1,200人を超えています。
補足
※1 病児保育施設数、利用延べ人数に関するデータ
内閣府「保育環境改善等事業」(令和元年)
https://www.mhlw.go.jp/jigyo_shiwake/dl/r01_jigyou02a_day1.pdf
※2 病児保育利用率に関するデータ
内閣府「病児保育事業について」(平成25年12月11日発表)
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/meeting/kodomo_kosodate/b_9/pdf/s4-2.pdf
代表プロフィール
園田 正樹(そのだ まさき)
産婦⼈科医(東京⼤学医学部附属病院 産科婦⼈科学教室)/CI Inc. 代表取締役/成育医療等協議会 委員/公益社団法⼈ ⼩児保健協会 ホームページ・広報委員会 委員/デジタルハリウッド⼤学⼤学院デジタルコンテンツ専攻
CI Inc.について
未来を担う子どもたちにとって、より良い成育環境を目指すためには保護者がより安心して仕事と子育てができる社会環境の整備が必要です。子どもたちと働く保護者を取り巻く社会課題を解決することで、新たな社会的・経済的価値を生み出したいと考えています。弊社は、多様な人や企業などが繋がることにより大きな社会的インパクトの共創を目指すため2017年7月7日に設立しました。(https://ci-inc.co.jp/)
<受賞歴>
2018年に第12回 キッズデザイン賞「キッズデザイン協議会 会長賞」受賞、第7回健康寿命をのばそう!アワード「厚生労働省子ども家庭局長賞 企業部門 優良賞」受賞。2019年に起業家万博 5つの賞を受賞、CEATEC AWARD 2019「Co-Creation PARK賞」受賞。2020年に経済産業省主催のジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2020でブランプリを受賞。