日本最大級オーナー制度プラットフォーム「OWNERS」運営のukkaが総額1.2億円の資金調達を実施

社会課題

LoveTech Media編集部コメント

日本最大級のオーナー制度プラットフォームサービス「OWNERS(オーナーズ)」を展開する株式会社 ukkaが総額1.2億円の資金調達を実施した。

 

日本全国どこでも規格に沿った食糧が大量に運ばれる流通網は、我々の食文化をモノ的に豊かにしたが、一方で誰が作り誰が食べているのかといった、顔の見えない状況を招いてしまっている。

 

また、収穫から消費者の手に渡るまでに3〜5日の時間がかかる、生産者に価格決定権が無い、規格に沿った食材しか流通せしないので規格外品の多くは破棄される、消費者が払ったお金の多くは流通業者が受け取り、生産者が受け取るのは僅か、といった数々の問題も発生している。

 

そんな流通の都合に沿った食材”のみ”が価値とされる仕組みに異を唱え、食材本来の味・食感・栄養・生産方法といった本質的な価値が評価され、生産者が適正な利益を得ることができるサステナブルな食循環を目指しているのがukkaだ。

 

「100年後に続く食と農のあるべき形を創る」というミッションを掲げ、2017年9月に創業されたITベンチャーである。

 

同社が提供するOWNERSは、小規模でも強いこだわりを持って作られる食材を、ストーリーとともに、最も旬の時期に生産者から直送するプラットフォームを提供している。

 

仕組みとしては非常にシンプルで、希少な農産物・海産物・加工品を予約注文する仕組みを通じて、農家としては先に販売量を確定させ入金を前倒し、且つ顔の見える関係性の元に販売することができる。また消費者としても「特別なものを食べたい」「最も美味しい時期に新鮮なものを食べたい」「食の裏側を知りたい」といったニーズを満たしてくれ、この両者のニーズをマッチングしている。

 

今回の資金調達により「オーナー制度」の仕組みをより高付加価値なものにしつつ、同時に、日常使いの単発購入や、お気に入り生産者・食材のサブスクリプションなど、ニーズに合わせての販売形態の多様化を実施し、将来的には全国の生産者のストーリーを可視化し、こだわりを持って生産したものを様々な形で直接販売ができる「一次産業のD2C(Direct To Customer)プラットフォーム」として、生産者直販サービスのスタンダードを確立していくという。

 

生産者と消費者、双方の悩みを業界構造レベルでアップデートしようとするLoveTechなスタートアップとして、当メディアでも引き続き、同社の動向を注視して参りたい。

 

以下、リリース内容となります。

リリース概要

株式会社 ukka(本社: 東京都千代田区、代表取締役: 谷川 佳, 小林俊仁)は、W ventures、KVP、SMBC ベンチャーキャピタルの計3社と、メルカリ小泉氏を含む個人投資家計3名を引受先とする第三者割当増資を実施し、総額1.2億円の資金調達を実施しました。

今ラウンドの引受先一覧:

・W ventures 株式会社 (本社: 東京都渋谷区、代表パートナー: 新 和博, 東 明宏)
・株式会社 KVP (本社: 東京都渋谷区、代表取締役社長/パートナー: 長野泰和)
・SMBC ベンチャーキャピタル 株式会社(本社: 東京都中央区、代表取締役社長: 石橋 達史)
・小泉 文明(株式会社 メルカリ 取締役社長兼COO)
・西川 順(株式会社エウレカ 共同創業者)
・武市 智行 (株式会社 武市コミュニケーションズ 代表取締役)

「売ってから作る」を実現する、一次産業のD2Cプラットフォームへ

OWNERS は、小規模でも強いこだわりを持って作られる食材を、ストーリーとともに、最も旬の時期に生産者から直送する仕組みを提供しています。 この仕組みは、生産者側のキャッシュフローが悪い、価格決定権が無く売価が安い、規格外品が流通しない、食べる人の顔が見えない、といった生産者側の課題を解決すると同時に、消費者側の「特別なものを食べたい」「最も美味しい時期に新鮮なものを食べたい」「食の裏側を知りたい」といったニーズをマッチングしています。

現在では、全国100以上の農業・水産・加工品の生産者と連携し、生産者によっては年数百万の売上げを確保するなど、新たな直販手段として機能しています。昨年からは三菱地所グループや地方自治体との連携を実施し、都内マンションやレストランにおいても利用機会の創出と拡大を進めていきます。

今回の資金調達により「オーナー制度」の仕組みをより高付加価値なものにしつつ、同時に、日常使いの単発購入や、お気に入り生産者・食材のサブスクリプションなど、ニーズに合わせての販売形態の多様化を実施。 今後は、全国の生産者のストーリーを可視化し、こだわりを持って生産したものを様々な形で直接販売ができる「一次産業のD2Cプラットフォーム」として、生産者直販サービスのスタンダードを確立していきたいと考えています。

1.3兆円の「お取り寄せ」市場を再定義する

OWNERSがアップデートするのは「お取り寄せ」の領域です。その市場規模は1.3兆円 (※) を超えるにもかかわらず、過去20年ほど販売形態に変化は起きていません。我々は、効率を追求した工業的な食が増加すればするほど、その逆の、旬やストーリーを重視する食、共感型・参加型の購入スタイルに対するニーズが益々高まっていくと考えています。

従来の「お取り寄せ」は、ランキングやメディア掲載、価格、色/重さ/形といった情報を基準として選択せざるを得ませんでした。一方で、OWNERSが目指す「お取り寄せ」は、作り手の背景を知り、直接つながりを持ちながら持続的に購入していくことができる仕組みです。瞬間的な欲求を満たす消費ではなく、「ファンだからこそ買える」「お得意様」といった特別感、参加感や体験までを含めた価値を創出することにより、「お取り寄せ」をアップデートしていきます。

(※) 矢野経済研究所「2018年版 食品の通信販売市場」チャネル別市場規模構成比参照。

以下、投資家(一部)コメント

W ventures 代表パートナー 東氏
日本の一次産業が抱えている課題は大変大きく、テクノロジーによる解決が期待される分野が多くあると認識しています。ukkaは元Aiming CTO小林氏をはじめとした、日本でも稀に見る、テクノロジーに強みを持ったアグリテックベンチャーです。「100年後に続く食と農のあるべき形を創る」という熱い思いと、最先端のテクノロジーをかけあわせて、生産者と生活者の新しい関係を作り、日本の一次産業を変えてくれていってくれると信じています。ukkaが変える日本の一次産業の未来を大変楽しみにしています。

KVP  代表パートナー 長野氏
OWNERSはただのコマースではなく、生産者の想いを最大化させるプラットフォームを志向しており、そのビジョンは素晴らしいと感じました。OWNERSが目指すオーナー制度は日本の一次産業に変革をもたらす可能性がありますが、新しい概念なので困難も多いかと思います。ただ、谷川さん、小林さんはじめとしたこの素晴らしいメンバーであればやりきれると感じ、KVPとしてぜひ投資させて頂きたい思いました。

小泉文明(株式会社 メルカリ 取締役社長兼COO)
OWNERSは難しく言えば「今までの仕組みを変える新しい食のプラットフォーム」であり、簡単にいえば「めちゃくちゃ美味しい食べ物が買える最高なサービス」である。是非OWNERSでぽちっと買い物を楽しんでもらいたい。家に最高の食材が届くことをお約束するし、届くまでが楽しみで仕方ない。OWNERSで働くチームもモチベーションが高く、今後の成長が楽しみな会社であり、株主として応援していきたい。

西川 順(株式会社エウレカ 共同創業者)
今までの一次産業の流通の仕組みでは、生産者側の課題と、消費者側のニーズどちらも解決しきれていませんでした。しかし、OWNERSは、それらの解決策になり得ると同時に、私たち消費者に新たな価値と体験を提供してくれる素晴らしいプラットフォームです。日本だけではなく、海外にもマーケットチャンスがあるOWNERSのチャレンジを可能な限りサポートさせていただきたいと思っています。

                                                100年後に続く食と農のあるべき形を創る

株式会社 ukkaについて

「100年後に続く食と農のあるべき形を創る」というミッションを掲げ2017年9月に創業されたITベンチャー。テクノロジーを活用しながら、都市、生産者と消費者の「関係性」から生まれる次世代の食材流通の形を提案し、一次産業の諸問題の解決を目指しています。

撮影:水津 惣一郎

株式会社 ukka
代表取締役 谷川 佳 , 小林 俊仁
設立日 2017年9月13日

所在地 〒100-0013
東京都千代田区霞が関一丁目4番1号 日土地ビル2F SENQ霞が関内
ukka会社HP https://www.ukka.green/
OWNERS ウェブサイト  https://owner-style.com

 

【本件に関するお問合せ先】
株式会社 ukka 広報担当:本田
電話:03-6820-2450 メールアドレス:hello@ukka.green

【採用に関して】
事業拡大に伴い積極的に採用を行っています。詳しくは以下のWantedlyページをご確認下さい。
https://www.wantedly.com/companies/ukka

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