LoveTech Media編集部コメント
長野県が掲げる「信州ITバレー構想」。
長野市を中心とした北信地区をITを活用した新規事業にチャレンジする事業者とその支援者が集まる魅力ある地域にし、Society5.0時代に向けた産学官連携の上で、新しい産業を生みだすことを目的とするプロジェクトである。
昨年12月に長野県知事に提出された「情報サービス・ソフトウェア事業を中核とした産業集積の推進に関する要望書」に沿って進められている。
その中核的存在として「信州ITバレー構想」の実現を目指し今年5月24日設立されたのが、一般社団法人長野ITコラボレーションプラットフォーム、通称NICOLLAPだ。
設立に携わった長野県経営者協会の山浦愛幸会長や、長野県立大学の安藤国威理事長のほか、日本ユニシス(東京都)、BJIT(東京都)、シソーラス(長野市)、CREEKS(長野市)の役員等が理事を務めている。
このNICOLLAPが、会員公募を開始し、事業活動をスタートさせたと発表した。
NICOLLAPの大きな目的は、イノベーションへのポテンシャルを持つ事業者やクリエイター、最先端の技術が集まる場をつくり、コラボレーションを促進すること。
会員属性がビジネス会員とIT会員の2種類に大別され、ビジネス会員の持つ事業課題及び新事業創出の芽となる企画案の事業化を目指しIT会員が伴走型支援をしていく、というモデルを敷いている。
ビジネス会員は県内外を問わず募る予定であり、IT会員についても、最初はNICOLLAP理事を務める企業を中心としつつ、今後県内外より各種先端技術を擁する事業者やコーディネーター、クリエイター等を広く受け入れる予定だという。
またプロジェクトについては、中山間地課題解決、ヘルスケア促進、観光消費増、次世代製造業実現、IT人材育成等の方針を軸に、会員間のコラボレーションによるプロジェクトを5年間で100プロジェクトの立ち上げ実行することを目標に推進していく予定だ。
ちなみに同団体は、「信州ITバレー構想」の中心拠点を長野市善光寺門前町界隈に据えており、そのための「善光寺門前イノベーションタウンプロジェクト」立ち上げと、県内の若手経営者を中心としたコミュニティを形成も積極推進していくとのこと。
この辺りのNICOLLAP活動詳細は、2019年9月17日(火)に北野文芸座(長野市西後町)で開催予定の「信州ITバレー構想キックオフシンポジウム」でも、その概要が語られる予定であり、今後の長野県の産業集積戦略を知る良いチャンスである。
興味のある方は、参加されてみてはいかがでしょう。
以下、リリース内容となります。