記事の要点
・移住スカウトサービス「SMOUT」において、無料で700名以上の地域の人にオンラインで移住相談できるサービスがリリース。
・自治体職員、地域企業で働く人、地域おこし協力隊、先輩移住者など多様なバックグラウンドを持つ人が各地域で登録しており、北海道から沖縄まで、移住促進に力を入れている200以上の地域の人に無料で相談することができる。
・SMOUT登録後、トップページの「移住相談する」ボタンからオンライン移住相談をすることができる。
LoveTechポイント
地方移住への興味が高まっている中、気軽に地元居住者へ相談できるプラットフォームとして、納得度を高めての移住を促進している点がLoveTechと感じます。
地方移住への精神的ハードルが、ますます下がることでしょう。
編集部コメント
今、若い人の地方移住ニーズが、かつてないほどに高まっている。
平成29年度の国土交通白書によると、三大都市圏に住む若者は4人に1人が地方移住に関心があり、認定NPO法人ふるさと回帰支援センターの利用者の年代推移を見ても、平成20年には50、60、70歳代が全体の70%を占めていた移住希望者が、平成30年には20、30、40代が全体の70%以上を占めるようになっている。
出典:認定NPO法人ふるさと回帰支援センター「2018移住希望者の動向プレスリリース」
また、全体的な移住相談件数も増加中だ。
総務省が今年7月31日付で発表した、「平成30年における移住相談件数に関する調査結果(移住相談窓口等における相談受付件数等)」によると、各都道府県及び市町村の移住相談窓口等が平成30年度中に受け付けた相談件数は、全体で約298,000件となっており、前年度から約38,000件増加している。
そんな背景の中、地域へ移住したい人と地域の人とをつなぐ移住スカウトサービス「SMOUT」を運営する株式会社カヤックLivingは、無料で地域の人にオンラインで移住相談ができるサービスを新たにリリースした。
SMOUTとは、サイト登録することで、活躍できる地域やライフスタイルに合う地域から声がかかるという仕組みの移住マッチングサービス。
今回の新機能リリースにより、若い世代がより気軽に移住相談ができる環境を提供し、地域移住の動きが促進されることを目指している。
移住希望者の移住相談に答えるのは、SMOUTに登録し活動する700名以上の地域の人(2019年10月1日現在)。
自治体職員、地域企業で働く人、地域おこし協力隊、先輩移住者など多様なバックグラウンドを持つ人が各地域で登録しており、北海道から沖縄まで、移住促進に力を入れている200以上の地域の人に無料で相談することができる。
具体的には、SMOUT登録後、トップページの「移住相談する」ボタンからオンライン移住相談をすることができる。
また、すでに移住したい地域が決まっている人は、SMOUTの各地域ページから相談相手を探すことが可能だ。
移住への相談ハードルがますます下がり、好きなタイミングで納得度の高い移住を進めるためのプラットフォームとして、SMOUTの展開に期待したい。
以下、リリース内容となります。