記事の要点
・フードシェアリングサービス『TABETE(タべテ)』を展開する株式会社コークッキングが、神奈川県藤沢市と「食品ロス削減及びフードシェアリングへの市民意識向上に向けた連携協定」締結を発表。
・本連携協定では、藤沢市における食品ロス削減及びフードシェアリングへの市民意識の向上を図ることを目的としており、相互に協力してTABETEを活用した食品ロスの削減ならびに啓発等に取り組んでいく。
・TABETEは現在、20〜40代の働く女性を中心とした約16万人のユーザーと、飲食店や惣菜店を中心とした約350店舗が登録して活用中。
LoveTechポイント
フードシェアリングの仕組みが地域ユニット(つまりは地方自治体)のレベルでプラットフォーム展開される点が、LoveTechだと感じます。
民間事業者による活動だけではリーチできない層へのアプローチと啓発効果を期待します。
編集部コメント
フードシェアリングサービス『TABETE(タべテ)』を展開する株式会社コークッキングが、神奈川県藤沢市と「食品ロス削減及びフードシェアリングへの市民意識向上に向けた連携協定」締結を発表した。
TABETEとは、まだ美味しく食べられるのに「捨てざるを得ない危機」にある飲食店の食事を、ユーザーが「1品」から「美味しく」「お得」に購入することによって「レスキュー」出来るプラットフォーム。
サービスコンセプトとして「フードロス削減」が掲げられており、そのビジョンに共感する形で、20〜40代の働く女性を中心とした約16万人のユーザーと、飲食店や惣菜店を中心とした約350店舗が登録し、フードロス削減に寄与する仕組みが循環している。
また、藤沢市でも食品ロス削減の取り組みを推進しており、家庭でどうしても食品ロスが発生してしまった場合のために、キエーロ・コンポスト容器や家庭用電動生ごみ処理機の購入にあたって助成制度を設ける等、環境に配慮した取り組みを行っている。
本連携協定では、藤沢市における食品ロス削減及びフードシェアリングへの市民意識の向上を図ることを目的としており、相互に協力してTABETEを活用した食品ロスの削減ならびに啓発等に取り組んでいくという。
具体的な役割分担としては以下の通り。
〔株式会社コークッキング〕
- 飲食店への周知
- 協力飲食店で使用するコラボ用PRツール等、本連携の実施に必要な物品の作成と協力飲食店への配布
- フードシェアリング事業に関する広報・PR活動の実施
- フードシェアリング事業に関する市内での実績等の情報提供 など
〔藤沢市〕
- 飲食店への周知
- フードシェアリングを含めた食品ロス削減の取組の広報・PR活動 など
「フードロス削減」は、SDGs目標のNo.12「持続可能な消費と生産」(つくる責任つかう責任)の一環としても位置づけられており、日本政府によるSDGs推進本部が掲げる「SDGsアクションプラン2019」においても、「SDGs実施指針」優先課題として、「食品廃棄物の削減や活用」の一環として「食品ロス削減=フードロス削減」が位置づけられている(https://www.kantei.go.jp/jp/singi/sdgs/pdf/actionplan2019.pdf)。
SDGsに掲げられているから、という理由ではなく、我々人類を含めた地球環境がサステナブルに「より良く」循環するための視点として、ぜひTABETEを通じた「食の有効活用」に参加してみてはいかがでしょう。
以下、リリース内容となります。