記事の要点
・令和2年1月19日(日)、日本中の漁業関係者が集まるイベント『第二回漁業エキスポ』が開催される@茅場町(東京都中央区)
・企画・運営は、漁業関係者向け交流サイト「漁師コミュニティ」や、漁業業界に特化したオープンイノベーションプラットフォーム「FOIP(フォイップ:Fisheries Open Innovation Project)」を公開する株式会社Salt。
・漁業関係者による水産物の紹介やベンチャー・スタートアップ企業による最新テクノロジーの紹介など、漁業に関わる様々なステークホルダーの取り組みをPRできる場として開催される。
LoveTechポイント
これまで自然と分断されていた漁業関係者同士を、オンライン上の「漁師コミュニティ」や「FOIP」のみならず、オフラインの場でも実践して直接のコミュニケーションを創出している点が、LoveTechだと感じます。
漁業エキスポを通じて、業界全体が少しでも盛り上がることを期待します。
編集部コメント
令和2年1月19日(日)、日本中の漁業関係者が集まるイベントが開催される。
その名も『漁業エキスポ』。今回で第二回目の開催となる。
https://www.fisheries-expo.com/
現在、漁業や水産業に関するイベントのほとんどが、一般消費者向けか地域に限定したお祭りのいずれかとなっており、地域をまたいだ漁業関係者向けの展示会・交流イベントは、ほとんど存在しないのが現状と言える。
一方、当メディアでもこれまでFishTech関連の会社ニュースを複数発信してきた通り、世の中には漁業を支援する様々な先進的取り組みやプロダクトがあり、業界横断的な情報交換と交流の場が、もっと必要だと感じる。
ex)2019.12.17に報じた救難デバイス「yobimori」開発のnanoFreaks社は、2020年春のサービス開始に向け、複数のエンジェル投資家等からの出資を発表している。
[clink url=”https://lovetech-media.com/news/social/20191217yobimori/”]
「漁業エキスポ」とは、そのような背景のもと、漁業関係者による水産物の紹介やベンチャー・スタートアップ企業による最新テクノロジーの紹介など、漁業に関わる様々なステークホルダーの取り組みをPRできる場として開催されるものだ。
第一回開催の様子(会場)
普段知り合うことのない様々な地域・職種の人と交流することで、販路開拓を含め、来場者や出展者は、これからのビジネスに活かせるつながり創出を見込めるという。
このイベントを企画するのが、漁業関係者向け交流サイト「漁師コミュニティ」を運営する株式会社Salt。
昨年8月には、漁業業界に特化したオープンイノベーションプラットフォーム「FOIP(フォイップ:Fisheries Open Innovation Project)」を公開した、新進気鋭のFishTechスタートアップだ。
[clink url=”https://lovetech-media.com/news/social/20190809_01/”]
実は昨年開催されたカンファレンス「TechCrunch Tokyo 2019」にて同社がブース出展されていたことから、今回のイベント企画を知り、その想いや取り組みに共感しメディア協賛させていただくこととなった。
株式会社Salt 代表取締役 山口太郎氏
[clink url=”https://lovetech-media.com/eventreport/20191116tcstartupbattle/#MarineTech_bySalt”]
「第一回漁業エキスポ」は2019年5月19日に開催され、参加者200名・ブース出展12団体・スポンサー5社が集まるという盛況ぶり。
漁業者向けスーツ「3KNOT」、海流と漁場推定に関する研究、東北地方の漁業人材確保に 関する取り組み、千葉県鋸南町における真鯛養殖、津本式究極の血抜きなど、様々な新製品 や先進的な研究が展示され、刺激になったとの声が多数寄せられたという。
第一回開催の様子(産地と消費者をつなぐアプリ「SAKAMA」)
第一回開催の様子(ニチモウの新製品「3KNOT」)
第一回開催の様子(仲卸の目利き文化を伝える「東京築地目利き協会」)
開催概要は以下の通り。
【開催概要】
- 日時:2020年1月19日14時〜17時
- 場所:FinGATE KAYABA1階
東京都中央区日本橋茅場町一丁目8番1号(茅場町駅徒歩1分)- 内容:ブース出展・参加者同士の交流会
- 対象者:漁師・市場関係者・水産会社等、漁業・水産業に関係する産業に従事されている方
漁業に関心のある一般の方- 参加費:無料
- 持ち物:名刺(お持ちであれば)
- 参加方法:ご参加頂くにあたって事前申し込みは必要ありません。当日にそのまま現地へお越しください。
当日はLoveTech Mediaも、メディアスポンサーとして会場ブースを取材している予定だ。
漁業や食の未来に興味のある方は、ぜひ当日の会場でお会いしましょう!
以下、イベント詳細ページとなります。