記事の要点
・サステナブルやSDGsをテーマにした新感覚ショップ「Sustainable Think.(サスティナブルシンク)」が2021年3月12日に有楽町マルイ、4月3日に名古屋パルコに、それぞれオープン。
・サステナブルな商品の販売だけではなく、サステナブルな素材を開発する工場・メーカーなどが、コンセプト作成や商品開発からローンチ、店頭販売までを一括で行える「ラボショップ」としてコンセプトももっている。
・現在、Sustainable Think. で商品を展開するのは、HERALBONY、Camino、MODECO、Our EARTH Project、Paper Parade、colourloop、東京卵日和、ダウンズタウンの7ブランド。
LoveTechポイント
サステナブル素材などによる商品の販売だけでなく、工場やメーカーを巻き込んで実験的でコンセプチュアルな商品開発も含めた機能をもっている点が、LoveTechだと感じます。
日本では特に、「サステナブルっていいよね」という空気はあるものの、それが直接の購買へと結びつきにくい状況もあることから、Sustainable Think.のような物理的なショップによる啓発の意味は大きいのではないかと感じています。
編集部コメント
サステナブルやSDGsをテーマにした新感覚ショップ「Sustainable Think.(サスティナブルシンク)」が2021年3月12日に有楽町マルイ、4月3日に名古屋パルコに、それぞれオープンした。
Sustainable Think. とは、紙と印刷の可能性を探るデザイン会社・株式会社ペーパーパレード、ファッションデザイナーのササキハルキ氏 、株式会社Intersectionの3社が立ち上げた、サステナブルやSDGsを感じ・考え・購入できる新感覚のコンセプトショップ。
考え学びながら「みんなに紹介したい」「買って応援したい」「好きな人にプレゼントしたい」と思える、社会や地球環境に配慮した商品を展開している。
現在、Sustainable Think. で商品を展開するのは、HERALBONY、Camino、MODECO、Our EARTH Project、Paper Parade、colourloop、東京卵日和、ダウンズタウンの8ブランド。
このようなサステナブルな商品の販売だけではなく、一種の「ラボショップ」としての機能も併せ持っている。
つまり、サステナブルな素材を開発する工場・メーカーなどが、コンセプト作成や商品開発からローンチ、店頭販売までを一括で行えるコンセプトをもっているということだ。
昨今、「サステナブル」、「持続可能な」という言葉をよく耳にするようになり、それをうたった商品やサービスも多く、企業だけでなく、消費者からの関心の高さが伺える。
一方で、それだけでは消費者、特に日本の消費者は継続的な購入をしないという側面もあると感じる。
今回のSustainable Think.のような、実際に目で見て手に触れる空間の登場によって、環境問題やSDGsに考慮した商品の根源的な価値を啓発できるのか。
今後のマクロトレンドの変化を注視していきたい。