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規格外ぶどうでウエットティッシュ製造。ファーメンステーションと中国銀行らがアップサイクル連携

2021 5/18
食/地域/環境
LoveTechMedia編集部

記事の要点

・株式会社ファーメンステーションと株式会社中国銀行が、岡山県赤磐地域の地域事業者と協力して、岡山県赤磐産の「規格外ぶどう」を原料とした天然由来成分99%の「岡山・赤磐産ぶどうのウエットティッシュ」商品化を発表。

 

・商品に利用するエタノールの精製後に出来る「発酵粕」は、製造拠点のある岩手県の産卵鶏の飼料として利用。

 

・本事業は、ファーメンステーションがSDGsの実現や循環型社会を目指す企業と連携して、食品・飲料工場の製造過程等で出る副産物や食品残渣などの未利用資源を、 新しい価値あるアップサイクル製品へと変える共創事業「未利用資源再生・循環パートナーシップ」の一環。

LoveTechポイント

コロナ禍の時世において、エタノール付きのウェットティッシュは必需品の一つ。

ニーズのあるところに技術を活用してアップサイクル商品として展開できるのは、サーキュラー・エコノミーに向けた循環設計として一つのあるべき姿であり、LoveTechな取り組みだと感じます。

編集部コメント

ファーメンステーションと中国銀行が、岡山県赤磐地域の「規格外ぶどう」から作る発酵アルコールを配合したウエットティッシュの商品化を発表した。完成は2021年9月で予定されている。

 

ファーメンステーションといえば、未利用資源を再生・循環させる社会を構築する研究開発型ベンチャー企業。独自の発酵・蒸留技術でエタノールやサステナブルな化粧品原料などを開発・製造している。

 

技術概要については、以下の記事もご参照いただきたい。

[clink url=”https://lovetech-media.com/news/social/20210316_01fermenstation/”]

 

そんな同社では、SDGsの実現や循環型社会を目指す企業と連携して、食品・飲料工場の製造過程等で出る副産物や食品残渣などの未利用資源を、 新しい価値あるアップサイクル製品へと変える共創事業「未利用資源再生・循環パートナーシップ」にも取り組んでいる。

 

例えば、アサヒグループとJR東日本グループが製造する「シードル」の醸造工程から発生する「りんごの搾り残渣」や、ANAグループが取り扱う流通過程で規格外となったバナナを発酵・蒸留し、エタノールを精製して、アロマ製品や除菌ウエットティッシュなどを製造・販売している。

 

今年3月には、象印マホービンと炊飯ジャーを開発する際に炊飯試験で炊いたごはんを原料に酵アルコール(エタノール)を精製し、天然由来成分99%の「試食ごはんの除菌ウエットティッシュ」として商品化する取り組みも発表した。

写真左)お米とりんごの除菌ウエットティッシュ、写真中央)お米とバナナの除菌ウエットティッシュ、写真左)試食ごはんの除菌ウエットティッシュ

 

 

今回の取り組みは、そんな未利用資源再生・循環パートナーシップの一環であり、岡山県赤磐市地域おこし協力隊の戸田洋美氏の呼びかけに応える形で、中国銀行ほか地域の事業者を巻き込んで実現したという流れだ。

岡山県赤磐産のぶどう。今回のウエットティッシュで仕様するエタノールは、規格外等を理由にやむなく廃棄されていたぶどうを原料にしている

 

「岡山・赤磐産ぶどうのウエットティッシュ」(2021年9月完成予定)。パッケージのデザインには赤磐市在住のアーティストが参加している( ※写真のパッケージデザインはイメージのため、変更になる可能性があるとのこと)

 

 

ちなみに、商品に利用するエタノールの精製後に出来る「発酵粕」は、製造拠点のある岩手県の産卵鶏の飼料として利用されていることから、ファーメンステーションの事業全体としてのサーキュラー・エコノミー実現が設計されている。

 

コロナ禍の時世において、エタノール付きのウェットティッシュは必需品の一つ。ニーズのあるところに技術を活用してアップサイクル商品として展開できるのは、サーキュラー・エコノミーに向けた循環設計として一つのあるべき姿だと感じる。

 

飼料や肥料などでは収益化が難しい食品残渣のアップサイクルアプローチとして、ファーメンステーションの技術は大きな可能性があるのではないだろうか。

 

食/地域/環境
LoveTech アップサイクル サーキュラー・エコノミー ラブテック 株式会社ファーメンステーション 株式会社中国銀行

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