農業ベンチャーのファミリーツリーが資金調達発表。AI専門家・島本佳紀氏からの出資でIoT事業を加速

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記事の要点

・果樹農家の経営課題の解決に取り組むスタートアップ、ファミリーツリー株式会社が、AI専門家の島本佳紀氏からの資金調達(金額非公開)、および株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」での1950万の資金調達実施を発表。

 

・今回の資金調達と合わせて、クラウドファンディングMakuakeにて、山梨県産極上マスカットのオーナーになれるクラウドファンディングも開始。

 

・同社が提供する「ファミリーツリー」は、ユーザーが一本の果樹のマイクロオーナーとなり、年一回収穫した果物や加工物がもらえる他、農業体験や果樹の成長レポートなどの特典を受けることのできるサービス。

LoveTechポイント

マイクロオーナー制度にすることで、圃場等のメンテナンスにかかる負担を大幅に低減させ、その上で農業に関わることの楽しさを感じることができる点が、LoveTechだと感じます。

1本の木に対する関係人口を増やす取り組みとして、今後の動きを注視していきたいと思います。

編集部コメント

果樹園のマイクロオーナーサービスにより果樹農家の経営課題の解決に取り組むスタートアップ、ファミリーツリーが、AI専門家の島本佳紀氏からの資金調達(金額非公開)と、株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で1950万の資金調達を実施したことを発表した。

 

同社は、「おいしいも、たのしいも、うれしいも。ツリーのオーナーになってたくさんのことを収穫しよう。」をコンセプトに、果樹園のマイクロオーナーになれるサービス「ファミリーツリー」を提供している。

 

一言で表現すると、「一本のくだものの木の成長を見守る」というのだ。

 

マイクロオーナーに登録すると、細かい運用作業をすることなく、月1回の農業見学や肥料撒きや摘花・摘果といった間引き作業、収穫などの農業体験に参加することができる。もちろん収穫の際には、プロの農家がアドバイスをしてくれる。

 

収穫した果物の他に、ジュースなどの加工品も届けられ、収穫が多かった場合はプレゼント配送も可能となっている。

 

このように毎月、オーナーとなった木の成長レポートが届くので、農園に行けないとしても、成長を見守ることができるのだ。

 

現在の契約農家は4件、みかんと次郎柿の木のオーナーになることができ、料金はともに1本2,5000円/年間 (税抜き)。料金にはサービスの利用料、送料、栽培管理料がすべて含まれている。

 

 

要するに、木1本からスタートできるシェアリングエコノミー・サービスというわけだ。

 

同社では今回の資金調達に併せて、「Makuake」にて、山梨県産極上シャインマスカットのオーナーになれるクラウドファンディングも開始している。

ぶどうの名産地として名高い山梨市牧丘地域の農家と共に始める取り組み。品質への強いこだわりをもった農家がつくるぶどうを通して、土地の魅力を多くの人へ伝える

 

今後は、農業のIoT化を推進し、オーナー同士が果物を交換できる二次流通コミュニティの構築や、農家と地域の繋がりを活かした観光や移住への事業拡大等を目指すという。

 

特に今回出資をした島本氏が、AnyTechの創業者であり、AIを使った水質判定ツール「DeepLiquid」の開発者でもあることから、IoT事業化の加速が期待できるだろう。

 

マイクロオーナー制度にすることで、圃場等のメンテナンスにかかる負担を大幅に低減させ、その上で農業に関わることの楽しさを感じることができるLoveTechなサービスだ。

 

1本の木に対する関係人口を増やす取り組みとして、今後の動きを注視していきたい。

 

LoveTechMedia編集部

「”愛”に寄りテクノロジー」という切り口で、社会課題を中心に、人々をエンパワメントするようなサービスやプロダクトを発信しています。

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