グローバル × サステイナブルがテーマの事業共創プログラム「SUITz」がリリース。スポンサー企業募集開始

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記事の要点

・国内外の豊富なスタートアップ関係者とのネットワークをもつ株式会社アドライトが、「グローバル × サステイナブル」をテーマとする事業共創プログラム「SUITz(読み方:スーツ)」のリリースと、1stバッチのスポンサー企業募集開始を発表。

 

・同プログラムでは、日本と諸外国間におけるビジネス経験や、投資・EXIT実績を有するVCや著名アクセラレーター機関のメンバー等を召喚。1stバッチでは、「食物・食料・農林水産業」「カーボンリサイクル・マテリアル産業」「資源循環関連産業」の3領域が対象となる。

 

・11月末までスポンサー企業の募集期間(10/14〜11/30、スポンサー企業向け説明会は10/27開催予定)。その後、各社の求めるスタートアップ像を協議した上で、1月中旬より欧米・国内スタートアップの開拓と募集をスタート。2月下旬の選考会を経て採択された10〜15社程度のスタートアップとのピッチ&マッチングセッションを実施する流れ。

編集部コメント

「グローバル × サステイナブル」をテーマとする事業共創プログラム「SUITz(読み方:スーツ)」がスタートする。

 

国内企業と日欧米スタートアップ企業を巻き込み、Batch毎に絞り込まれたテーマに準拠して、次世代サステイナブル技術をもつスタートアップ企業のスカウティングからマッチング、協業までのブリッジングと支援を行っていくという。

 

主幹企業は、国内外の豊富なスタートアップ関係者とのネットワークをもつ株式会社アドライト。大手企業とスタートアップ等とのオープンイノベーションや新規事業開発支援を生業とする企業である。LoveTech Mediaでも以前、同社主催のFoodTechイベントを取材している。

 

ちなみにSUITzという名称は「a SUstainable & Innovative Tale into our future “Z”」の略であり、「『未来に向けた、最上級<Z>の持続可能で革新的な物語』を創る」のほか、「SUIT(フィットするスタートアップとのマッチング)」といった意味が込められているという。

 

 

ここ数年で、メディアを中心にSDGsやESG、サーキュラー・エコノミーといった言葉が日本国内でも大いに注目されており、企業の事業戦略策定において無視できない存在となってきている。米モーニングスター社の発表によると、ESGをテーマに世界の主要上場企業等へ投資する「サステイナブル・ファンド」は、2021年第1四半期に210億米ドル超えを記録。これは前年比(104億米ドル)の2倍以上で、2019年第1四半期比では約5倍にのぼっている。

 

また米モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル社算出のACWI指数を見ても、ESGやSRI特化型投資ファンド指数はコロナ禍以降も続伸。同社は、2013年5月から2020年11月までの期中パフォーマンス上位銘柄について検証した結果、当該期間中の利益成長率が年率換算で2.89%と、その他の銘柄群と比べて最も高い点を記録していると指摘している。

 

我が国でも、菅前政権が2020年10月に「2050年脱炭素社会の実現」を掲げており、また民間領域においてもESG重視のスタートアップエコシステム構築に向けたVCファンド「MPower Partners Fund L.P.」が設立されるなど、その機運は間違いなく高まっていると言えるだろう。

 

一方で、企業からは「サステイナブル領域での具体的打ち手が乏しい」「社内のアセットではカバーが難しいため共創にて実現したいが、有望スタートアップと出会えない」「協業もなかなか実現しない」という声が目立つのが状況だと、アドライトは指摘する。

 

このような課題に対応すべく企画されたプログラムが「SUITz」というわけだ。

 

同プログラムでは、日本と諸外国間におけるビジネス経験や、投資・EXIT実績を有するVCや著名アクセラレーター機関のメンバー等を召喚しており、以下の3軸を中心に事業共創を支援していくという。※プランにより提供範囲が異なる

 

  • Tier1スタートアップ関係者との緊密なコネクションによる有望スタートアップネットワークをプログラムに提供(欧米中心。一部日本)
  • 日本×欧州×米国スタートアップでの経営実績や実務支援に精通したメンバーが、目利きと関係値により精度の高いマッチングを実現
  • 異国間でのビジネス経験やオープンイノベーション実績を有するメンバーが両社間のファシリテーションに入り、協業まで伴走

 

第一弾となる1stバッチでは、経済産業省が昨年12月に発表した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」を参考にまとめた14領域の中から、隣接するテーマとして「食物・食料・農林水産業」「カーボンリサイクル・マテリアル産業」「資源循環関連産業」の3領域が対象となる。

 

プログラムスケジュールは以下の通り

 

日程 スケジュール
11月30日 スポンサー企業募集締切
12月中 スポンサー企業各社と求めるスタートアップ像を協議
1月中旬 欧米・国内スタートアップ募集・リクルーティング開始
2月下旬 選考会経て採択スタートアップ決定
3月上旬 ピッチ&マッチングセッション(オンライン)Day1:米国/日本、Day 2:欧州
3月下旬 スポンサー企業・採択スタートアップのフォローアップ
4月〜6月 事業共創期間
※プラチナプランを申し込んだスポンサー企業に限り、アドライトによるスタートアップとのPoC等に向けた事業共創の伴走支援が提供される
※プログラム終了後も継続して事業共創を進めてOK

 

まずは11月末までスポンサー企業の募集期間となっており、その後、各社の求めるスタートアップ像を協議した上で、1月中旬より欧米・国内スタートアップの開拓と募集をスタート。2月下旬の選考会を経て採択された10〜15社程度のスタートアップとのピッチ&マッチングセッションを実施する流れとなる。

※ピッチ&マッチングセッションは採択スタートアップ、スポンサー企業(ゴールドスポンサー以上)それぞれが行う予定

 

10月27日(水)17:00よりスポンサー企業募集説明会が行われるとのことで、国内外スタートアップとサステイナブル­­領域での協業・連携を目指したい事業会社の方は、参加してみてはいかがだろうか。

 

《パートナー企業募集要項》

  • 対象:国内外スタートアップとサステイナブル­­領域での協業・連携を目指したい事業会社
  • 募集期間:2021年10月14日(木)〜11月30日(火)

※募集社数に限りあり
※スポンサープランは「シルバープラン」「プラチナプラン」「ゴールドプラン」の3種が用意されており、提供範囲がそれぞれ異なる

 

《チームメンバー》

株式会社アドライト
代表取締役 木村 忠昭

大学院卒業後、大手監査法人に入社し、株式公開支援業務に従事。2008年、イノベーション共創を手掛ける株式会社アドライトを創業。合わせて国内スタートアップ企業へ社外役員就任によるハンズオン支援を行い、うち5社が上場を果たす。アジアやアメリカの海外スタートアップ企業の支援にも積極的で、これまでに20社以上の投資育成を行いうち3社が買収される。これら国内外スタートアップの知見やネットワークを活かし、大手企業のオープンイノベーションにおける一気通貫での事業化支援を得意とする。主要な国立/私立大学との産学連携プロジェクトの支援実績も豊富。東京大学経済学部経済学科、東京大学大学院経済学研究科修士課程卒業。
カバー地域:日本・アメリカ(一部)・欧州(一部)

株式会社アドライト
パートナー 熊谷 伸栄

日米在住。三菱UFJモルガンスタンレー証券(旧国際証券)に入社。その後、リーマンブラザーズ証券、HSBC証券にて投資銀⾏業務に従事、複数の主幹事IPO実績およびM&A実績を誇る。2003年に国内フードベンチャーの準創業メンバーとして参画。2007年より日本アジア投資にてファンド運用責任者としてハンズオン投資を⼿掛ける。また、⽶シリコンバレーのS/W開発企業にて社外取締役を経験。その他シードスタートアップの社外オブザーバー。2010年、Wildcard Incubatorの創業マネージングパートナーとして、国内外スタートアップのアーリーフェーズの実務ハンズオン支援を数多く⼿掛け、うち1社はRed Herring Asia 2019を受賞。2016年以降、北⽶を中⼼にフードテック・アグリテック領域を中心に活動。
カバー地域:日本・アメリカ

株式会社アドライト
ディレクター 佐藤 奈津紀

建設機械のメーカー、実用番組を扱うCATV局でウェブディレクション、デザイナーとして従事後、新規事業に特化したコンサルティングファームにジョイン。のちに400万UU規模となるIT・スタートアップメディアの立ち上げや編集長ポジション、セキュリティ、PR・マーケティング案件等BtoBからBtoCまで幅広く携わる。2017年アドライトに参画。
カバー地域:日本

Shizen Capital
Managing Partner 
Mark Bivens
シリコンバレー生まれ育ち。起業家としてシリコンバレーにて複数のスタートアップ企業を設立、うち Birdview Technologies を Constellation Software に売却。その後、フランスで15年間ベンチャーキャピタリストとして活動、IPO・M&Aにて豊富なエグジット実績を保有。現在は、東京にてShizen Capitalの運営に従事。ノースウェスタン大学電気工学修士、ケロッグ経営大学院修士MBA
カバー地域:日本・アメリカ・フランスを中心とするヨーロッパ全般

PDIE Group
Founder/CEO Christian Schmitz

大学卒業後、バイエルに入社。その後、BASFにてグローバルでのマネジメントおよび開発プロジェクトに従事し、ヘンケルのマーケティングディレクター、ドイツの家具ブランドhülstaの日本カントリーマネージャーを歴任。2009年より、ブティックコンサルティングファーム Aventaを設立し、多数の日本企業および外資系企業にへの経営コンサルティングを実施。また、ソーシャルメディアベンチャー企業Quchyに参画し、複数のスタートアップ投資を実行。ブロックチェーンプラットフォームを提供するRice Exchangeにて、CMOおよびアジア責任者を務める。
カバー地域:日本・ドイツを中心とするヨーロッパ全般

Hackers/Founders
Founder & CEO Jonathan Nelson

米Hackers and Foundersの創業者。2008年に同社を創業し、北米シリコンバレーを本拠としながら、世界中のテック系起業家やスタートアップの巨大コミュニティを成功裏に築き上げて現在に至る。米シリコンバレーのトップVCや連続起業家といった一流ビジネスコミュニティにおいても認知される重鎮的な人物の一人。
その他、スタンフォード大学をはじめ、世界中の起業家を対象とする各種講義等をも積極的に手掛けている。
※同氏は米シリコンバレーのアドバイザーとして本プログラムに協力予定
カバー地域:アメリカ

 

LoveTechMedia編集部

「”愛”に寄りテクノロジー」という切り口で、社会課題を中心に、人々をエンパワメントするようなサービスやプロダクトを発信しています。

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