LoveTech Media編集部コメント
2016年には障害者差別解消法が施行、2018年には障害者雇用率引き上げなどの社会背景を受け、障害者の採用活動が重要課題となっており、障害者自身や障害者雇用への配慮やPRをする機運が確実に醸成されてきている。
しかし、公的機関における障害者雇用の水増し問題をはじめとし、障害者の採用活動に難航する企業や自治体が多いのが実情だ。
企業が障害者の法定雇用率を満たしていない理由として最も多く挙げられるのが、「適する業務がない」となっている(参照:株式会社エムステージ サンポナビ「障害者雇用の実態や意識についてのアンケート調査」)。
今回、国内素材点数3,600万点以上を保有するプラットフォームで27万人以上の写真・イラストクリエイターに強みを持つPIXTAと、ユニバーサルマナーのプロ講師やユニバーサルデザインのソリューションに強みを持つミライロが手を組み、障害者を雇用した企業の従業員向け研修資料で使用できる正しいサポートイメージ素材の提供を目指すこととなった。
障害者に対しての理解不足や偏ったイメージが先行し、その結果として障害者にとって適する業務がないと考える企業が増えているとすれば、ビジュアルイメージを伝えるPIXTAが率先して障害者のリアルを伝え、社会のイメージを変えていく必要があるとの課題意識からスタートしたプロジェクトである。
人の認知は視覚情報からがもっとも効果的で影響力がある。
クリエイターのためのオフラインのユニバーサルマナー講座も実施するとのことで、今回の共同プロジェクトを機に、障害者へのより一層の理解向上につながれば幸いだ。
以下、リリース内容となります。
リリース概要
ピクスタ株式会社が運営する、写真・イラスト・動画・音楽素材のマーケットプレイス「PIXTA(ピクスタ)」と、障害のある当事者の視点を活かし、ユニバーサルデザインを提案する株式会社ミライロ(大阪府大阪市 代表取締役社長:垣内俊哉、以下「ミライロ」)は、共同して「働く障害者のイメージ素材」を制作いたします。
近年、改正障害者雇用促進法の施行や雇用率の見直しにより、企業や自治体において、障害者への配慮やPRをする機会が増大しています。その一方で、障害者がビジネスの現場で活躍するイメージの写真・イラスト素材が不足しているという背景を受け、本取組みを実施いたします。
素材制作にあたっては、PIXTAクリエイターを対象に、ミライロの「ユニバーサルマナー」講座を2018年12月9日(日)に実施し、障害に関する正しい知識や社会で求められる素材についての理解を深めます。その上で素材を制作、ミライロによる監修を受けた後、PIXTA上で2019年2月頃に販売を開始する予定です。
本取組みにより、障害者雇用に課題感のある企業や自治体が、時代ニーズに合った正しい素材を安心して購入・活用できる機会を増やしていきます。
「働く障害者のイメージ素材」共同制作の背景
2016年には障害者差別解消法が施行、2018年には障害者雇用率引き上げなどの社会背景を受け、障害者の採用活動が重要課題となっています。しかし、公的機関における障害者雇用の水増し問題をはじめとし、障害者の採用活動に難航する企業や自治体が多いのが実情です。企業が障害者の法定雇用率を満たしていない理由として最も多く挙げられるのが、「適する業務がない」となっています。(※1)
現状PIXTA上で販売中の障害者に関する素材は、介護を受けるイメージ素材が中心となっており、障害者がビジネスの現場で活躍するイメージを企業や自治体に提供できていなかった事実があります。障害者に対しての理解不足や偏ったイメージが先行した結果、障害者にとって適する業務がないと考える企業が増えているとすれば、ビジュアルイメージを伝えるPIXTAが率先して障害者のリアルを伝え、社会のイメージを変えていく一助になりたいと考えています。
また、正しい知識と監修のもと素材を制作することで、採用活動で使用できるポジティブなイメージ素材や、障害者を雇用した企業の従業員向け研修資料で使用できる正しいサポートイメージ素材の提供が可能となり、障害者雇用の促進の一助になると考えています。
こうした背景を受け、国内素材点数3,600万点以上を保有するプラットフォーム、27万人以上の写真・イラストクリエイターに強みを持つPIXTAと、ユニバーサルマナーのプロ講師やユニバーサルデザインのソリューションに強みを持つミライロが共同し、時代ニーズにマッチした、安心して購入できる素材を制作することとなりました。
(※1)参照:株式会社エムステージ サンポナビ「障害者雇用の実態や意識についてのアンケート調査」
プロジェクト概要
1.「クリエイターのためのユニバーサルマナー講座」実施
▼当日のコンテンツ概要
日 時 | 2018年12月9日(日)13:30〜16:00 ※13:00開場 |
会 場 | ピクスタ株式会社 東京都渋谷区渋谷2-12-19 東建インターナショナルビル5F |
内 容 |
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登壇者 | 岸田 奈美(株式会社ミライロ) 関西学院大学人間福祉学部社会起業学科在学中の2010年、同社の創業メンバーとして加入。高齢者や障害者への向き合い方「ユニバーサルマナー」の講師ならびに、広報部長としてPR業務やライティング業務などを広く担う。2018年、「ママ、死にたいなら死んでもいいよ(致知出版社)」を同社で講師を務める母と共同執筆。 |
申込み | 右記イベントページよりお申込みください。URL:https://pixta.jp/channel/?p=31988 |
2. イラスト素材の制作開始、ミライロ監修の「写真素材撮影会」実施(2019年1月予定)
3. 厳選された素材を「日本ユニバーサルマナー協会監修素材」としてPIXTA特設ページにて販売(2019年2月予定)
今後の展望
障害者のイキイキと充実した人生や活躍する姿を、写真・イラスト素材を通して伝え、障害者雇用をポジティブに捉えられる企業や自治体を増やすことに貢献していきます。
また、ピクスタの理念である「才能をつなぎ、世界をポジティブにする」は採用方針としても生きています。個人の意思を会社理念の実現につなげ、どんな立場の人でも才能や能力を発揮できる組織を作ることを大切にしており、オープンでフラットな採用活動を通じて、今後障害者の採用にも積極的に取り組んでまいります。
株式会社ミライロについて
株式会社ミライロは、障害を価値に変える「バリアバリュー」を理念とし、ユニバーサルデザインのコンサルティング事業を展開しています。施設や建物の設計コンサルティング、高齢者や障害者への向き合い方を学ぶ「ユニバーサルマナー検定」、障害者専門の調査サービス「ミライロ・リサーチ」、バリアフリー地図アプリ「Bmaps(ビーマップ)」の企画開発などを行っています。2018年、Japan Venture Awards2018 最高位「経済産業大臣賞」を受賞しました。
PIXTAについて
「PIXTA」はプロ・アマチュア問わず誰もが自ら制作した写真・イラスト・動画・音楽をインターネット上で売買できるデジタル素材のマーケットプレイスとして2006年5月に開設されました。あらゆるジャンル、媒体のクリエイティブを支える豊富なイメージ画像・動画・音楽を取り揃え、日本を中心に、アジア各国の生活・文化にそった豊富なアジア素材が特徴です。 現在は、英語、簡体字、繁体字、タイ語、韓国語に対応し、アジアのクリエイティブ制作分野の人々から高い支持を受けています。
PIXTA 日本語版 / 英語版 / 中国語簡体字版 / 中国語繁体字版 / タイ語版 / 韓国語版
※決済対応通貨:日本円、USドル、台湾ドル、タイバーツ、韓国ウォン
■ピクスタ株式会社 会社概要社 名:ピクスタ株式会社 (東証マザーズ:3416)
設 立:2005年8月25日
所在地:東京都渋谷区渋谷2−12−19 東建インターナショナルビル5F
TEL:03-5774-2692 FAX:03-5774-2695
資本金:310,036千円(2018年9月末時点)
代表取締役社長:古俣 大介
URL:https://pixta.co.jp/
事業内容:デジタル素材のオンラインマーケットプレイス「PIXTA」の運営
出張撮影マッチングサービス「fotowa」の運営
芸術家支援プラットフォーム「mecelo」の運営
支 店:日商匹克斯塔圖庫股份有限公司台湾分公司(英文名:PIXTA INC. TAIWAN BRANCH)
子会社:スナップマート株式会社
Topic Images Inc.
PIXTA ASIA PTE. LTD.
PIXTA (THAILAND) CO., LTD.
PIXTA VIETNAM CO., LTD.
■ 取材に関するお問い合わせ
ピクスタ株式会社 担当:小林、塚田
TEL:03-5774-2692 FAX:03-5774-2695
MAIL:pr@pixta.co.jp