視覚障害者がうめきた駅を案内、JR西日本アイデア公募でPLAYERS案が優秀賞

福祉

LoveTech Media編集部コメント

「やさしさから やさしさが生まれる社会の実現」をビジョンに、社会が抱える様々な問題に対してIT含め様々な手段でアプローチし、解決へと導くために活動している”超”プロボノ集団「PLAYERS」。

 

これまでLove Tech Mediaでもなんども取材させていただいてきたイノベーション集団である。

 

今回、このPlayersが西日本旅客鉄道株式会社が主催するサービスアイデア公募「UMEKITA INNOVATION CHALLENGE」において優秀賞を受賞した。

 

応募テーマ「『ニッポンのゲートウェイ』である『(仮称)うめきた(大阪)地下駅』において、今までに無い『未来感』を感じ、お客様が『わくわく』するサービス」に対し、「BLIND ATTENDANT」という新サービス構想を応募・発表した。

 

視覚障害者に、活躍の場として「うめきたの案内員」になってもらい、VIBLOを活用した「道案内」はもちろん、LINE BOT を活用した「オススメの飲食店」や「電車の乗換え時間」の情報提供など、駅利用客のさまざまな要望に応えていくという。

 

VIBLOとは、昨年発表されたPlayers起案プロダクトである点字ブロックプロダクト「VIBLO by &HAND」のことである。

 

点字ブロックに LINE Beacon を内蔵した「VIBLOブロック」、「LINEアプリ」、オープンイヤーヘッドセット「Xperia EarDuo」を活用し、視覚障害者の移動を音声でサポートしてくれる。

 

まさに、与えつつ与えられる、give-giveの精神が詰まったサービスである。

 

多くの人は「障害者は何もできない」と思っていると思われ、また障害当事者もそう思っている人がたくさんいるであろうことから、BLIND ATTENDANTは既存の価値観をアップデートする力を持っていると期待している

 

以下、リリース内容となります。

リリース概要

 一般社団法人PLAYERS(以下、PLAYERS)は西日本旅客鉄道株式会社(以下、JR西日本)が主催する、(仮称)うめきた(大阪)地下駅 サービスアイデア公募「UMEKITA INNOVATION CHALLENGE」において、「BLIND ATTENDANT」を応募し、優秀賞を受賞いたしました。

「UMEKITA INNOVATION CHALLENGE」について 

 JR西日本は2023年春に開業予定の(仮称)うめきた(大阪)地下駅を、2018年3月に公開した「JR西日本技術ビジョン」の具体化に挑戦する未来駅と位置づけました。様々なパートナーの方々とつながり、技術の活用によって、お客様お一人おひとりに合わせたシームレスできめ細かいサービスの提供を新しい駅で目指しています。このたび、株式会社Aが運営するオープンイノベーションプラットフォーム「Wemake(ウィーメイク)」を活用し、2018年11月よりアイデアを募集してきました。今後は受賞テーマに対する実現可能性の検証なども踏まえ、2023年春に開業を予定している「(仮称)うめきた(大阪)地下駅」での「JR西日本技術ビジョン」の具体化に挑戦していきます。

募集テーマ:「ニッポンのゲートウェイ」である「(仮称)うめきた(大阪)地下駅」において、今までに無い「未来感」を感じ、お客様が「わくわく」するサービス
募集期間 : 2018年11月15日(木曜日)から2019年1月13日(日曜日)まで
選考期間 : 1次選考を経て、2019年3月9日(土曜日)、西日本旅客鉄道株式会社本社にて最終選考会を実施
応募件数 : 236件
Wemake : https://www.wemake.jp/projects/26

「BLIND ATTENDANT ビーコン内蔵展示ブロックで視覚障害者が“うめきた”をご案内」について

 視覚障害者の多くは一人での外出、特に初めての場所や遠出に不安や困難を抱えており、外出を諦めてしまうことも少なくなく、視覚障害者の移動を支援する「点字ブロック」も、十分に機能しているとは言えません。また、自分ができること・得意とすることで社会に貢献したいと思っても、活躍の場や働き先の選択肢が少ない状況にあります。一方、鉄道事業会社は、障害者対応へのニーズが高まり対応を迫られていますが、障害者に関する知識やスキルが十分ではなく、現在の「声かけ・サポート」運動の仕組みでは限界があります。
 「2020年 東京オリパラ」「2025年 大阪万博」に向けてダイバーシティがより一層加速していく中で、これらの課題をインフラ「VIBLO by &HAND」とサービス「BLIND ATTENDANT」にて、解決へと導きます。

インフラ:「VIBLO by &HAND」ビーコン内蔵点字ブロックで視覚障害者の移動を音声でサポート

 点字ブロックに LINE Beacon を内蔵した「VIBLOブロック」、「LINEアプリ」、オープンイヤーヘッドセット「Xperia EarDuo」を活用し、視覚障害者の移動を音声でサポートします。

サービス:「BLIND ATTENDANT」VIBLO を活用して視覚障害者が“うめきた”をご案内

 視覚障害者の活躍の場として「うめきたの案内員」になっていただきます。VIBLOを活用した「道案内」はもちろん、LINE BOT を活用した「オススメの飲食店」や「電車の乗換え時間」の情報提供など、お客様のさまざまな要望にお応えします。

※プレゼン共有サービス「SilideShare」にて「応募資料」「参考配布資料」を閲覧・ダウンロードいただけます。
● 応募資料 https://www.slideshare.net/atiektakizawa/blind-attendantumekita-innovation-challenge
● 参考配布資料 https://www.slideshare.net/atiektakizawa/blind-attendant

視覚障害者より「BLIND ATTENDANT」へのコメント

  • 視覚障害者にとって安全な移動は大きな課題で、社会参加の妨げとなっています。使い慣れたLINEを利用して、初めての駅でも安全に移動ができれば外出機会も増えます。また、BLIND ATTENDANTとして健常者の道案内やお店をご紹介できれば、「社会の役に立てている自信」が持て、障害者のQOLにつながると思います。実現が楽しみです。
  • 多くの人は「障害者は何もできない」と思っていると思います。そして、障害当事者もそう思っている人がたくさんいます。今回のBLIND ATTENDANTで「目からウロコ体験」をしていただきましょう! そして、「今までの価値観を壊すことで広がる新しい世界」を、みんなで楽しみましょう!
  • 健常者は目に入った情報をもとに歩いていると思いますが、視覚障害者は「頭の中に描いた地図」で歩いています。視覚情報が得られない分、細かい所まで地図が頭に入っていることがあります。意外と視覚障害者はガイド役に向いているのかもしれませんね。
  • 障害者はサポートされる側が多く、サポートする側に回る機会はほとんどありません。BLIND ATTENDANTが実現したら、「自分も人の役にたてる!」と実感できる良い機会になると思います。
  • 視覚障害者には、一人で外出したくてもさまざまな不安を抱えて外出できない人が多いです。私も、その一人です。点字ブロックが行く方向を教えてくれる安心感。困ったらLINEでサポートを受けられる安心感。このサービスが実現したら、私たちの世界は大きく広がるのです。

一般社団法人PLAYERS

「一緒になってワクワクし 世の中の問題に立ち向かう」をスローガンとした、多様なプロフェッショナルからなるコ・クリエーションチーム。社会が抱える様々な問題に対し、当事者との共創ワークショップを通じて、リサーチ・アイディエーション・プロトタイピングをアジャイルで実行します。また、ヴィジョンに共感いただいた企業と連携し、社会実装を推進することで、問題を解決へと導きます。
https://www.players.or.jp/

&HAND / アンドハンド

LINEなどを活用し、身体的な不安や困難を抱えた人と、それを手助けしたい人をマッチングし、サポート行動を後押しするサービスです。ヴィジョン「やさしさから やさしさが生まれる社会」に共感いただいた企業・団体と連携し、社会実装を推進しています。
http://www.andhand-project.com/

 これまでに実施した実証実験
 2019年3月 首都圏駅 実証実験(PLAYERS・JR東日本・ケアフィット・ソニーモバイルコミュニケーションズ)
 2019年2・3月 福岡実証実験(DNPなど)
 2019年1月 新宿駅 実証実験(DNP)
 2018年8月 大阪駅 実証実験(DNP・JR西日本など)
 2017年12月 メトロ銀座線 実証実験(DNP・メトロ・LINE・PLAYERS)
 2016年1月 鉄道博物館 実証実験(PLAYERS)

▼JR西日本 ニュースリリース
「(仮称)うめきた(大阪)地下駅 サービスアイデア公募『UMEKITA INNOVATION CHALLENGE』結果発表のお知らせ」
https://www.westjr.co.jp/press/article/2019/03/page_13951.html

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