医療・創薬AIなど開発するNAM、抗がん剤副作用を予測する遺伝子検査キットを発売開始

医療/福祉

LoveTech Media編集部コメント

最先端の科学技術を医療に応用することを目指し、医療AIの開発・応用やゲノム解析・創薬AIなどの事業展開を進める株式会社NAMが、「抗がん剤の副作用を予測する遺伝子検査キット」を発売開始する。

 

背景にあるのは、「ゲノム医療」遺伝子検査システムへの公的医療保険適用開始がある。

 

昨今増え続けるがんの発症に対し、日本でも今年5月29日に、中央社会保険医療協議会(厚生労働相の諮問機関)の総会を通じて、患者のがん細胞の遺伝子変異を調べて最適な薬を選ぶ「がんゲノム医療」の遺伝子検査システムに公的医療保険が適用になったわけだ。

 

そもそもがんの治療は、がんに対しての効果が高く、できるだけ体への負担が少なくそれぞれの患者の生活の質(QOL)を下げないような治療を行えるように研究が進められ、新たな治療法や薬も開発されてきている。

 

しかし、手術、放射線治療、抗がん剤治療などの薬物療法等の治療は、がんへの効果を期待する一方で、薬の種類や個人差によって様々な副作用が生じる。

 

アレルギー反応、骨髄抑制、嘔吐、便秘、口内炎、貧血、出血傾向等、副作用症状との戦いが長期化するケースも多く、これらの副作用を懸念して抗がん剤治療を断念する患者も多数いる。

 

今回発表された検査をすることで、抗がん剤投与前に、その方が発症する可能性のある副作用の種類と強さを予測でき、抗がん剤投与前の患者の不安を少しでも和らげることができる可能性がある。

 

具体的には、薬を使う前にゲノム検査を行い、その人の体質によって重篤な副作用を発症する可能性を調べる。検査の結果によって、副作用が出にくい人ではその薬で治療を行うことが推奨され、逆に副作用が出やすい人では、量を調節して治療を行うことがある。

 

他社様の既存の検査では、UGT1A1遺伝子多型判定のみだが、今回のNAM社による検査では、エビデンスのある遺伝子10個(CYP3A4* 1B, CYP3A5* 3, ABCB1, ERCC1, DPYD, MTHFR, TYMS,XRCC1, GSTP1等)を検査することで、抗がん剤の副作用の強さと種類を予測する。

価格は$900 USD (レートにて変動:日本円で約9万円)で販売している。

 

今後の治療方針を検討しているがん患者およびそのご家族にとっての、選択肢に寄り添う情報として広く認知されることを願っている。

 

以下、リリース内容となります。

リリース概要

株式会社NAM(本社:東京都中央区、代表取締役:中野 哲平)は、令和元年6月より抗がん剤の副作用を予測する遺伝子検査キットを発売開始いたします。NAM社が提携しているクリニックや弊社のウェブサイトからご購入頂けます。自社の最先端の人工知能と医療技術を活かして、全世界に良質な医療サービスを展開する企業を目指します。

商品概要

商品名:抗がん剤の副作用を予測する遺伝子検査キット
価格:$900 USD (レートにて変動:日本円で約9万円)
2019年6月6日より販売開始
公式サイト:https://nam-health.com/

サービス背景

2018年のがん死亡数予測は、約37万9千900人(男性22万3千人、女性15万7千人)です。ついに日本でも、患者のがん細胞の遺伝子変異を調べて、最適な薬を選ぶ「がんゲノム医療」の遺伝子検査システムに公的医療保険が適用になりました。がんゲノム医療時代の幕開けであり、検査の可能性と限界を理解し、日本でもこの医療技術を着実に発展させる必要があります。

抗がん剤治療の副作用について

 がんの治療は、がんに対しての効果が高く、できるだけ体への負担が少なくそれぞれの患者さんの生活の質(QOL)を下げないような治療を行えるように研究がすすめられ、新たな治療法や薬も開発されてきています。しかし、手術、放射線治療、抗がん剤治療などの薬物療法等の治療は、がんへの効果を期待するという良い面だけではありません。たとえば、抗がん剤治療では、薬の種類によって様々な副作用があります。また、副作用の出方に個人差もあります。アレルギー反応、骨髄抑制、嘔吐、便秘、口内炎、貧血、出血傾向などです。
 抗がん剤治療は、治療期間が長く、1回の治療ごとに繰り返される副作用症状との戦いです。それらの副作用を懸念し、抗がん剤治療を断念する患者が多数いらっしゃいます。今回、我々は患者の遺伝子を事前に検査をすることで、抗がん剤投与前に、その方が発症する可能性のある副作用の種類と強さを予測しています。抗がん剤投与前の患者様の不安を少しでも和らげることができる可能性があります。

遺伝子検査と検査項目について

 我々は、ゲノム検査を用いて、患者様の抗がん剤の副作用の重症度を予測いたします。薬を使う前にゲノム検査を行い、その人の体質によって重篤な副作用を発症する可能性を調べます。検査の結果によって、副作用が出にくい人ではその薬で治療を行うことが推奨されます。副作用が出やすい人では、量を調節して治療を行うことがあります。
 他社様の既存の検査では、UGT1A1遺伝子多型判定のみです。今回の我々の検査は、エビデンスのある遺伝子10個(CYP3A4* 1B, CYP3A5* 3, ABCB1, ERCC1, DPYD, MTHFR, TYMS,XRCC1, GSTP1等)を検査することで、抗がん剤の副作用の強さと種類を予測します。

詳しくはウェブをご覧ください。( https://nam-health.com/ ) 

会社概要

会社名 :株式会社NAM
代表者 :代表取締役 中野哲平
所在地 :〒104-0061 東京都中央区日本橋3-2-14
設立  :2017年10月04日
事業内容:医療、創薬に特化した人工知能の開発、ブロックチェーンによるデータ管理
資本金 :1000万円 (資本準備金も含む)
URL  : https://nam-inc.jp/

■株式会社NAMについて
ヘルスケア分野に深層学習技術、ブロックチェーン技術を応用するために2017年創業。医療機関が生み出す様々なデータを利活用するために、ブロックチェーンによる改ざん不能なデータの管理、貯蓄された生データから医療AIを開発、応用を行なっています。ヘルスケアにイノベーションを起こすことを目指しています。
GINZA SIXで展開している高精度の遺伝子検査サービス「NAMヘルスラボ」や、石垣島徳洲会と連携し医療過疎地でのAI応用を模索、NNVIDIA社のプログラムにてパートナーと認定されることで深層学習技術の開発を進めています。

■自社URL
○ 株式会社NAM: https://nam-inc.jp/
○ NAM ヘルスラボ: https://nam-health.com/
○ 緊急性の症状診断ドクターQ: 
        LINE版: https://line.me/R/ti/p/%40ffn3774n
        Telegram版: https://t.me/DoctorQbot

■参考URL
○ 未踏IT人材発掘・育成事業:2016年度採択プロジェクト概要(代表: 中野PJ)
https://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/2016/gaiyou_f-2.html

○ 未踏アドバンスト事業:2017年度採択プロジェクト概要(代表: 中野PJ)
https://www.ipa.go.jp/jinzai/advanced/2017/gaiyou_o-1.html

○ 医療のシゴト、AI味方に スタートアップが効率化  (日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24712960V11C17A2TJE000/

○ NAM、AIで健康相談 医師紹介や予約も (日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23984470Y7A121C1X11000/

○ 体調の緊急性を判断できるチャットボット「ドクターQ」 (Yahooニュース)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181112-00000017-ascii-sci

○ 慶應医学部発AI&ブロックチェーン企業の株式会社NAMが、NVIDIAの「Inception Program」パートナー企業に認定
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000032681.html

○ 石垣島徳洲会病院で実証実験 (徳洲会新聞)
https://www.tokushukai.or.jp/media/newspaper/1149/article-12.php

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