記事の要点
・株式会社Kazamidoriが、4月9日から国産有機野菜でつくった離乳食ブランド「土と根」の正式販売を開始。
・「土と根」は、全国から厳選した国産有機野菜のみをつかった冷凍キューブ型の離乳食。原材料は全国50件以上の農家から厳選した有機野菜のみを使用していることに加え、家庭の冷凍庫では実現できない急速冷凍技術によって採れたての美味しさを実現している。
・同社のミッションは、「将来の可能性を拡げる幼少期の学びをデザインする」。子どもの健全な成長には、親御さんや養育者のストレスフリーな状態が必要で、そのためにも子育ての悩みとしてあがりやすい食の悩みに取り組む。
LoveTechポイント
急速冷凍技術によって野菜本来の美味しさをキープしながら、必要な量だけ使いやすい冷凍キューブという形を採用した「土と根」の離乳食。
親御さんにとってのストレスフリーな環境をつくり、子どもの健全な成長をサポートするという強いミッションがあってこそ実現したLoveTechな商品だと思います。
編集部コメント
株式会社Kazamidoriが、4月9日から国産有機野菜でつくった離乳食ブランド「土と根」の正式販売を開始した。
国が定める有機JASマーク(※)を取得した農家の野菜のみをつかった、完全無添加の「冷凍キューブ型」離乳食である。
※有機JASマークとは、有機JAS規格を満たす農産物などに付されるもの。農薬や化学肥料を使っていないのはもちろんのこと、 種植えの2年以上前から畑への農薬などの使用をしていないことや、 遺伝子組み換えされていないことなど、非常に厳しい規定があり、全作物の0.2%ほどにしか認定が与えられていないとも言われる希少性が高いマークである
昨年7月に、ストレスフリーな「子育ち環境」を整えるために同製品のクラウドファンディングが実施され、そこでの先行販売と後続の試作品販売をあわせて、約3600食が1か月で完売したというから驚きだ。
画像引用:CAMPFIREのプロジェクトページ(2019年7月29日〜2019年9月15日実施)
子育て環境ではなく「子育ち環境」?と気になった人もいるかもしれない。
これは、最近の保育業界で主流となっている考え方。子どもに何か“教え”を与えるのではなく、子どもの主体的な行動に対して養育者がサポートする環境をつくることが重要との考えに立脚するものだ。
この「子育ち」が家庭内で保証されるには、親御さんにとってストレスフリーな状態が望ましい。
Kazamidoriは「将来の可能性を拡げる幼少期の学びをデザインする」をミッションに掲げており、親の自己実現と子どもの成長を両立するために、子育ての悩みとしてあげられがちな「食」の悩み解決に挑戦しているという。
※Kazamidori代表取締役社長・久保直生氏のnote記事を参照
「土と根」は完全無添加であることに加え、家庭の冷凍庫では実現できない「急速冷凍技術」によって、採れたての美味しさを実現している。
どういうことか。
一般的な家庭用冷凍庫での冷凍は「緩慢冷凍」と呼ばれ、凍結の際に氷が大きな結晶をつくって食材の組織を壊す。結果として解凍時に、壊れた部分から食材の旨みや栄養が逃げてしまうので、味・品質が低下してしまうのだ。
一方「急速冷凍」であれば、食材の組織内に小さな氷の結晶が形成されるため、組織を壊すことなく凍結が可能となる。味覚形成の上で大切な時期である離乳食期に、野菜そのままの美味しさを届けることができるというわけだ。
画像引用:「土と根」ホームページより
食べ方もいたってシンプル。必要なキューブ数(1つ10g)をお皿に入れて、レンジで温めるだけ。
レンジの解凍でそのまま美味しい野菜ペーストが出来上がるので、野菜の皮むきや火入れ、裏ごし等の手順を短縮することができるのもありがたいところだ。
なお今回の正式販売にあわせて、顧客から要望があがっていたギフトセットの販売も開始。通常の離乳食4種セットに加え、ギフト専用のポストカードとオリジナルギフトボックスが用意されている。
https://tsuchitone.com/pages/buy
離乳食が始まるのは生後5~6か月頃。ハーフバースデーのギフト等を探している方は検討してみてはどうだろう?
「食べていただけなかったら全額返金」という方針にも、Kazamidoriの自社製品への強い誇りが感じられる。
以下、リリース内容となります。