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冷凍技術からフードロス解消をめざす。特殊冷凍シェアリングシステム第一弾を長野県豊丘村に展開

2020 5/29
食/地域/環境
LoveTechMedia編集部

記事の要点

・特殊冷凍 × ITで食品流通の課題解決を目指す専門商社・デイブレイク株式会社が、特殊冷凍の“シェアリングシステム”構築を開始。生産者の近くに加工場を設けることで、フードロス削減と高品質な鮮度維持の両立を加速させる。

 

・第一弾となるのは、長野県豊丘村のシェアリングファクトリー。2020年8月にオープンさせる計画であり、サクランボやぶどう、リンゴなど、果物のロスを活用したフローズンフルーツの加工を順次開始する予定。

 

・5月30日から、このシェアリングシステム展開促進のためのクラウドファンディングもスタート。支援者へのリターンとして、フローズンフルーツの提供や長野県豊丘村の体験コースなどを用意しており、支援金はシェアリングシステムの展開資金に活用する予定。

LoveTechポイント

私たちが想像する以上に、多くの食品が「規格外」として廃棄されてしまっています。

だからこそ今回の取り組みは、これまで無駄なものとして扱われていた食材に価値を見出し商品化を進めるという、まさにサーキュラー・エコノミーを体現するLoveTechなプロジェクトだと言えます。

編集部コメント

特殊冷凍 × ITで食品流通の課題解決を目指す専門商社・デイブレイク株式会社が、特殊冷凍の“シェアリングシステム”構築に着手する。

 

特殊冷凍とは、言い換えると「急速凍結技術」のこと。

 

従来の冷凍技術は、一般の家庭用冷凍庫を代表とする「エアーブラスト方式(空気凍結)」が主流なのだが、これだと凍結が起こる-1℃~-5℃(最大氷結晶生成温度帯)へ達するまでに相当の時間がかかるので、食品の細胞を傷つける形で凍らせることになる。破損した細胞内の水分が氷の結晶になり、解凍時にそこから旨味や味覚成分、栄養等も一緒に流れ出てしまうので、どうしても味が落ちてしまうのだ。比較的高い温度でゆっくりと凍結するので「緩慢凍結」と言われている。

 

これに対し、この最大氷結晶生成温度帯に達するまでの時間をなるべく短くするのが「急速凍結」。

急速冷凍並びに緩慢凍結の凍結曲線の比較(一般社団法人日本冷凍食品協会 冷凍食品Q&A Q7より)

 

およそ30分以内で-1℃~-5℃にすることができれば、細胞を壊すことなく冷凍することが可能となるので、解凍しても品質を落とすことなく元の美味しさを復元することができることになる。

凍結方法での細胞比較(一般社団法人日本冷凍食品協会 冷凍食品Q&A Q7より)

 

デイブレイクが扱っている「特殊冷凍技術」とは、このように、食品の鮮度を保ちながら冷凍する技術のことを示す。

 

同社は「特殊冷凍テクノロジーでフードロスを解決する」をミッションとして掲げており、生産者および食品事業者が抱える課題を特殊冷凍ソリューションによって解決してきた。

品川区天王洲アイルには、複数メーカーの特殊冷凍機を並べたショールームを構えている。実際の機械を見るだけでなく、これまでの導入事例やデイブレイクが保有するデータをもとにした、実践的な活用方法も案内している

 

また、フードロスの果物を活用したフローズンフルーツ『HenoHeno』を2019年春に販売開始し、規格外のロスほか、台風や新型コロナウイルス感染拡大により行き場を失った食材の救出にも取り組んでいる。

 

このたび着手される特殊冷凍の「シェアリングシステム」は、このフードロス削減事業の活性化を図る取り組みであり、生産者の近くに加工場を設けることで、フードロス削減と高品質な鮮度維持の両立を加速させるという。これまで無駄なものとして扱われていた食材に価値を見出し商品化を進めるという、まさにサーキュラー・エコノミーを体現する取り組みと言えるだろう。

 

第一弾となるのは、長野県豊丘村のシェアリングファクトリー。2020年8月にオープンさせる計画で進めている。

 

ファクトリーは、今年4月に地域おこし協力隊が開業した南信州クリエイション株式会社により運営され、そこにデイブレイクが冷凍ノウハウおよび商品の販売経路を提供するという座組になっている。8月オープン後は、サクランボやぶどう、リンゴなど、果物のロスを活用したフローズンフルーツの加工を順次開始する計画だという。

 

5月30日からは、このシェアリングシステム展開促進のためのクラウドファンディングもスタート。支援者へのリターンとして、フローズンフルーツの提供や長野県豊丘村の体験コースなどを用意しており、支援金はシェアリングシステムの展開資金に活用するとしている。

 

「フードロスのない世界へ。今から出来ること。未来へのバトンを繋げて行くプロジェクト」

 

・URL:https://camp-fire.jp/projects/view/282957

・開催期間:2020年5月30日(土)~2020年6月30日(火)

・目標金額:2,000,000円

・リターン:
熊本県産、福島県産、山形県産、石垣島産、長野県産、のフルーツセット(5,000円~)
長野県豊丘村日帰りバーベキューコース(50,000円~)
商品企画体験(1,000,000円) ほか

 

なお、今後はこの特殊冷凍シェアリングシステムの全国展開を計画しており、現時点では「3年以内に50拠点の設置」を目標としているという。

 

いちごなら摘みたて、魚なら獲れたて。美味しいものが、一番美味しい状態で手元に届く。

 

そんな物流の未来も、案外遠くないかもしれない。

 

以下、リリース内容となります。

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食/地域/環境
FoodTech HenoHeno LoveTech デイブレイク株式会社 ラブテック 冷凍

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