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世界のソーシャル・グッド領域で活用されるAIが人々を救う 〜AI/SUM Report 9

2019 5/05
イベントレポート 食/地域/環境
長岡武司
目次

ビル&メリンダ・ゲイツ財団の活動紹介

 ビル&メリンダ・ゲイツ財団は、「ALL LIVES HAVE EQUAL VALUE(あらゆる生命の価値は等しい)」という思想のもと、マイクロソフト会長のビル・ゲイツ氏と妻のメリンダ氏によって、2000年に創設された世界最大の慈善基金団体である。

 4つのコンセプトをベースに活動を進めている。

  • ENSURE MORE CHILDREN AND YOUNG PEOPLE SURVIVE AND THRIVE(より多くの子供たちと若い人たちが生き残り、成功するようにする)
  • EMPOWER THE POOREST ESPECIALLY WOMEN AND GIRLS, TO TRANSFORM THEIR LIVES(生活を変えるために、特に貧しい女性と少女をエンパワーする)
  • COMBAT INFECTIOUS DISEASES THAT PARTICULARLY AFFECT THE POOREST(特に貧困層に影響を与える感染症をやっつける)
  • INSPIRE PEOPLE TO TAKE ACTION TO CHANGE THE WORLD(世界を変えるために行動を起こそうとする人々を奮い立たせる)

そしてこれらを実現するべく、同財団ではAIのようなデジタルテクノロジーの変革力に大いに頼っているという。

M-Pesa(ケニアのキャッシュレス・モバイルマネーサービス)

“what extreme poverty really means is that no matter how hard you work, you’re trapped. You can’t get out. Your efforts barely matter. You’ve been left behind by those who could lift you up.”

「極度の貧困が本当に意味するもの。それは、あなたがどれほど懸命に働いても、出られないということです。閉じ込められてしまいます。あなたの努力はほとんど問題ではなく、あなたをリフトアップできる人々によって取り残されました。」

(メリンダ・ゲイツ “The Moment of Lift – How Empowering Women Changes the World” 2019)

 世界では、実に8億もの人々が「極度の貧困」に陥っている中で、ケニアにおける「M-Pesa」普及の事例が面白い。

 M-Pesaとは、携帯電話で送金・出金・支払ができるキャッシュレス・モバイルマネーサービスである。公共料金や教育費の支払い、給料の受け取りから融資まで、携帯電話一つでできてしまうというインフラである。ケニア人の93%に普及しており、GDPの半分近くを処理しているという。

 今まで銀行口座を作ることができず、故に融資を受けることもできないでいたが層が、このM-Pesaによって融資対象になる。あるケニアの女性は50ドルの融資をマイクロファイナンスから受けることにより、村から出て、家族を食べさせていけるようになったという。

 キャッシュレス・モバイルマネーがファイナンシャル・インクルージョン(金融包摂)を増やすという、素晴らしい事例である。

アフリカにおけるデジタル・ヘルス・サービス

 アフリカは世界の病気の25%を占めているが、医療従事者は世界の3%しかいない。つまり、医療を受けたくとも、物理的に困難な状況なのである。

 そんな中、ここでもテクノロジーの活用が状況を打破する。この写真の女性は、医療の現場最前線で活躍する看護師たちであるが、彼女たちはスマホを通じてスキルアップをし、例え見たことのない症状でも、スマホに入力することで治療方法を確認することができるようになった。

 教育格差に起因する医療格差の是正に、非常に有効的だという。

次ページ:登壇3者によるパネルディスカッション

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この記事を書いた人

長岡武司のアバター 長岡武司

LoveTech Media編集長。映像制作会社・国産ERPパッケージのコンサルタント・婚活コンサルタント/澤口珠子のマネジメント責任者を経て、2018年11月にあいテクテク株式会社創業。愛に寄り添うテクノロジーの切り口で事業を展開。一児の父。

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