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子どもの笑顔につながる保育コミュニケーションをデザインする「キッズリー」《前編》

2018 9/27
インタビュー 育児/教育
長岡武司
目次

友人の死から学んだ、子どもに対する母親の深い愛情

--まずはキッズリー立ち上げに至るまでの経緯について教えてください。

森脇潤一(以下、森脇氏):もともと僕は、広告会社で営業の仕事をしていました。忙しいながらも楽しくやっていたのですが、クライアントの事業をサポートしていくなかで、本当に自信を持って世の中に提供するサービスを自分自身で作りたいと考えるようになりました。

そんな中、リクルートに「New RING(ニューリング)」という、従業員が新規事業を創造して自社事業として展開できるコンテストがある事を知り、このコンテストにチャレンジしたくて、リクルートへ転職しました。

 

--もともとは「保育」というよりは「新規事業創出」ありきの転職だったんですね?

森脇氏:そうなんです。転職をした数ヶ月後のことなのですが、僕の同世代の友人が亡くなりまして、それが今の事業に至る最初のきっかけでした。

3歳のお子さんのママで、家族ぐるみでお付き合いをしていた方です。脳腫瘍で2年以上の闘病生活をされていたのですが、同世代の友人がどんどん衰弱して行くのをそばで見ていて、正直ショックでした。でも同時に、人生を精一杯全うしようとする彼女の姿勢を、客観的に学ぼうともしていました。そこで「家族の絆の大切さ」を改めて感じたんです。

 

--なぜそう感じられたのですか?

森脇氏:亡くなった後に見つかったのですが、奥様が子どもについて書いた日記がありました。脳腫瘍で手もほとんど動かない状況なのですが、読めるか読めないかくらいの字で、毎日亡くなる直前まで丁寧に書かれていたんです。その事実を目の当たりにして、子どもに対する母親の深い愛情を感じましたね。

例えば文字だけでなく、子どもがそのへんの公園で拾ってきた落ち葉とか草木とか、もらったら「ありがとー」と言ってすぐに捨ててしまうようなものも、ノートにきれいにセロハンテープで貼っていたんです。男性の僕には、なかなかできないことだなって感じました。

 

--素敵なお話ですね。

森脇氏:でも、旦那さんは仕事で忙しくされていて、そのことを知らなかったんです。奥様が亡くなったあとにその日記が出てきて、とても悔いていました。こんな風に子どもにかける愛情が我が家にもあったんだと。そしてそれを自分が把握していれば、家族への接し方ももっと変わっただろうと。

でも、これはどこのご家庭にも同じようなことが言えるだろうと思いました。今回はたまたま闘病と死の事実があったから浮き彫りになっただけのことで、僕にも同じことが言えるだろうなって。

そんな流れから、夫婦は子どもに関する情報や想いを毎日タイムリーに共有するべきであり、それを支えるような仕組みを作りたい、と考えるようになりました。

全国250以上の保育園へのヒアリング

--夫婦間で子ども情報をタイムリーに共有することが大事なのはよくわかりますが、なかなか現実的には難しいですよね。

森脇氏:おっしゃる通りです。

家族SNSみたいなのを作って、毎日投稿し合うという方法もありますけど、お互い忙しい中でなかなか続かないですよね。

何もしなくても子どもの情報がどこかから届くようなインフラってないかなと思っていたところ、保育園に「連絡ノート」というものがあることを知りました。

子どもの保育園での記録が保育士さんによって毎日書かれていて、お母さんもそれに対してコメントすることで、お互いやり取りしている。

これをクラウド化して誰でも見ることができるようになれば、夫婦間でも情報を簡単に共有できるし、遠く離れたおじいちゃんおばあちゃんも孫の様子が把握できる。さらにはそれを見て、お父さんの育児への積極的な参加意欲も創出できる可能性がある。

これが実現したら本当にすばらしい、って当時思いました。

 

--まさに今のキッズリーの仕組みですね。

森脇氏:キッズリーに関しては、2014年のアイデア着想時からほとんどブレないで、ここまでこれています。

複数の友人夫婦にヒアリングしていくと、やはり子どもの情報を知らないお父さんが圧倒的に多かったですね。でも皆さん、知る術があるならちゃんと知りたいともおっしゃるので、「このサービスは絶対にうまく行く」という感覚がつかめました。

保護者だけでは成立しない仕組みなので、保育園サイドにも話を聞きに行きました。

最終的には、全国250以上の保育園へとヒアリングすることになりました。

 

--全国250園以上って、すごいですね!

森脇氏:最初、保育園サイドへのヒアリングは、サービスを使うことで保育士の皆さんの業務負担を減らせます、という説明で進めていきました。保育業界では、保育士がすべて手書きする文化が根強くあったので、それをクラウド化してスマホやタブレットなどのデジタルデバイスで管理していくことで、保育士の業務を減らすという狙いだったんです。

でも実際の現場へ行くと、反応は全然良くなかったんです。手書きではなくなることへの不安や、逆に手間が増えるかもしれない不安。想定外でした。

もっと”本質的なこと”を理解してシステムに落とし込まないと、サービスは導入してもらえないってことに気がついたんです。

次ページ:保育士と保護者の関係性が保育園運営の肝だ、という発見

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インタビュー 育児/教育
LoveTech キッズリー ラブテック 保育 株式会社リクルートマーケティングパートナーズ

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この記事を書いた人

長岡武司のアバター 長岡武司

LoveTech Media編集長。映像制作会社・国産ERPパッケージのコンサルタント・婚活コンサルタント/澤口珠子のマネジメント責任者を経て、2018年11月にあいテクテク株式会社創業。愛に寄り添うテクノロジーの切り口で事業を展開。一児の父。

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